第16回中小商工業全国交流・研究集会に参加

2009年10月31日、11月1日

日本共産党伊丹市議会議員団  上原ひでき議員

 

「第16回中小商工業全国交流・研究集会」が10月31日から3日間、京都で開催され、私は初日から2日間参加しました。この集会は全国から1500人を超える中小業者、労働者、地方議員らが参加し、深刻な不況が続く中、打開の方向や中小企業の発展を目指して交流・研究をするもので、2年に1回開催されています。

初日には、岡田和弘京都大学教授から「地域の宝を生かし、新時代をきり拓こう」と題して基調講演が行なわれました。岡田教授は、サブプライムローンに代表される投機的金融と多国籍企業のための「構造改革」路線が国民の雇用と所得、地方経済を破壊した、地域経済で圧倒的多数を占める中小業者が地域経済の再生に立ち上がろうと呼びかけました。その手段として各地で広がる地域中小企業振興条例の取り組みや地域の良いところ・「宝」探し、農林業の再生などで地域内再投資を図ることをあげました。

地域中小企業振興条例の取り組みでは、中小企業基本法第6条で「地方公共団体は、基本理念にのっとり、中小企業に関し、国との適切な役割分担を踏まえて、その地方公共団体の区域の自然的経済的社会的条件に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」とされていることを踏まえ、商工会議所や中小企業同友会などとの連携を強めることを通じて条例が制定されていることなどが紹介されました。

また、初日の夜にはパネルディスカッションがあり、私は「『つくる』―中小企業政策」に参加。地域経済政策は、中小企業だけではなく、農業など全体の産業政策に広げること、地域振興と合わせて地域のまちづくりをどうするのかという観点が必要であること、団塊の世代の大量退職で地域には専門家が多く存在し、その人たちの力を中小企業支援等に生かすことが必要であることなどを学びました。

2日目には分科会があり、私は「中小商工業の振興と自治体政策」に参加。ここでも岡田京都大学教授が助言者として参加されていました。この分科会では、地域経済振興条例が主なテーマで、吹田市や一関市、岸和田市、池田市、八王子市、八尾市、帯広市などから報告がありました。

2日間の参加で考えたことは、地域の中小商業者との連携を広げて運動を起こすことの重要性です。そして、地域経済を支えているのはとりもなおさず中小企業・業者であり、これらの人たちががんばらなければ地域はもたないということを、自らも、自治体も認識することです。様々な階層の人たちと連携して自らの地域を見直し、調査を行い、地域の宝物を見つけることの必要性も感じました。この交流集会で学んだことを、今後の活動に生かしたいと思います。