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歌集

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オルフェオ
詩(8p211)
恋はくせもの、夜にまぎれて、流れ矢のように心を射抜く(8p211)
――そうとも。好きになってしまったものは、しょうがないじゃないか?(21p234)
トートはドールのように公平だ。
王の心にも奴隷の心にも、時ならず訪れる……
台詞(34p128)
女は魔物だ、ドールの魂を、美しい顔の下にかくしもっている。
詩(37p150)
恋はくせもの、夜にまぎれて人の心を盗んでゆく……
《オルフェオ詩篇第十一》より(7p5)
汝は見たり
汝はヤーンの光を見たり
光は汝が頭上にありて我を灼きぬ
永遠なるもの我を導き
泉によりて汝に行かしむ
ああ 汝は光なり
汝はつよき光といなづまの子なり
『酒をことほぐ歌』(38p113)
酔生夢死、これぞ我らの生きざま他になし――
酒よ、わが愁いを知るただ一人の友よ――酔生夢死のこの世なれば、そなたとひと夜ともに過ごさん
飲むほどに、胸に満ちくるわがうれい――世を思うゆえに物、思う、恋は短く夜はさらに
いざ歌え、盃をあげていざ歌え――昏きこの世に別るとも、墓には花は供えじな。
わが墓どころのおくつきに、友よ供えよ一杯の美酒を
『嫉妬にかられ妻を殺害して自殺した将軍ガレリウスの悲惨にして哀切なる物語』(43p277)
 
 
オフィウス
《オクタヴィアの歌》より(14p5)
見よ、三人の女神がやってくる
見よ、エリスの息は炎
ティアの髪は生ける蛇
そしてゾルードの指は憎しみの氷。
見よ、憎悪と不和と死の三姉妹
ゆくところ、人はたおれ
凍れる石となりはてて、ただそこには
永遠の荒野があとにひろがるのだ。
(27p67)
わからぬものこそ男女の仲
(45p232)
ヤーンの時、われにあり
叙事詩『コルヴェイエのクラロン』(48p105)(48p109)
ちまたでは、まだそのような騒ぎにうつつを抜かしているのか?
はるか群衆をはなれ、かのコルヴェイエにきたりしより、
わが心ざわめかすは潮騒のひびきのみ――おろかしきかな野望よ。
おろかしきかな生よ。
われはすべてのよろこびにすぐる魂の平安を得たり

さいわいなるかな、おろかなる者よ。
黒雲かかれるはまもなく迫りくるを知らぬゆえ、
かくは楽しく野に遊び、そなえも知らず風に吹かれる
詩(58p135)
すべての恩讐の彼方に時はまたわれらを結び合わせ給う
(58p254)
ひとはその運命の黙示録を読むいくつかの晩をもつ
詩(58p266)
ヤーンは作りたまい、結びつけたまう
詩(59p64)
帰途はゆく道にくらべてはかどる
『月光のカナン』
オフィウス詩集より「月光のカナン」(65p5)
 月の光に照らされて、われら廃都をさまよえば、ふるきむかしのいにしえの、王や王妃の亡霊が、忘れられたる物語、今宵おん身に告げんとて、そぞろ歩きのうたびとに、姿を見せん、今宵こそ。
 杯をあげよ、舞を舞え――あらわれいでよ、亡霊よ。廃都をいまに呼び戻し、酔い痴れて舞え、つかのまに。今宵の月の消えぬ間に。今宵の月ともろともに。
 月の光に照らされて、いまこそあげよ、杯を。月の光に照らされて、月の下のその下で。月の消えぬ間に。月の魔力の失せぬ間に。


『オフィウス詩集』の『月光のカナン』より(65p144)
月の光に照らされて、われら廃都をさまよえば……ふるきむかしのいにしえの、王や王妃の亡霊が……忘れられたる物語……今宵おん身に告げんとて……そぞろ歩きのうたびとに、姿を見せん、今宵こそ……杯をあげよ、舞を舞え――あらわれいでよ、亡霊よ……廃都をいまに呼び戻し、酔い痴れて舞え、つかのまに……今宵の月の消えぬ間に。今宵の月ともろともに、月の光に照らされて、いまこそあげよ、杯を。――いまこそうたえ、葬りを。いまこそかえれ、いにしえに、月の光に照らされて……月の消えぬ間に。
作品に登場する傲慢な王(65p260)
わが亡き後に世界など滅び去るがよい!
 
