logomark

Yジェネレーションはシンプルライフ世代?

2004年はYジェネレーションという世代が注目されました。Yジェネレーションは米国での特定世代を指す言葉で1977〜1990年の間に生まれた10歳から24歳までのことです。日本で重なるのが1973〜1980年生まれの団塊ジュニアとポスト団塊ジュニア世代といわれています。

米国同様に日本のこの世代は従来にない色々な特性を持っています。社会が目標を喪失した90年代に育ったので、覚めたクールな感覚が当たり前になっています。以前のような外国文化に対する強い憧れもありません。先進国となった日本で育ちながら、青春時代がずっと不況だったことが彼らのライフスタイル形成に影響を与えていると思われます。

彼らは自らの感性に自信を持っています。物があふれる豊かな時代に生まれたので真に好きなものにはお金を使いますが絶対に妥協をしません。ブランドは嫌いではありませんが極端に追い求めません。個室を与えられて育ったので自分の心地良い空間作りにこだわります。そして人生の選択肢が豊富なことを背景に、生き方や自分らしさに真剣です。
どこかシンプルライフに似たライフルタイルなのです。

彼らは、日本の将来の不安を感覚的に把握している印象があります。
現在の日本経済は主に高度成長期に築かれた富が親世代から子世代に移転されることで支えられている面があるといわれています。フリーターやニートが存在するのもかつての経済成長がもたらした親世代の資産があるから可能なのです。時代の経過とともに今後は移転させる富を持たない層が増加します。過去の遺産を使い果たした日本経済はかつての欧州のように低成長の中、財政赤字が膨張し停滞するという悲観論が盛んに語られています。

個人の収入が伸びない中で、税金や社会保険料を負担しながら地味に暮らすという未来は確実に訪れそうです。しかし収入が少なくても、シンプルライフの基本となるヴァリューフォーマネー、ミニマムを実践し、自分の生きる目的を中心に行動に優先順位をつけることで豊かな生活はできるのです。

いままでは過大な消費の空しさへの気付きとその反省から意識的に発想転換してシンプルを求めていました。日本も低成長時代を10年以上経験しそれが終わらないことを自覚してやっと経済成長と個人の幸せはイコールでないことに多くのひとが気付いたのです。

そしてシンプルな生き方が当たり前な世代が登場してきたのです。
しかしこの世代は将来に不安を持つけれども今の生活に満足している傾向もあるそうです。彼らの今後の課題は今を大切にするとともに将来の戦略を考えることではないでしょうか。
社会での経験を通して自分自身を正しく理解し、無限にある可能性の中から何を選択し、どのように優先順位をつけるかということです。消費生活とともに、自らの人生にも優先順位をつけるのが真のシンプルライフなのです。


リラクゼーション他カテゴリーのページへ戻る
シンプルライフ・オンラインのトップページへ
シンプルライフ・オンラインに掲載している文章などの内容の無断転載を禁じます