戻る 麗しのグイン・サーガへ

英文タイトルの謎

あなたのご意見を聞かせてください。また、他にも何かご存じの場合は教えてください。

 
皆さんご存じの様にグイン・サーガは1巻から英文タイトル(「時の封土」を除く)が付いています。
佐久間弘氏(1993年没)が正伝1巻〜41巻、外伝1巻〜9巻を担当し、
竹原沙織氏が正伝42巻〜最新刊、外伝10〜最新刊を担当しています。

いくつか例に挙げると、

1巻 豹頭の仮面 PERSONA OF PANTHER
31巻 ヤーンの日 JUSTICE OF JARN
50巻 闇の微笑 THE SMILE IN THE SHADOWS
100巻 豹頭王の試練  THE PILGRIMAGE OF THE PANTHER-KING 

の様に、頭韻(太字)を踏むタイトルになっています。

ところが、唯一例外があります。

57巻 ヤーンの星の下に  IN THE JUDGEMENT OF YEAHNE 

が、そうです。
何故、この巻だけが頭韻を踏むタイトルになっていないのか。
YEAHNE は、ヤーン の訳です。

同じヤーンが入っているタイトルに、上記例の31巻「ヤーンの日」が、あります。
とすれば、同様に

57巻 ヤーンの星の下に  IN THE JUDGEMENT OF JARN 

として、頭韻を踏むタイトルに、何故しなかったのか、何か問題があったのか不明です。

SFマガジン1982年12月臨時増刊号(早川書房)で「栗本薫 グイン・サーガの世界」と銘打った特集を行っておりその中に
グイン・サーガ英文タイトル担当を受け持った佐久間弘氏(翻訳家)のエピソードがあり、そこから抜粋引用(太字部分)します。

最近は、電話で邦題(つまり本当の原題)を聞いて、しばらくして、また電話で英字タイトルを喋るなんぞという塩梅で,時には間違いも起こる。
『草原の風雲児』の時がいい例で、小生は「ソーズマン」と言ったはずなのに、印刷は「ソードマン」になっていた。
ま、どっちでもたいして意味に違いがあるわけじゃなく、こだわるほどのことじゃないてすけど、ね。


現在では、電話よりメールが確実でこのような間違いは起こらないだろう。
57巻「ヤーンの星の下に」の発行は1997年、個人にまでメールが普及していたかは微妙です。
真相を知るのは早川書房だけ。本当はどうなんですかね。

 

戻る 麗しのグイン・サーガへ