シルニウス
「クリスタルの歌」三幕二場より(10p5)
サリアの巫女ルディア 公は神聖なサリアの誓いを破られ、
唯一の愛を佯り語り、花嫁をその手に抱こうとなさいました。
サリアはそれをごらんになり、み手もてその絆を阻まれました。
サリアをたばかる者はサリアの呪いを受けねばなりません。
 
 
 
アントニウス
戯曲「月の王」より(77p5)
見るがいい、月を覆い隠すあのとばりを――
見るまにむけおちてゆくそのおそるべきヴェールを。
あらわれいずるまことの相は、ひとにすべてを告げるだろう。
いまこそ知るだろう、ひとは、月蝕の深き闇のなかに
隠されたる真実のドールの相貌をかいま見、
おののきつつおもてを伏せるだろう。
 
 
 
センデ
(外16p85)
カナンの月よ。カナンの恋の夜よ。――あの娘に伝えておくれ。私の思いを、つれないあの子に伝えておくれ
(外16p110)
カナンに時はうつろいゆき――月影は水に揺れる
 
戯曲・歌劇・詩(作者不明)
「地獄に堕ちた勇者ども」より(79p5)
いまこそさいごのとき 時代は音をたてて
崩れてゆく時のはて すべてを飲み込むハルマゲドン

 天使の角笛響くそのとき 死者たち よみがえる時ぞいま
 天使の角笛が響くとき 死者たち よみがえり 恨みを晴らせ
 ああ…………崩れてゆけ!
劫火抄(84p5)
地の果てのさだめきわむる劫火燃えて
  空に描きし炎の文字よ

人の子の運命のその日なるべしと
  劫火降り来て空あかく燃ゆ

かがやけるほのほの空を焦がしつゝ
  もゆる劫火に蝶の乱舞よ
(87p5)
いまはたゞ昏き河面のトゥオネラに
  白鳥ひとつしゞまに浮かべ

時の河におもひたへなんこゝちして
  あえかに夢にかへり給ふや

なにをかもおもふべきとやうすずみの
  さくらいまだしにびいろのきぬ
銀河抄より(94p5)
逝く春の名残なりけり翔ぶ星の
  銀の尾を引き銀河こえゆく

銀河なるそのはて知らね神人の
  降り立つ見ゆる春の神殿
 
モスの詠唱
わたしゃ船乗り お前は魚よ
モスの海原 ラクダの船で
わたしの黒髪 投網にあんで
お前の心をとらえにゆくよ(外5p45)
マリンカ マリンカ 白い花よ
わたしは草原のマリンカよ
はやく見つけて わたしを摘んで
モスの祭りに髪にさしておくれ(外5p45)
モスよ 万物の父
大地の母なるモスよ
御身は光もて御身の海を育み給う
モスよ アルラーの子
ヘデイウの末裔なるモスよ
御身の海に漁るものは
これみな御身の子
御身の小舟なり
   ――モスの詠唱第十七節 アルディウ・ガウ訳編(11p5)
天空の神なるモスよ。今日召されたいのちをそのもとに引き取らせるべし(101p211)
 
歌集
生の賛歌(外2p112)
つねに闇をを、光でおしわけ、すみずみまでも照らし出す、すべての生命と愛の支配者、ヤヌスにささげる歌
(9p38)
母よ哭くな。父よ嘆くな。われはアイノの乙女とともに、いまこの空に漂って
われは永遠に、永遠に生きるよ。父と母と、生まれ来る子のいのちの中に
それゆえに、母よ泣くな。父よ嘆くな。
わが胸はいつもおん身の上にあり、おん身を守る風となるよ
踊る踊るよ、娘たちは踊る(9p39)
踊る踊るよ、娘たちは踊る。サリアの祭りの歌をうたうよ
遙かなわが家(9p41)
 
サリアの娘(9p41) 歌詞は20p253
君はサリアの愛し娘よ――誰にも恋される金髪の乙女
黄金の髪と青い眼と
サリアのくれたほほえみに
恋をせずにはおられませぬ

風も夕陽も星々さえも
君に恋しているという

サリアの娘よ、清らの乙女
恋をせずにはおれやせぬ
「サリアの娘」より(50p5)
君はサリアの娘 月の光の髪 スミレ色のそのひとみ 誰もあこがれるひと

好きなひとはいるの いまはどこにいるの
忘れないでおくれ わたしがここにいると
誰もが恋するけど 君はわたしのもの

ラララララ ラララララ ラララララララ
みんなが恋している 花のようなほほえみ
きみはサリアの娘 君はわたしのもの
君はわたしのもの……
白鳥の歌(9p52)
ナタール川に白鳥が浮かぶ ナタール川に雪が降る
あれはきっと、むかしに死んだ恋人の、わたしに会いにきたすがただよ
雪よ 降れ白鳥をわたしのもとに来させておくれ
ナタール川に白鳥がうかぶよ ナタール川に白い雪がふるよ
婚礼の歌(9p68)
 
