近親相姦官能小説


恋歌 作





第1話


 東京 板橋――
 その中心を走る国道沿いの程よい場所に八階建てのとあるマンションがある。玲子
という女性がオーナーのそのマンションは、作りは瀟洒で、セキュリティ関係も駐車
場も万全、しかもオーナーの出す条件さえ満たせば更に割引と言う実にお勧めな物件
であった。実際、お得さにおいては区内で五指に入り、近在の不動産屋の間では“本
音で言ってのベスト1”に入っているほどだ。
 ただ、これを読んでいるあなたがここに入居できるかどうかは別問題である。実
際、そこの住人達は――ちょっと世間の常識とは変っている人達ばかりなのだか
ら……

―― “変わっている人達しか住めない”のではなく、住んでしまうと変わった人に
なるという説のあることも、一応、付記しておくことにする。


 六○一号室――

「ただいま」
 慎一はいつもの小さな声で自分の家へ帰ってきた。いかにも力ないその様子は、や
たら可愛い顔立ちと背は年齢並にしても細くて白すぎる体つきには、嫌になるほど
合ってはいる。これが“女の子”だったら将来が実に楽しみな逸材であったろう。
 ――しかし、その名の通り、慎一君は男なのであって……
「あーーあ。また、やられたのか」
 ちょっと低めの声と同時に、奥から大柄な影が現れた。慎一はその声にびくっ!と
しながらも、何故かすりよりたいかのような泣き顔になる。
「まあ、いい。早くあがれ。今日からはさすがに何とかしてやろう」
 実に男らしい台詞が、その人影――ライオンのたてがみのような豊かな髪に、きっ
ちりとタンニング(日焼け)した肌、そして、筋肉のみで作られたほぼ完璧な造形美
の身体をTシャツとスパッツだけで包んだ女性がさらりと口にした。信じられないか
もしれないが、この女性は慎一の――
「……ママ……」
「あーーもう!泣くんじゃないよ。またクラスの女の子に虐められたんだろ。言わな
くたって判るよ。その顔の泪の跡を見れば!」
 二人並んだら絶対、実の母子とは思われないであろう。しかし、この二人――どう
みてもはかなげな美少女の男装にしか見えない息子“慎一”と、フィットネスクラブ
でエアロビとボディビルのインストラクターをやっている逞しい母“虎美”は本当の
母子なのであった。

 母の寝室に連れられながらも息子は、声を押さえながらしゃくり始めた。いつもの
事だが母が自分の不幸を慰めてくれると言う信頼の故である――同情されると泪がで
てくるものなのだ――男の子って。
 まあ、いつもなら、元気付けてくれるのは、リビングのソファであり、今日に限っ
て、何故、母の大きなベットに腰掛けさせられたかについては、息子は今だその違い
にすら気がついてはいなかったのだが。
「いいか。ママはいじめに対して肯定的なことは言わないが、泣いたって誰も助けて
はくれないのは確かな事実だ」
 母はそう言うが、この慎一のいじめに関してはそれなりに複雑な事情があった。
 まず、同性からのものではないことだ。これは同じマンションのお兄ちゃん達(空
手の功司君とか柔道の巧君とか)が近所のよしみで長年周辺の小学校、中学校に睨み
を効かせているおかげである。誰であれ男が慎一をいじめようものなら、きつーーい
折檻が待ち構えている事は何度も“実際に”確認されていた。だから男で慎一を虐め
るものなどこの校区には存在しない――
 しかし、お兄ちゃん達も男であるから、“男社会”には顔を利かせられてもそれ以
外はちょっと――ということはある。ぶっちゃけて言えば、慎一の周辺の“女の子”
達には支配力が及ばないのであった。
 要するに、“外見美少女そのもの”の慎一を現在、虐めているのは学校の『女の
コ』なのである――
「不細工な女ガキ共がお前を虐める理由はひとえにお前の外見にある」
 同じ美形でも母とは違い気弱げかつ儚げな――ちょうど守ってあげたくなるようで
あって――それがいけなかった。つまり、どう努力したってその域には届かない世間
一般の女ブス達の運命的な反感を一身に背負っていたのである――それが毎日の慎一
君の泣きべそとなっていたのであった。
「と言って、その外見を変えるわけにもいかない。せっかく、ママ似なんだし…
(?)
 だから、ママが慎一に女向けの攻撃法を伝授してやる。習得には厳しい修行が必要
だが、しっかりマスターするように」
「はあ…」
「まずは特訓の準備だ!」

