伊丹市中小企業対策委員会への意見
上原ひでき議員
|
【商業(サービス業も含む)】 〔現状について〕 1、商業の推移では、2002年の商店数は1994年比で82.1%、商品販売額でも75.3%と、10年間で大幅に減少。一方従業者数は96.5%と若干の減少にとどまっている。 2、大型小売店舗の推移では、(新しい資料がないため)1997年の商店数が91年比で83.4%、売り場面積は112.0%、年間販売額は109.4%、従業者数は115.9%となっている。98年には3,000u以上の大型店の、人口一人あたりの売り場面積の割合が0.22%と阪神間での平均並になっている。 3、この時点でも商業全体の推移に比べて大型店の増加が著しく、小規模小売店にすればかなり大幅な商品販売額の減少になっていることから、身近な商店が消滅するのも当然であろう。 4、2002年10月、52,024uの売り場面積をもつダイヤモンドシティ伊丹テラス(DC)のオープンはこの傾向に拍車をかけている。この超大型店の出店によって、人口一人あたりの大型店の売り場面積が(単純に98年の売り場面積にプラスして)0.50uと倍以上になり、阪神間どの都市にもない異常な規模となった。 2003年の商業動向調査によると、DCは年間385億9,100万円の売上に対し、DCを除く中心市街地での売上が99年比で34億2,500万円減少。中心市街地以外の売上は同比で102億4,100万円の減少となった。合計136億6,600万円の売上減である。この4年間の売上減少額は、1991年から2002年の11年間に減少した市内商品販売額143億3,700万円に匹敵するもので、その背景にはDCの出店があると同時に、98年から05年の7年間で市民の総所得が480億円減少したことに見られるとおり、個人消費の大幅な減少も原因の一つであろう。同調査における経営者調査でも、50%以上が売上、客数、利益とも減少したと答え、経営上の問題点については、91%が売上の伸び悩みであり、44%が大型店の影響と答えている。 5、このことは商店街で空き店舗が目立ち、中心市街地の空洞化を招いている。さらに中心市街地以外の商店への影響も大きく、中規模スーパー以外の個人商店は存亡の危機にあるといってもよいのではないか。
〔課題について〕 1、 現状を正確に把握すること。 2、 今日の事態となった原因を探ること。その原因を取り除くには何をすればよいのか見つけること。できることとできないことがあるが。 3、 DCへの客の流れを止める対策。特に若者にとって魅力ある商店・商店街づくりと支援策。 4、 商店街に客を呼び戻す対策。空き店舗の活用。高齢者、子育て、まちづくりプラザの地域版、絵画手芸などの発表の場がないことから場所の提供等々まちづくり・人づくりの観点から商店街を再生する対策。 5、 そのことを中心市街地だけの問題とせず、周辺の商店にも目を向ける必要がある。
6、 7、 大型小売店舗をこれ以上出店させない対策。
【工業】 〔現状について〕 1、市内工業の推移を見ると、2002年にはバブル期にあった1991年比で、事業所数で67.7%、従業者数で71.5%、製造品出荷額で65.3%と大幅な減少。この3年間では、金属製品、一般機械器具、電気機械器具の分野での落ち込みが激しい。 2、工業関係の資料が少なく、現状の把握が困難。例えば、上記の規模別・中分類別事業所の数・従業者数・出荷額の推移などはどうなっているのか。新規事業所の起業とその状況。融資が中心といわれるが、その状況・推移・効果はどうなっているのか。下請け事業所の実態把握(売上、単価の推移など)。大企業のグローバル化による影響と市内企業のグローバル化の状況、そのことが下請け事業所と従業者に与える影響。データベースを利用した相互発注状況。後継者の状況など。 〔課題について〕 1、まず実態の把握。
|