SMそして縛りについて
SMそして縛りについて
徒然なるままに
| 第一回−五感−(かつてのHPに書いていたものの採録) |
SMにとって五感とは SMは知的なもの、そして、肉体の全てを使うものと思ってる。 だから、五感というものが重要性を持ってる。 1視覚 五感の第1視覚 男にとって、いや私にとって、SMへのきっかけは昔見たSM雑誌。その中で、喜多玲子氏とか小妻容子氏の生々しい縛りの口絵で女性の持つもう一つの美を見てしまった。だから、視覚というのを大切にしたいと思ってる。ほつれ毛と恍惚感、見えるか見えない下着。 視覚にとって、普段見せない姿をさらけ出す。そのギャップが妙に男の心を刺激する。 縛るときに、素肌で縛るより、着衣の上から縛り、ゆっくりと着ている着衣を乱す。素肌で縛られてるより、不思議に女性は恥かしがり、また、それが体全身に現れる。 ほんのり紅を差した顔、そして、うなじ。ちょっとした相手の変化を見逃してはいけない。 また、視犯というのも大切。 たとえば、向き合って、目の前で盛装の着衣を自分の手でゆっくりと脱がさせる。一言の言葉を発せず。ただ目だけで相手を見つめる。そして、自分の手で最も恥かしいところをさらけ出させる。目だけで女性の羞恥心を刺激する。見られているということでの屈辱感と羞恥心を刺激する。 そして、見える目を見えなくすることも大切。 普段見えてる目を強制的に見えないようにする。見えるものが見えない。恐怖心と不安感が心を支配する。闇の世界での視覚以外の感覚を刺激する。不思議に視覚を封印することで他の感覚が鋭敏になる。これも視覚による行為にほかならない。 ところで、Mの人にとって自分の恥かしい姿を自分で確認するという行為も必要。恥かしい自分を見せられることだけで心に刺激を与えることができる。 普段端正な顔にギャグを噛まされたり、縄目や着衣の乱れを鏡を通して確認させる。目をそむけようとするが強引にでも自分の目にその姿を焼き付けさせる。恥かしがりながら、屈辱感に襲われながら、別の心がそれを快感に変えるもの。 |
2聴覚 五感の第2聴覚 聴覚はイメージの世界。視覚を奪ったときに聴覚の意味は機能する。 見えない目に成り代わり、イメージを作るための重要な感覚になる。そして、現実に見えない以上イメージが広がる。 言葉、音から様々な想像し、イメージを構築すること。また、させること。 沈黙もまた重要なイメージ構築の道具となる。視覚を奪って、沈黙の海に誘う。Mの人にとって、不安、恐れ、恐怖が心の中を支配するかもしれない。そして、Mの人は次の言葉を待っている。期待と不安の入り混じった心で。 イメージ 視覚を奪い、最初の言葉だけ発する。「自分で自分をさらけ出しなさい。さあ、着ている物を脱ぎ捨てて・・・」 後は、ためらいながら、衣擦れだけの音が支配し、完全沈黙。全てをさらけ出させても、言葉を発しない。少し間を置いて、足元で鞭を振る。床に響く鞭の音。 このとき、M女性はどのように感じるのだろうか。 言葉・沈黙・イメージの音、それぞれ上手く間をとることにより心に刺激を与えることができるのでは。 ところで、安いラブホの場合、たまに隣室での女性の満足の声が漏れてくることがある。不思議にその声を聞くとイメージの世界が広がるもの。どんな女性がどのようにされ、どのように満足しているのだろうかと。これも音だけが聞こえてくるのでよりイメージの世界で遊ぶことができる。 |
第3の感覚触覚について 相手を認識する上で空間的距離が最も近いものは触覚の機能である。 自分の肉体と相手の肉体が直接に接する。距離はゼロの状態。 さて、SMでの触覚を語る前に、ノーマルな男女の関係での触覚について少し触れてみることにする。 ある年代になり、異性を意識したとき、まず通常のステップでは、相手の異性の肉体に触れる行為から始まる。手を繋ぐ、キスをする等の行為として。また、ノーマルの性の関係においても、特殊なレイプの状態を除いて、ふれるという行為が行われる。 どうも人間というものは、無意識に相手との距離感をゼロと認識して、直接的な刺激として触覚を意識しているように思えるのだが。そして、心の感情により触れ合った感覚も変化して。 視覚、聴覚と違って相手そのものを知覚する手段としての触覚の意味がある。 単に物と物との触れ合いに過ぎない触角から様々な感覚が生まれる。 たとえばキス、通常食物を取り入れる入り口に過ぎない口が、快楽の感情の入り口になるし、また、乳首にしても自分でさわってるときは特に性的な感情を喚起させないのに、特定の?別の人に触られることで性的な感覚に変わる。 さて、SM的に触覚を考えると鞭、縄等の特殊な道具のよる刺激を考えることができる。特に縄等肉体を拘束させる道具にとって意味を持っている。 物理的には皮膚の圧迫に過ぎないのに、肉体的な苦痛に過ぎないのに特殊な状況ではその感覚がいろんな感情を引き出す。肉体的な圧迫から心への圧迫へ、そしてそれが心の安定感と開放にもつながる。 また、、鞭についても、皮膚への直接的な刺激に過ぎないのに苦痛から快楽への道具となる。 また、擽るという行為についても、本来的には皮膚の刺激に過ぎないのにそれが快楽となる。 全て物体的な直接的な摩擦が、心というフィルターにより様々な感情に変化する。 いろんな直接的な刺激を試してみて、その反応を確かめながら感覚を磨いて欲しいと思う。 |
