2000年12月議会 かしば
優美 一般質問概要
ただいま議長より発言の許可をえましたので、私は日本共産党議員団
を代表して、通告に従い質問をおこないす。当局におかれては誠意あ
る答弁をお願いいたします。
はじめに老人福祉医療助成制度についてうかがいます。
今日経済的理由で老後の不安を訴える人が8割以上にもなり、特に高
齢者の社会的状況は、年金改悪、介護保険導入などでさらに負担が重く
なっています。こうした状況の中、兵庫県は行財政構造改革推進方策
(行革)にもとづき、老人福祉医療助成制度の大改悪をすすめようとし
ています。この制度の対象者は現在約21万人ですが、改悪によって6
万人減らし、65歳から70歳未満の高齢者人口約30万人のうち対象
者を約15万人と半分に減らそうとすものです。同時に伊丹市も「財政
健全化計画」のなかで、この老人福祉医療助成制度は県の行革、阪神各
市の動向を見定めながら見直しを行うとしています。
一方、国においては健康保険法を改悪して、病院の窓口で支払う老人
医療費の自己負担額にこれまでなかった1割負担の定率制を導入を強行
しました。これにより医療費の計りしれない負担増になってきます。
医療費の患者負担は、老人福祉医療助成を受けている人については、
現在外来で1日530円、4回通院して薬代除いて月2,120円です。
仮りにこの助成がなくなれば、国民健康保険の3割負担の場合月4回通
院して2,500点と仮定した場合、1ケ月7,500円の負担となり、
一挙に3.5倍の負担増になるともいわれています。
福祉医療助成がなくなれば、消費税や医療費があがって受診率が下が
ったが、今後さらに受診率が下がり、結局ぎりぎりまで医療機関にいか
ず、重くなってから行くことになり、医療費はかえって高くつくことに
なることが心配されています。福祉医療助成の削減によって患者負担が
増え、また国が1割定率負担にするという状況を踏まえて、早期発見・
早期治療を考えれば、この制度は見直しせずに継続すべきであると考え
ますが、当局の見解をうかがうものです。
2、県道の歩道整備について
次に県道の歩道整備についてうかがいます。
都市計画道路の整備については、県道をふくめてその計画が示されて
いますが、その中で尼崎宝塚線については、西野工区、寺本工区がすで
に事業着手しており、山田工区の事業着手予定は2003年から200
7年の間となっています。このように尼崎宝塚線は整備の着手未着手が
ある中で、現在の歩道は、幅員が非常に狭い箇所があったり、歩道中央
部近くに電柱があるなど、安全に歩行できる状態にない場所があります。
拡幅など街路整備と同時に歩道整備を行うのでは、あと何年も待たなけ
ればならず、障害者・高齢者などから「歩道の拡幅や整備を早急にして
ほしい」との声があがっています。とりわけ昆陽の里以南の山田工区部
分は、病院、ス−パ−の利用客が多い地域であり、しかも尼崎宝塚線は
市内でも大型車両の通行量がもっとも多い路線であります。自転車も歩
道を使わざるをえず、歩道の整備は急務であると考えますが、当局の見
解をうかがいます。
さらに塚口長尾線の歩道整備についてうかがいます。
現状では昆陽工区(札場の辻交差点)以南は、整備着手の予定がまっ
たく決まっていません。この中で特に堀池口交差点以南はほとんど歩道
そのものが設置されていない状況です。このままでは遠い将来にわたっ
て歩道ができないことになります。塚口長尾線の札場の辻交差点以北が
完成し、都市計画道路山田伊丹線が部分完成すれば、いっそう通行車両
が増加が予想されるだけに、歩行者などの安全面からも歩道整備を実施
すべきであると考えますが、当局の考えをうかがいます。
次に介護保険についてうかがいます。
日本共産党議員団は、介護保険制度については先の9月議会の中でも
触れましたが、制度発足後7ケ月が経過し、10月からは65歳以上の
第1号被保険者の介護保険料の徴収が始まっています。第1号被保険者
の介護保険料の徴収方法は、年金月額が15,000円以上の人からは
年金から天引きを(特別徴収)、それ以下の人は個別に徴収(普通徴収)
しています。日本共産党議員団は従前から一貫して、低所得者には過酷
な保険料・利用料についての軽減対策を求めてきましたが、それに関連
して以下の点をうかがいます。
第1には、10月から開始された第1号被保険者の介護保険料の徴収
の実態、とりわけ個別徴収(普通徴収)の10月の結果はどうであった
のか明らかにしていただきたいと思います。
第2に、利用料の減免内容として、「社会福祉法人による生計困難者
に対する利用者負担の減免」がありますが、その申請数や社会福祉法人
への補助額などの内容についてうかがいます。
第3に、年金が1万5千円未満で、生活すること食べることさえでき
ないような人に、高齢者の生活実態を無視して保険料をかける制度自体
が問われています。低所得者の保険料・利用料の軽減など国に対策を強
く求めると同時に、たとえば第2段階のように世帯全員が市民税非課税
者に対し、市独自の減免制度をもうけるなどの対策を講じるべきではな
いでしょうか。見解をもとめておきます。
次に基盤整備の点では、依然として特別養護老人ホ−ムなどが不足を
しています。「K・メゾンときめき」では特養ホ−ムの待機者は120
人としています。他の介護施設もそれぞれ数十人の待機者がいると話し
ています。来年度には社会福祉法人JA兵庫六甲で85床、伸幸苑の増
築で11床の計96床の計画がありますが、圧倒的に不足しています。
市の介護保険事業計画では、2004年の時点で特養ホ−ムは430床
としおり、現状から100床あまり増えるだけであります。これでは希
望者のニ−ズに答えることはできないわけで、事業計画の見直しをはか
って、特養ホ−ムを増設する必要がある考えますが、当局の見解を求め
て第1回目の質問とします。