●確執の始まり
そこは薄暗い地下の一室だった。
なにやら物がぶつかり合う音に混じり、声が聞こえる。
じゃらじゃら・・・。ぱちっ。・・・とん。
一瞬、静寂な中に声が響いた。
「それ、ポンよ」
猫頭が言った。
ギロリと竜頭が睨む。
豹頭は無言のまま。
ぱちっ。・・・とん。
時間は静かに流れる。
と、突然、「それじゃあ」
「ロンじゃ!ふぁははは、甘いぞグイン」
ヤンダル・ゾックは勝ち誇った笑い声をあげた。
それを制止してアウラ・シャーは倒れたパイを指さした。
「あら〜、それショーハイよ」
「なあにぃいい!」
ヤンダル・ゾックは目を剥いた。
小刻みに身体をふるわせていたが、やおら立ち上がり叫んだ。
「い、いかさまだっ!グイン、シャー、お前らグルだな。卑怯な!」
冷たい目でアウラ・シャーはヤンダル・ゾックを見上げると、
「どこにそんな証拠があるのかしら?見せて欲しいわ」
「うむっ、それは言いがかりだ」
静かにグインが云う。
ヤンダル・ゾックは恐ろしい形相で二人に飛びかからんばかりだったが、
ぐっとこらえると怒りにふるえながら、
「か、帰る、、、いいか二人とも、この恨みは忘れまいぞ」
そう言い放つとヤンダル・ゾックは地下室を後にした。
この些細な出来事が、とある惑星を舞台に繰り広げられる大抗争の発端であることを知る者は少ない。
アルド・ナリスさえ・・・。
・コメント
麻雀を知らない人には意味不明かも。