つれなきイリス(9p81) 題名と歌詞の後半(17p186-187)
つれなきイリスよ 雲にかくれ 山の端にかくれてわたしを笑うイリスよ
つれないイリス 青白き夜の女王よ
わが魂を凍らせるその冷たいくちづけよ
月よ、青白いイリスよ――おまえだけが、どこにあってもかわらない

《つれなきイリス》(18p5)
つれなきイリスよ 雲にかくれ
山の端にかくれてわたしを笑うイリスよ
わたしの愛に気づかぬふりで
ゆきすぎる青く無慈悲な麗人よ

 朝はあまりに明るすぎて
 たそがれはあまりに短すぎて
 夜はまたあまりに暗すぎて
 わたしの思いはとどかない

つれないイリス 青白き夜の女王よ
わが魂を凍らせる
その冷たいくちづけよ
わたしのむくろが地に伏すときは
せめていちどの微笑をおくれ
草原地方の童謡(11p238)
天がける大鷲も、ウィレンの山は越えられぬ、
一日千里をかける天馬もウィレンの山は越えられぬ
戦勝の歌(12p185)
 
わが町は戦場の彼方、わが祖国は屍の下(12p185)
 
ドライドンの旗のもとに(12p185)
 
ヴァシャを摘む娘(15p5)(47p236)
モンゴール、母の国
ヴァシャみのるふるさとよ。
砂嵐がふけばニガヨモギがとぶよ
ヴァシャの酒くみかわせば
はるかな夏、思いだすよ。
モンゴール、父の国、
風あらきわがふるさと。
カルラアをたたえる歌(17p155)
カルラアよ、おん身こそ――カルラアよ、永遠に。
カルラアよ。われをみちびきたまえ
ケイロニア賛歌(17p155)
 
恋人は冷たい墓の下に(17p185)
 
ふるさとを遠くはなれて(17p188)
ふるさとを遠くはなれて ただひとり さすらうわれは旅人――
かのおとめ いずくにありや 父母は いかにおわすや
ふるさとを遠くはなれて いくとせの さすらいかさね、われは旅人――
漂泊のひとり寝の夜 夢みるはかのおもかげ
月の女王(外4p175)
 
イリスのソネット(外4p175)
 
はるかな国とおい国(外4p175)
 
ケイロニア・ワルツ(21p204)
恋はやさし北の春のスミレの花咲く丘(21p206)

ケイロニア、北の女王(21p227)
ケイロニア、雪の森よ
七つの丘越えてゆけば
ナタールの暗き流れ
ノルンに注ぐ

ケイロニア、山々と(21p228)
ケイロニア、湖に
神々のすまうところ
古き城のラプランド
ナタール河のほとり(21p204)
 
ファイドーラの歌(22p5)
うつし身の人は知らずや――
かの月の青白き光の中のかなしみを。
人の目ざめぬあかつきの真珠となりておちる滴を。
ドール詠唱歌(28p5)
光は闇の王にして
闇は光の母ならん。
照らす光の真中こそ
最も深き闇ぞかし。
 いまこそてらせ底闇を。
 いまこそてらせぬば玉に。
モンゴール賛歌(33p63)
 
おお、モンゴール、わが祖国(35p172)
 
オーダインから来た娘(35p172)
 
アトラクシア、我らの夢(37p141)
おお、アトラクシア、いつも夢みた国――
ミルテは花咲き、橄欖はそよぐ――
わが夢のいますところ、わが夢のゆきつく国、
アトラクシア、いつか行かん――
アトラクシア、何もかも捨てて悔いはなし……
ドライドンとニンフの夢(38p253)
 
ヤヌスのさだめの歌(43p160)
時はうつり、川は流れ――
うつろいきたる年ごとに、
鳥たちの声、花の色、風のそよぎもかわらねど、人のみさらにとどまらず。
あしたに会いしその人も、ゆうべに消えてあともなく
モンゴールの花うらないの歌「野に咲く花よ 教えておくれ」(47p5)
野に咲くマリニアが知っている あのひと誰を思っているの
野に咲くマリニアは知っている あのひとのほんとの気持
野に咲くマリニアよ 教えておくれ
私だけに こっそり教えておくれ

うそ まこと まこと うそ  あのひとの心
好き きらい きらい 好き  マリニアの花でうらなうの
モンゴールの栄光(47p236)
 
《マルガの湖の恋歌》より(58p5)
マルガの青いみずうみが
しずめた恋のそのゆくえ
誰かわたしにいっておくれ
リリアの冷たいみずうみに
沈んだあのひと どこにいる
湖に花びら流しても
わたしの恋は帰らない
湖に涙をおとしても
青いかがみはうつさない
マルガ マルガ
マルガの恋は湖の底
(58p201)
ヴァラキア女は船乗りにゃ惚れぬ、年に二度しか会えぬゆえ
ふるさとの緑の丘(外16p276)パロの歌
 
