「いたみ九条の会」第12回討論集会に参加しました(上原)

2008年4月19日(土)

「平和運動から見た憲法9条」(兵庫県原水協事務局長 梶本修史)

 「いたみ九条の会」は4月19日(土)、第12回討論集会を開きました。「会」は今まで2ヶ月に1回のペースで、様々な憲法9条にかかわる問題で討論集会を開催してきました。今回は原水爆禁止兵庫県協議会事務局長の梶本修史さんを講師に、「平和運動から見た憲法九条」と題した講演をしていただき、意見交換しました。参加者は28名。

 私が特に印象に残ったことを紹介します。

 @今改憲論者や自民・公明、民主党は、憲法が現実に合わなくなったから憲法を変えるといっています。しかし、憲法前文には「崇高な理想」という言葉が2ヶ所書かれていることに注目すべきです。・・・「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼してわれらの安全と生存を保持しようと決意した」「日本国民は、国歌の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う」・・・たとえば憲法9条第2項で「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」となっているのに、自衛隊という軍隊があるのが現実です。さらに、第25条には「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」とあるのに、現実は格差と貧困が広がってこの権利は保障されていません。現実がこうだからといって憲法を変えることは、「崇高な理想」を放棄することになり、自民・公明の政治で悪化する政治に憲法をあわせることになってしまいます。そんなことを許すわけにはいきません。憲法全文に書かれている通り、「崇高な理想」を実現するために努力すべきです。

 A自衛隊のイラク派兵に関して、17日、名古屋高裁で、イラクでの自衛隊活動は「他国による武力行使と一体化した行動」であり、憲法9条に違反するという判決が下された問題です。政府はこの判決に従い、直ちに航空自衛隊をイラクから撤退すべきです。もともとアメリカによるこの戦争は、国連憲章にも安保理決議にも違反したものです。すなわち、国連総会は、「あだ討ち」禁止の「友好関係宣言」をしており(1970年)、これに反する暴挙です。日本の自衛隊は、国連憲章違反の戦争に、憲法9条にも違反して戦争に参加したことになります。自分の頭で考えることができない、何でもアメリカ言いなりの日本の立場が明らかです。

 まだまだたくさんのお話をしていただき、さらにもっと詳しい資料もいただきました。12ページにわたるレジメです。必要な方にはコピーしますので、ご連絡ください。

 文責:上原ひでき