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真面目、まじめ


2002年はサラリーマン田中耕一さんがノーベル化学賞を受賞され、その自然体 でユニークなキャラクターが癒し系などと言われ、世間の話題になりました。 今回は、彼が重要視している、こつこつと真面目に仕事を行っていくスタイル に注目してみたいと思います。

社会で成功するには、田中さんの行ったような長期間に渡っての仕事の継続が 必要と、誰でも一般論としては解っています。しかし、惰性で続けることはあ るものの、集中力を持ってひとつの仕事を継続するのは容易ではありません。
集中力が継続できないのは、自分の仕事に対して自発性が持てないからです。 そして自発性は本人の持つ目的意識にかかっています。いまの仕事に目的を 見出せ、将来の明るいビジョンが描けないとやる気は湧いてきません。その為 には自分が本当に好きでやりたい仕事に取り組まなければなりません。
しかし、好きでやりたい何かを持っていても、その実践は決して容易ではあり ません。現実的には、色々な事情で不本意な仕事に取り組まざるえない場合が 多いと思います。好きなことを行うなど夢物語と考えてしまいがちです。

実は目的には短期と中長期のものがあり、この二つを同時に目指すことが必要 なのです。中長期目的はライフワーク的テーマになります。短期的目的は日々 こつこつと行う、より現実的な仕事です。多くの方はこの二つを混同してしまい、 やる気の継続が困難になっているのです。
まず中長期の目指すべき目標を明確化し、追求し続けることが人生で成功する 秘訣です。将来像がイメージできれば、現在取り組んでいる不本意な仕事も、 未来の為に行っているという意味感覚が持てるのです。大きな目標を目指す 一方で、目先は現実的な短期目標に取り組んでいくのです。

大きな目標だけを掲げ、結果を直ぐに求めるてしまうから努力が継続できない のです。小さな成功でも、それが積み重なることで自信が持て、知らぬうちに 大きな目標に近づいていくのです。幸せは何も大きな成功を達成した時だけに 感じるものではありません。小さな成功の喜びを知ることが人生を楽しく生き る秘訣でもあるのです。

経済成長期には地道な努力の継続はあまり評価されませんでした。その典型が バブル経済でした。デフレが続く中で真面目が再び注目されるようになってき ました。田中さんのノーベル賞受賞は、まわりに影響されることなく好きな 仕事を継続するという価値観の重要性を私達に思い出させてくれたのです。


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