緑のケイロン(68p181)(70p21)ケイロニアの国歌とも云える歌
 
リーナに白い服を買ってあげよう(外7p148)クリスタルで流行った歌
 
オフィウスの恋唄(外7p177)ディーンがさいしょに習って、一番好きな歌
 
オフィウスの葬送歌(外7p245)
とくに夜半は過ぎ去りて、月の光もかたぶきぬ。いまはや止めよ恋唄を。伶人たちの楽曲を。恋のふしどの冷めはてて、朝日のいまだ上らざる。はや唄うまじ恋唄を。ただ唄うべし葬いを。恋の終わりの挽歌をば
「ルアー賛歌」より(78p5)
日は沈み、月がのぼり、月が沈み、日はまたさしいずる。
嘆くなかれ、男らよ、日没を。嘆くなかれ、おみならよ、月の没するを。
たとえ夜は夜通し嘆き悲しむとも、さしくる朝日に新しき一日の始まるとき、月は沈み、日はまたさしいずる。そは新しきはじまりなり、よみがえりなり。
「蜃気楼の恋唄」より(85p5)
ふしぎな恋唄のはじまり
生まれる前から知っていたような
あれは夢 それとも 一夜だけのまぼろし
それでもかまわない いまは

愛したのは蜃気楼の魔法(まぼろし)
それでもいい いまはただふたり
まぼろしに酔い痴れて 夢見ていさせて
蜃気楼はいつかきっと
消えてゆくと知っているから
いまだけの夢に溺れて
あああ……あああ……
ヤーンの糸車の歌(86p5)
糸車 まわれ まわれヤーンの糸車
つむげ つむげ ひとの心の錦織り
からからまわれ 糸車
はてなくつむげ 人の世の
さだめの糸の曼荼羅を
まわれ まわれ糸車
まわれ まわれ糸車
サイロンのはやりうた「星が歌った歌」(92p5)
星は歌う、月の歌を
めぐる時を 水の流れを
星は見ている 銀の船を
時の河を旅してゆく イリスの船を
おいで、おいで、時の岸辺においで
星の下で愛し合おう 生命は短く
恋はすぐにうつろうから
歌え 星の歌を 銀の船の上で
恋をいだきながら
月をみつめながら
ラクの歌(96p5)
どこまでも続く砂の波。
どこまでもくりかえす砂の海の波紋。
その向こうから彼はあらわれた。
砂の海の彼方には何があるのだろう。
彼はどこからきたのだろう。
どこへいってしまったのだろう。
誰も知らない。
誰も知らない。
ラクの歌(97p5)
さらさら さらさら 砂が流れる
さらさら さらさら 時も流れる
ひとをのみこみ 月をのみこみ
砂漠のなかで 砂が流れる
白い砂よ ノスフェラスの
砂漠がくれた白い時よ
いのちをわたしにかえしておくれ
正調「出発の杯の歌」(109p5)
杯をあげ、旅に出る
旅立つ前にこの酒を
飲んで別れを告げようか

明日はいずこの街角に
ひと月のちには何処の地か
誰も知らない街角へ
見たこともないあの町へ
今朝わが馬車は旅に出る

友よ覚えていておくれ
風に誘われ旅に出る
前にかわした杯を
二度とかえらぬそのときも
友よ覚えていておくれ
「タイスの四剣士頌」 タイスの吟遊詩人の歌より(111p5)
青の剣士は海の如く深く戦う。
赤の剣士は炎の如く激しく戦う。
黒の剣士は闇の如くひそやかに襲いかかる。
そして白の剣士は……乳色の霧の如く、敵を包み溶かしてしまうそうだ……
かの王国の王の歌える(113p5)
 此処こそは誰にも知られぬわが王国。
 この地こそ、呪われし地獄にしてわが至上の居場所、わが唯一の故郷。
 この地に降り来たるもの、すべての希望をすてよ……
クムの祭りの歌(115p5)
キタにキタラにキタリオン、キタールにパーンの笛、竹で作ったショームの笛………大小さまざまのジャランボン、そして大きな太鼓は大太鼓、小さな太鼓は小太鼓、みんな揃って囃し出す。
(116p182)タイスの水神祭りの時にロイチョイで吟遊詩人が歌っていた
うたげがきわまったところに悲しみが生まれる――頽廃の生み出すものはただものうい倦怠だけ
 
曲集
アルカンドの伝説(34p96)
《カルゴ》甘やかなゆるい舞曲(HB2p258)
《サリュータ》激しく陽気(HB2p258)
パロのワルツ(126p164)
ケイロニア・ワルツ(126p168)
輝けるサイロン(126p168)
身よ七つの丘(126p168)
 

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