残り二つの感覚 臭覚 臭覚は特殊な嗜好では意味を持つ。たとえば、汚れた女性の下着に愛着がある場合、また、靴等の特殊な匂いに愛着を持つ場合など。 臭いを通して、その持ち物を持っている人と擬似的な関係を持とうとするからかもしれない。 また、香水とか性的興奮期の女性のある種のフェロモンが放つ臭気は男をどこか刺激するものがある。 女性から見るとどうであろうか。やはり、男独特のフェロモンの臭いを感じているかもしれない。 ただ、あくまでも感覚を刺激するエスプリにはなり得てもどうも主人公の感覚には成り得ないような気がするのだが。 味覚 味覚は人間本能の生存のための空腹を満たす行為の中で存在する。単に物理的な人間の消化器系の働きを助ける機能として。 男と女、性的な関係では直接的には機能しない感覚だと思われる。 |
さて、一応今まで少し人間の持つ外の社会を認識する道具としての五感について触れてみたが、なぜ、技術編の中でまず感覚を取り上げたかについての理由だが、どうもSMというと縛って、鞭を打ち、浣腸して・・・・という、形からの論議に走りがちであるし、そのように錯覚している人が多すぎるのではと思い、確かにそれらの行為もそれなりに意味を持つけど、その背景としての感覚が持つ役割を軽視してはいけないと思い、技術編の導入として五感を取り上げてみた。 SMという行為を知的な行為として捉える場合、少しでもこの五感の持つ意味を知っておくだけで変化のある行為が楽しめると思って。 ここからが本論である。 五感のうち臭覚・味覚を除いて視覚、聴覚、触覚は空間的感覚と呼ぶ事ができる。つまりそれぞれ空間的な意味・距離感を形成する感覚である。また、それぞれ独立して感覚が存在するのではなくそれらが有機的に連携して初めて空間認識の役目が果たせる。 逆にいえば、それぞれを独立させてその働きを強調することでより一つ一つの感覚から得られる知的イメージと言うのは倍化するように思えるのだが。 これをSM的に応用すると、まず視覚を奪うことにより、残された機能で視覚的イメージを構成しようとするし、そのために残された感覚が強調され、鋭敏に機能する。 見えない目で実は相手の目を意識している。じっと見られているという感覚で心が刺激される。また、意識的に視覚を強調することで感覚を刺激することができる。 たとえば、着衣の上から縄目を与え、その姿を鏡を通して確認させる。言葉や皮膚感覚等視覚以外で自分の姿をイメージしているけどそれを視覚で確認すると。自分で捉えた視覚とイメージした視覚のオーバラップで、より羞恥心を刺激される。 視覚を奪い、首に首輪をはめ、そのことを言葉を通して聴覚に伝え、そして、首輪の感触を皮膚の触覚を通して感じさせ、十分首輪を意識させ、鏡の前で視覚を与える。そうすると・・・・・。 また、視覚を奪い聴覚で擬似的な空間をイメージさせることも可能である。たとえば、目隠しをして、自分の位置がわからないほどホテルの部屋を歩かせて、ドアを開ける音をさせる、そして廊下から自分の姿を誰かに見られていると言葉により伝える。そうすると・・・・。 視覚と聴覚を両方とも奪い、全身を拘束した上で皮膚の感覚を刺激する。習字の筆でもいい、それで刺激する。また、ロータでひたすら鋭敏な乳首、クリトリスを刺激する。そうすると・・・・。 さらに、口以外の不必要な接触を禁止すると。たとえば、飲み物をコップを持って飲むのではなく、皿の上から直接口で飲む行為をさせる。そうすると・・・・ このように少し考えるだけでも、様々なことが五感の刺激で考えられる。 基本は五感を通して得られるイメージにいろんな刺激を与えることで、日常では得られない感覚を与えて、それを快感に感じさせることが重要ではと思う。 ここから先は、あなた方の持つ豊かな感性と洞察力で様々な刺激を楽しんで欲しいと思います。 |
| 第二回−縄−(かつてのHPを採録を中心に再編成そして書き下ろし) |
