やぶにらみモデルガン図鑑
(第1回、MGC・GM2/4の巻)
by すめらぎみかど
まあ、同じMGCの旧ハイパトがかつての売価を思えばトンでもない値段になってることで、ンなことになるかもしれないってェ予感めいたモノがなかった訳じゃない。たァ言え、「惨状」を目の当たりにして素直に受け入れられるモンかい!。正気の沙汰たァ、百歩譲ったって思えねェわさ。
大体、ハイパトが中古市場に出られない理由ってのは、「使い潰されてる」から。だって、後生大事にされるべくこの世に生を受けたタマじゃござんせんモノ。大半が綺麗に残ってたりした日にゃあ気持ち悪いったらありゃしない。「撃ってナンボ」、「使い倒してナンボ」ってェシロモノ。
そもそも、MGCのテッポってのは余所さんより調子がイイのを売りにしてた訳で、大なり小なり「使うこと」に関して因果を含められて生まれてきてるンだしね。ハイパトやGM2(やっと名前が出せた!)なんてのは殊更その匂いが強い品物。生き残ろうなんざ大甘。メインテナンスをその都度ちゃんと受けていた上で潰れて行くなら、それは「天寿を全う」もしくは「成仏できた」というが至当ね。全く以て適切な、その開発コンセプトに則った有り様でせう。理屈の上じゃあ、残らず最終的に使い潰され=ジェノサイドされて然るべきとさえ言っちゃえるぞ。
幸いなるかな、その前に後継機やライバル機が出現して見劣り甚だしき仕儀となり、幾ばくかが大して使われることなく放り出されて生き残った。おかげで中古市場が成立してる訳だよね。で、ここで注目。「見劣り甚だしき」が故に放り出されたのよ。判るよね? はっきり言っちまえば、基本コンセプトにおいて一歩もGM2から先に出ていないブロウアップ版、即ちGM5に取って代われた訳。GM系モデルガンとしては、ここで明確に「旧式」の印を押されたということ。世間の常識的な言葉遣いを慣用すれば、GM5の方がモデルガンとして出来がイイってことでしょ?それを何故、GM2に血道を上げておいでやら・・・・・・。
GM5で漸く相応に満足のゆく「リアル」なGMを手に入れたと思う向きにおかれては、GM2なぞ忌まわしいだけのモノじゃございませんこと?なんとなれば、GM5登場後も居座って足を引っ張り続け、あげくフルサイズのナショナルマッチの遅れたことと言ったら・・・・・・。しかも悪行はこれに止まらず。
量産普及を目的として生を受けながら、忠実でいられたのは極短期間。悪いと言えば52規制=国家権力の理不尽が元凶たァ言えようけれど、規制&自業自得な失策の痛手を埋め合わすための看板機種に無理矢理祭り上げられ、その後の販売価格面での悪行三昧=値上げに次ぐ値上げは諸氏御存知の如し。あげくの果てがGM4、殆ど金型で成形しておいて何が「カスタム」だか。詐欺同然じゃん。
それでも、センターファイアのままいてくれたらば、いくらか免罪してもよかった。が、規制への過剰反応と言おうか、政治的アッピールの介入と言おうか、GM3=GM2の金属版(無論52規制にて御陀仏)の亡霊にスライドを乗っ取られてサイド発火に化けました。カートも次第に重くなり、高く遠く飛ばし、それが叶うべく低価格化をも視野に入れたプラカートともさようなら。本来のコンセプトから乖離する一方。さらにはカスタムパーツでゴテゴテとデコレーションの限りを尽くされ、それを受け入れきれなくなり、GM5にバトンタッチ。ところが、そのバトンタッチがこれまた中途半端。老醜を曝し、GM5系展開の足を長らく引っ張るハメに。最初に書いたナショナルマッチはその典型的一例ね。もう一つ上乗せしちまえば、GM系トイガンを強度面のマージン確保が理由とはいえ、その後「デブ」くする方向へ導いたのもGM2。こんなシロモノなのよ、見方によれば。
斯様な「過去の悪行」を承知で受け入れ、「出来が悪い」ってのも承知どころか、それ自体を愛でる対象に出来なきゃ中古市場で高い金を払う意味なんぞゼロ。よもや、「高い金を払う」=払える自分の凄さを確認するためとか(ま、これなら未だ確信犯だしOKか)、最悪なのは、「数が少ない→レアモノである→レアモノは傑作である(全く根拠がないんだケドね。それどころか、この業界の場合、傑作であることの方が例外といってイイかも)→勝手な美化の始まり&一人歩き」のパターンにはまり込んでることに気付かず脳天気に踊り狂ってる輩ね。価格がヒートアップしてる時ってのは、概ねその手合いが大半。切って捨てるべき悪性腫瘍の如きモノなれど、素面に返ってそれをやっちまうと、殆どが切り捨てられ、市場が成立致しません(苦笑)。個人的にはその方がイイんだケドも。ったく、ねえ。
そのキャリアにおいて数々のGM系モデルガンに接し、それなりに各種深入りをしてきた上で個人的結論として、「還るべき場所」としてGM2を選んだ人間にとって、何とも傍迷惑な御時世とは相成り候。斯く言う小生は胸を張ってそう言っちゃうモンね(よって、無論、今回の文中には、私的な利害関係の絡む偏見と恨みごとが渦巻いております。御了承を)。
ま、初回だから、この辺で勘弁しておいてやりますかねえ。お次はCMCからピックアップ。「レアモデル、不肖の品のなれの果て」と、いうことで。お解りかな?