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終身雇用制度や年金制度の見直しなどによって、私たちの将来像が非常に描き 難い時代となりました。長期にわたる不況で、会社、国がいままでのように全 てのリスクをとれなくなり、個人もリスクを担う自主性が求められるようにな ったのです。 この新しい状況下で、将来の蓄えも、自らがリスクを負って増やさなければな りません。超低金利の現在、もはや何も考えずに定期預金や郵便貯金にしてお くだけでは資産は増えません。自らがライフスタイルに合わせたマネープラン をたて、各種の金融商品情報を集めて、リスクを判断した上で運用をし、その 結果にすべて自分で責任を負わなければならなくなったのです。また市場が 乱高下する中、リスク分散して資産を守ることも必要です。まさに、個人で あっても自分の資産のファンドマネージャーなのです。 シンプルライフ・オンラインでは、シンプルライフというキーワードで、生き る上で基本になる個人のライフスタイル探しのためのアドバイスや提言を行っ ています。今回はより具体的に、人生にとって重要な資産運用方のひとつを 検討してみます。ご紹介するのは外国為替保証金取引という、少し難しそうな 名前のものです。要はドルやユーロなどの外国為替に関係する金融商品です。 従来は銀行ディーラーなどしか参加できなかったのが、1988年の外為法改正で 個人でも外国為替売買を行えるようになりました。ファンドマネージャーなど の資産運用のプロは、運用方法を多様化してリスクを分散しています。個人で あっても預貯金、債券、株、投資信託、不動産などに続く新しい運用手段とし て外国為替取引の利用法を研究しておく価値があると思います。 しかし、短期の為替取引で儲けようなどと安易に考えることは止めたほうが良 いでしょう。プロのディーラーでも年間を通して儲け続ける人は多くないので す。まして、情報面で圧倒的に不利な個人は決して勝ち逃げはできません。 また、リスクのある金融商品を持っていると、相場動向が気になって本職が手 につかなくなることもあります。これでは本末転倒です。 利用の可能性はいろいろと考えられます。たとえば、ドルやユーロの外貨預金 を持っている人は検討の余地があるかもしれません。外貨預金では円高になっ たら為替の差損が発生します。もし急激な円高が進んで、これ以上為替差損を 増やしたくないと判断したら、外貨預金のリスクヘッジとして円買い・外貨売 りの外国為替保証金取引を行うのです。そして円高の流れが止まったと判断し た段階で逆取引を行い清算するのです。(具体的方法は以下のリンク先をご参照ください) 今までは円高になると為替損益のことが気になった方が案外多いのではないで しょうか。外貨定期預金の場合、途中解約はなかなかできません。外国為替保 証金取引を組み合わせて有効利用できれば、円高になってもリスクが限定され るので心配しなくて良くなるのです。 しかし、ここでも為替取引で儲けてやろうと考えないことがポイントです。 たとえ損しても授業料だ、くらいに考えたほうが良いでしょう。円高や円安が どこまで進むかは誰もわかりません。チャート分析などがよく利用されますが、 過去に起こったことが将来も同じように起こる保証などどこにもないのです。 先が読めないいま、資産運用や将来のキャリアの可能性を決めるために グローバル経済の情報収集は必要不可欠です。そのためには為替動向を知るこ
とが非常に重要です。ぜひこの新しい外国為替保証金取引の説明をきっかけに、グローバル経済 と為替の動くメカニズムを理解するきっかけにしていただければと思います。
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