1回目 縄の素材 やっと新年の気分も消えて、平常の生活に落ち着き、この講座も再び開講です。 さて、これからしばらくは、縄=ロープについて語りたいと思います。 みなさんはどんな縄を使っていますか。雑誌などでよく見かけるのは麻縄と言われるものですね。麻縄で縛らないとSMではないと言われる方がおられるかもしれません。 でも、麻縄でないとダメと言われるのはそれほど古くないような気がしますよ。 昔の写真とか責め絵を見ていますと、どうも、荒縄で縛ったように見えるのが多くあります。 私自身は麻縄も使いますし、綿ロープも使います。また、女性のパンティストッキングも使います。 使う素材の特質を考えて、それぞれ使いやすい縄を使えばいいのではと思いますよ。 縄の素材 ■麻縄 最近では煮て、油を塗られ即使える麻縄が売られています。 麻縄の長所としては、肌を刺す独特の肌を刺す刺激感と匂い、そして、縛られているという感覚を一番味わえると言われます。 確かに、それほど伸びずにまた柔らかくなく、縛りやすいし肌を刺す感覚はわかります。 ただ、その肌を刺すという感覚が女性の体質に合わない場合もあります。 また、色がカラフルではないという欠点もあります。 (どこかで赤色の麻縄を扱っている店があったような気がしますけど。) 私の経験でも、麻縄を使ったために軽い湿疹ができた女性もいますから。 ■綿ロープ 綿ロープというと実は二つの種類が存在すると思います。一つはカラーリングされた手芸用の綿ロープ。 ただ、この素材が本当に綿かどうかは疑問ですけど。 もう一つは3本をよじることで1本に仕上げている固めの白いロープがあります。(織り方で別の織りをしているのもありますけど。) 手芸用の綿ロープは色も豊富にあり、伸びもよく、また、肌にやさしく手に入れやすいと言う事で投稿画像などでよく見ます。逆に伸びる、肌にやさしいという長所が逆に縄目がつきにくいとか拘束感が少し劣るという欠点になりますけど。 それからもう一つの白い綿ロープ、実は麻縄と違ってそれほど肌を刺す感覚がない割に、縄目が綺麗に残ります。私の友人のBlue−Sky氏は縄目を見たいためにこのロープを好んで使っています。 ただ、自分で染めればいいのかもしれませんけど、市販では白色しか売られてないので見た目の変化が楽しめないという欠点がありますけど。 ■他の素材 実は縛る素材なんて上記以外にいくらでも存在しています。 絹の縄、ゴムとか包帯、それにパンティストッキング、和服用の紐等。ようは細長いものはどんなものでも使えるのです。特に、ロープがない時はパンティストッキングなんて非常に便利な素材です。女性は必ず身に付けていますし。また、コンビにでも替えのパンストを売っていますので。 手とか足を固定するのならテーピング材料のテープなんて便利です。 いろいろある縛れる材料を見つけると、まずは、自分の肌で軽く感触を試して見てください。 そうすることでそれぞれの材料の伸び、肌に与える刺激等が体感できます。 また、縄捌きというのもわかります。その中で、自分が扱いやすく、また、自分の好みに合う素材を見つけて欲しいと思います。 ところで、この前久しぶりに手芸専門店を覗きました。 紐のコーナに行きますと手芸用の綿ロープやビニール素材の縄などいろんな色と柄の縄がありました。 たまには手芸店を覗いてみると面白い素材にありつけるかもしれませんよ。 かつて、私自身は6ミリの麻縄と手芸ロープを中心に、縛りの素材としていましたが。 桃香と付き合うことになり、今は8ミリの麻縄を中心に使っています。 不思議ですね。この二ミリの差は、たった二ミリだけど見た目、さばき、扱い易さ、そして、女性に与える感覚は雲泥の差があるような気がします。 いろんな縄を使っていただき、それぞれの縄の特性を生かして、楽しんでいただければと思います。 楽しむのは貴男と貴女です。 |
| 第三回 縛り論 |
| 1回目 後手縛りにおける手の位置 |
ギャラリーにおける後手縛りの手の位置を見てもらうと 手がX字に交差してるのがわかると思う本来は 後手縛りにおける手の位置は 手が横一文字で左右の手が上下に背中に沿るのが通常である 仰向けにしてプレイを行う場合は X字に交差していると床に接する手に上半身の体重が全てかかるのでそれを回避するために 横一文字にして両手で体重を受け止めるようにすることが必要である また 上腕部の負担をできるだけ軽くするために 私は枕をかますことにしている ただ 横一文字の手の位置は 上腕部にそれなりの負担をしいるということを覚えておいて欲しいと思う ちなみに 縛る人も自分の手をを後手にして どの位置の場合 腕にどのような負担がかかるか試してみると負担のかかり具合がわかると思う 体が固い人では横一文字にしただけで痛みを感じるかもしれない 体にとって楽な姿勢は 肘が鈍角でX字に交差させているときだと思う 私自身 後手に縛るときは 手をゆるめに縛り 立ち姿ではX字になるように縛り 仰向けにした場合は 横一文字に手を動かすことが出来るようにしている 手をゆるめに縛ってないと X字から横一文字には変化させることはできない これは 長時間後手に縛っても腕に過度の負担がかからないようにするための工夫である 桃香は 自然にX字の位置から横一文字に手を自分で変えている 縛りというのは どんな縛りをしても 体のどこかに負担をしいているということを常に意識しておいてほしい |