"Pro Jam" presented by OVERDRIVE
at Over Tone music cave
2002/JUL/13




report  by N'gaam



オーバードライブ主催のProJam、タイのギターヒーローのこれまたすごい人たちばっかり揃うというこのイベントを見にRCAの片隅、OverToneに潜入。
電話予約の段階では「すでに満席です」って断られちゃったんだけど、直接現地に出向いて知人のスタッフに直談判。
意外とすんなり入れ、しかも案内された席はペ(SillyFoolsのトン)の隣、うわ、オーム先生の後ろじゃない!

会場は決して広くなく、観客&出演者&機材でいっぱい。席を取れたのがめちゃラッキー。
すでにオーム先生はギターを丹念にチェック。Gibsonの矢の形をしたギター。Pop (TheSun)もでてきた。
プラート先生は主催者兼出演者、忙しそう。赤いSteinburgerギターだ。珍しい。
エークがプラプラしてる。顔見知りに会ってなんかホッとした。
ちょっと遅れてぺも入って来た。人の顔見て「何でおまえなんかがここに来る?」と いう顔をしている。

さてさてこれからギターという武器を使った戦いが始まる、といった感じで観客は結 構静か、緊張感さえ漂っている。




21:00戦いがスタートした。まずはPオーム、プラート先生、P-Popによる、MorningStar(だったかな?)。P-Popがボーカル。彼はギターだけでなく歌もうまい。
ソロは3人がかわるがわる、得意のテクニックを披露して、拍手のまま終わる。

ここのカバーチャージは150バーツ。あとは飲み物や簡単なスナック類を注文して、リラックスした中鑑賞できる。出演者の面々も、もちろん、飲む。
室内は禁煙なので快適。でも、一人だけ喫煙を許された者がいるよう。P-Popはタバコをギターに刺して吸いながら弾いている。
ちょっとでも隙があるとSillyの「バーボー」のイントロを弾いてペをからかっているよう。

先ほどの3人にペとエークも加わって、みんなが交代でソロを披露するので1曲がとても長い。でも、みんなテクニックがかっこよくて、特徴があって、ついつい見入ってしまう。
うーん、こういうメンバーで見ると、ペなんてたいしたことないもんだ。


5ナティーみたいなイントロの「(なんだっけ?)」Pオームが得意としてるのだろうか、ワークショップの時も率先して弾いていた。

エークがなんと「今日セークも来るぜ」といっている。えーまじー??このメンバーにセークかあ、すごいなあ。
Pオーム、プラート先生、P-Popの3人は出ずっぱりだ。ここは誰にも譲らないぞ、とかそういう雰囲気。

そしてエークやぺはというと、さっきから飲んでばっかりじゃん。カウンターの前に座っていた私はペの酒係になった。奴のグラスが空くとお代わりを作ってもらうという。
しかもペースが早い。こんなに飲んじゃって大丈夫なのかなあ?エークなんて目が座ってきた気がする。


P-Popのマシンガンソロ。すっげー。エークが両耳に指を出し入れして私にもやってみろ、と言っている(言っても聞こえないのでジェスチャーで)。
ペいわく、こうすると簡易ワウワウ効果が得られて面白く聞こえるって。ほんとだ。しかもそのスピードを早くしたらこれはまるでシンクロナイズドトレモロ。




興奮のうちに第1部終了。休憩。ボーっとしてしまった。隣の席になんか見たことのある男が座って微笑んだ。しばらくして、あ、Tuiティーラパットだ、って気づく。
見に来たのかな。カウンターの中の女の子が一人興奮している。


2部はメンバーが集まり次第開始。おーい、ペはどこだー?Pラーが呼び出す。いないならTui、あんたJamりなさいよ、ボーカルでいいから。
でもTuiも恥ずかしがって出て来なかった。なので1曲目はP-Popがボーカル。オーム先生、プラート先生はやっと座ってしばしくつろいでいた。

2曲目、半強制的にペが出される。そして、マイクの前を陣取ったかと思ったら、超びっくり、歌いだした!かのぺの歌声。英語だよー。しかもうまいじゃーん。
歌終わってめちゃ誉めまくってやったらきっとすんごく照れてたんだと思う、酒飲み干して、無言で空のグラスを差し出した。


エークが場を仕切りだした。が、彼もうべろんべろんに酔っぱらっててあの甲高い声で何言ってんだかよく分からない。
オーム先生は黙ってみてるのかと思ったら座っていながらもなにげにギターから手を放さない。そしてここぞという時にすくっと立ってかっこよく決める。
左手はもうネックの上から下からめちゃくちゃやってるように見えて、でも絶対に音外れてない。本当に好きなんだねえ。


裏口に見覚えのある顔が登場。セークだ。うわー、何でNgaamきてんの、って。セーク、もう出来上がっちゃってるみんなを見回してびっくりしている。

セークの前に一人女の子のサクソフォーン奏者、ゲーオが登場。ギター陣とJamった。そして裏口に影を潜めていたセークもついに登場。いっそう歓声があがる。
ガラス戸の外にも人だかりができた。何やる?ってメンバーらに聞かれて考えるセーク。まずジミヘンから行こうか、となじみのFire。
それと他にも英語の曲が続いて、周りに押されていつもに増したすごいソロを弾きまくった。セークもなかなかやるじゃーん。LOSOのコンサートとはまた違った表情。

セークはギターを持ってこなかったのでペのを借りた。
でもぺってストラップをすごく短くしてる(ただでさえも背が低いのに)からセーク弾きにくそうにしてるのをエークが長くしてやってる。それがなんかおかしかった。




夜中の1時を回った。すでに4時間もあの店に座ってることになるのか。でもちっとも飽きない。
みんなそのうち酔いつぶれちゃいそうな雰囲気だけど、素面だったらいつまでも弾いてるんだろうな。
えらいのはドラムPウットとベースのPゴップ。まさに休みナシ、でもギター陣が気持ちよく演奏できるような気遣いを忘れない。両手が開かないから飲めない、酔っぱらえない(笑)。


かなり煮詰まって来た。もうすぐ閉店の2時。セークが一足先に出ようというのでそうした。で、LOSOがオフになってからの四方山話で盛り上がった。
そして2日前にレコーディングしたばかりだというテープを聞かせてくれた。エットカラバオ、バード トンチャイ、セーク、そしてアサニーの4人で歌ってる曲。
どうやら近々発表になる、サナームルアンでのイベント用にセークが作詞作曲したらしい。なーんだ、ちゃんと仕事してるんじゃない。

しかしすごかったなー。ギター尽くめの5時間。幸せだった。あの盛り上がりは一体なんだったんだろう。
本業ではみんなそれぞれバンドやったりプロデューサーやったり音楽学校経営したりだと思うけど、あれほど水を得た魚状態なのはあそこだけじゃないんだろうか。

おわり。


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