日本共産党かしば優美議員の一般質問要旨
2007.6月 伊丹市議会
| か し ば 優 美 議 員 |
| 6月15日(金)午前10時 |
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一、中学校給食実施に向けて (一)教育ビジョンにおける位置付け (二)学校給食は「食育」の要である (三)非科学的な「愛情弁当」論 (四)教育としての学校給食 (五)中学校給食に向けた検討を求める 二、誰もが安心できる介護保険に向けて (一)保険料・利用料減免の拡充を (二)地域支援事業の現状と課題 (三)依然として多い特養ホーム待機者 (四)介護保険居宅事業所の現状と対策 |
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質 問 要 旨 |
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ただいま議長より発言の許可を得ましたので、私は日本共産党議員団を代表して通告どおり質問します。 まず初めに中学校給食についてであります。 第1に教育ビジョンにおける位置付けですが、昨年伊丹市の小学生・中学生および保護者の食生活に関するアンケ−ト調査がおこなわれ、その結果を教育ビジョン策定に活用したとされています。しかし当教育ビジョンの「健全な食生活の推進」の項目の中で、中学校給食に関しては「費用等多くの課題があり、引き続き検討すべき課題として教育委員会で研究を進めていく」としか記述されていません。どんな観点で検討・検討していくのかうかがっておきます。 第2に、2005年6月10日に成立した食育基本法を学校教育の場でどう実現していく のかであります。教育ビジョンには、「食に関する年間指導計画」「食に関する正しい知識理 解」「食を選択する能力」などを育成するとしている。一方東京農業大学の美土路(みどろ) 知之氏は「食育」のテ−マとして、「本物の旬の味、安全な味をあじわうことで確かな味覚 を形成することが必要で、それなしの知識だけのプログラムではだめだ」との趣旨を述べて います。「生きた教材」としての中学校給食こそ豊かで多様な「食育」を展開できるのでは と考えますが所見をうかがいます。 第3に、「愛情弁当論」についてですが、「あくまで親のつくる弁当を大切にしていきたい」との「愛情弁当論」が口にされています。しかし栄養学の観点など多面的に検証したとき、はたして「愛情弁当論」は科学的であろうか。弁当に緑黄色野菜を豊富に入れることは至難の技といわれています。 なぜなら例えば、ほうれん草のおひたしなら緑黄色野菜が生野菜より多くとれますが、しかし茹(ゆ)でて30分もすればビタミンCは半減、昼になれば無きに等しくなるといわれていわれています。しごくあたり前ですが、食事は調理後すみやかに食べることがおいしいし栄養もあるといえます。「愛情弁当」論は根拠がないと思いますがどうでしょうか。 第4に、教育の重要な一貫としての学校給食との認識についてであります。 学校給食法の第一条(目的)は、「学校給食は児童及び生徒の心身の発達に資し、かつ、 国民の食生活の改善に寄与するものであることにかんがみ、学校給食の実施に関し、必 要な事項を定め、もって学校給食の普及充実を図る」としています。学校給食は、法の目的 でも明らかなように、義務教育段階におけるすべての児童生徒の心身の健全な発達を願い、 将来の日本国民の食生活の改善に大きく寄与するために、その拡充をはかるという意義をも っています。学校給食は教育であり、人間づくりの原点にあるあるということが基本です。 当局はこれまでの中学校給食に関連して、「最近の食生活の乱れが健康的な身体の発達と 生きる力を育む上で、大きな問題であるということは言うまでもない」「保護者が子どもの 食生活を十分に把握し、管理していくことが困難になっていることも現実だ」と繰り返して 答弁されてきました。しかしいつも結論的には「中学生に対する(給食)指導は家庭で担う 食生活を充実させることこそ最も大切だ」としていますが、これは教育委員会が自ら学校給 食法の目的にもうたわれている学校給食の意義を全面否定することになっているのではな いか、見解をうかがっておきます。 第5に中学校給食実施に向けた検討をぜひ求めたいと思うのですが、中学校給食を実施する場合の経費について、単独校調理方式の場合・1校あたりの準備経費は建物、厨房施設などの費用合わせて約1.2億円。維持管理経費については中学校8校合わせて約4億円(1校あたり5000万円前後)とききました。市財政の現状を考えれば、中学校全校同時給食導入は難しいでしょう。全中学校を視野にいれた年次計画をたてること。遅くても第五次の市総合計画に位置付けるために検討を開始していただきたいと考えますが見解を求めます。
次に誰もが安心できる介護保険(制度)に向けて数点うかがいます。 第1に保険料・利用料減免の拡充についてです。保険料の市独自の減免制度がありますが、その内容は、市民税世帯非課税で年収150万円以下の人に対しては保険料賦課段階第3段階から第2段階に減額、また同じく市民税世帯非課税で年収41.2万円以下の人に対しては保険料賦課段階第2段階から第1段階の1/2に減額されます。ところがその実績を2006年度で見ると、それぞれ該当する賦課段階にある総数のわずか2.8%、1.0%にすぎないのです。一定以上の預貯金・資産等があれば減免の対象外になるため、大変低い割合となっているのです。 去年4月以降新たに資産要件をつけ加えたことについて当局は、「この制度が、収入が少なくて蓄えもなく真に生活が困難な利用者に対して、負担軽減をはかる制度であることから、総合的に判断するため必要な要件であると考える」と答弁(06年3月本会議)しています。しかし、一定の蓄えがなければ年収41.2万円以下で生活できないことは明白であり、この資産要件は撤廃すべきではないか。社会福祉法人による利用者負担軽減制度も同様であり、見解を求めます。 第2に、地域支援事業の取り組みの現状と課題についてであります。
第4介護保険居宅サ−ビス事業所の現状と対策についてであります。まず訪問介護最大手のコムスンが凍結・売却でゆれていますが、伊丹市内でコムスンの利用者の有無、影響についてうかがっておきます。 介護保険居宅サ−ビス事業所は伊丹市内でも確実に増えています。2004年159事業所、05年178事業所、06年197事業所と増加しており、逆に撤退する事業所も若干あると聞いています。こうした中で、介護職員・労働者の労働条件を守り、改善することが急務となっているのではないでしょうか。介護保険の導入以来、政府は、そこで働く人の労働条件の確保については、何の対策もとってきませんでした。また新予防給付に移行する際介護報酬を大幅に縮減したことにより、事業所自体も大きな影響をこうむると同時に介護労働者の労働条件にも悪影響をおよぼしています。「福祉は人」と言われていますが、劣悪な労働条件のもとでは、安心できる介護サ−ビスを提供できるのか。保険者としての伊丹市も事業所の実態、介護職員・労働者の労働条件等の実態等を掌握し、介護報酬の適切な引き上げをふくめた抜本的な措置を国等に求めていくべきではないかと思いすが見解をうかがって、第1回目の質問とします。 |