 ――どこかの師範みたいな口調の実母に命じられるままに準備をした慎一はおずお
ずと口を開いた。
「ねえ、ママ」
「ん?」
「どうしてママはレオタードに着替えているの?」
 息子の教育のためのわざわざ着替えた母は堂々と答えた。
「ママの仕事着だからね。これが一番気合が入るの」
 ベットに腰掛けた虎美は豹柄のレオタードを装ったみごとに鍛えぬかれた身体をし
ならせる。贅肉や無駄や油断はかけらもない、しなやかな筋肉が流れるように、そし
て美しくその女体を形作っていた。息子の慎一の脳裏に、『美しい“牝獣”』――と
いう単語が思わず浮かぶ。
「じゃ、じゃあ……どうして、僕は裸なの?」
 胸の無い少女のようなか細い――白い裸身のままでベットの脇に立たされた慎一
は、恥かしさに消え入るような声で――しかし、真剣に問うた。いくら実の母子とは
言え、この年になっての全裸は恥ずかしい。いったいどういう理由で、母の寝室で息
子が裸にならなければならないのか――
「もちろん、今から行う特訓のためだ」
 母は揺るぎ無い自信を込めてきっぱりと言いきった。
「そ、そうなの?」
「そう!」
 母にそこまで言われてはそれ以上の反抗は絶対に出来ない息子である。
「いいか。慎一」
 母はそんなか弱い息子の薄い両肩に力強い両手をかけた。
「相手はブスでもカスでも、一応、“女の子”だ。だから、普通の暴力はできない。
お前が男の子である以上、どんな理由があろうとこっちが悪者になるからな」
「うん…」
「しかし、世の中には“暴力”にはならない“攻撃”というものもあるんだ。これな
らば相手は――特に女には有効だ。反撃するどころか絶対にお前の言う事を聞く――
いや聞かざるをえないようになる」
「……うん……」
「幸い、お前はママに似て美少年だ。今から教える技さえ習得すれば女相手には無敵
となろう」
ほんとかな――と言う顔を慎一はしたが母は意にも介さなかった。
「ではいくぞ」
「え?」
「まずは基礎からだ」
「え?え?」
「基本その一!口技!」
 ぐん!と風を切って母の鋭い、しかし、かなり美人な小麦色の顔が息子の視界に急
接近した――と思う間もなく、母の両手が息子の頭を後ろからがっしりとつかむ。そ
して、驚くその唇へふわりと生暖かい――そして柔らかくていい匂いのするものが触
れた。



第2話


(う…)
 それが母の唇だ――と理解したと同時に、その真っ赤な唇の間から刃のように舌が
刺しこまれ、あっという間に慎一の口の中に侵入する。
(ううっ?!)
 母の唇が息子の口を封鎖するように密着するなか、その舌は思うが侭に息子の口内
を蹂躙、かつ、ねぶりつくした。産まれて初めての箇所への初めて味わう感触に慎一
は動転するが―――ボディビルダーの母の腕力にしっかりと抱えられた頭は全力でも
動かせなかった
 しかも、その無駄な抵抗に煽られるように母の舌の動きはさらに加速する。母の唾
液に口中を染められる感触に、爆発的なほどのびりびりした痺れが口から脳髄に走
る。
「――――以上が、一般的な攻撃だ」
 どれほどの時間が経過したかわからないくらいに、とろんと酔った慎一にようやく
母の声が聞こえた。――と言うことはキスは終わっているのであろう。
「唇を接触させただけでは、ほんの挨拶でしかない。本気で好きな相手ならそれでも
感動だけど、普通の相手なら是が非でも舌を刺しこまなければ始まらないのだ。その
際の基本は、今、やってみせたように“吸う”、“弄る”、“舐めほじる”、“甘噛
み”――」
 実に冷静な母の指導であったが、息子は半分も聞いていない。上気した顔のまま、
母の手にすがるように身体を支えている。腰すらもがくがくとふるわせて――無理も
ない。初めてキスを―それもの飛びきり濃厚なやつを――しかも、世界で一番好きな
実母にしてもらったのだから。
 いや、キスそのものの意味は判っていなかったかもしれないが、母の舌技はそれで
も――それこそ腰まで痺れるくらいに強烈であった。
「どうした?何をぼけっとしている?」
「あ、は、はい…」
「実戦的に技の説明と実技の練習を混ぜるからな。ちゃんと憶えておけよ」
 息子の動揺には一切構わない母である。
「じゃ、次は胸だ」
「え?う?あ?」
「まずは、脱がすところから。さあ!」
 さあ!――と言ったって慎一にはわけがわかるはずもない。実母は自分のレオター
ドを脱がせて、その戦闘的な乳房を剥き出しにせよ!と命じているのであるが――さ
すがにそれが、男女にとっての非常事態であることは、“うぶで世間知らずでたった
今まではキス以上はしたことがない”慎一にも判る。
 まして、今ここにいる二人はただの男女ではない――実の母子ではないか!
「あ――っ!もう!のろのろしない!ママに言われた事はすぐやるっ!一日百回は
言っているでしょう!」
 良識外の命令に硬直した息子は、次の母のやや怒り気味の叱責に――寸前までの躊
躇や常識を急いで捨てて――ゼンマイを巻いた玩具のように動いた――見事なまでの
条件反射である。
(わあ…!)
 慌てていた分、情緒のない息子の手の動きに母のセパレ―ツになっているレオター
ドの上部が外され、その下から狂暴かつ巨大な握り拳みたいな――固くきっちりとし
た――そして、そこすらも黒くカリビアンに日焼けした乳房が剥き出しになった。
(ママのって…綺麗――)
 思わず、慎一がそう思ったのは、多分にえこひいきの故もあったであろうが、公平
に言って誇張ではない。一般にいう“巨乳”のような“柔らかな豊さ”ではなく、む
しろ“歯応えのある瑞々しさ”の乳房と乳首が威嚇せんばかりに母のしまった胸で自
己主張している。
「も―――う!脱がせかたがなっていないぞ!確かに乱暴を喜ぶマゾもいるけど、そ
うでないものも一杯いる!あくまで基本は『情緒を持って丁寧に』、あるいは“優し
くゆっくり確実に”だ!
 ちなみにママはマゾじゃない!」
 ぽや〜〜としている息子に母の叱責が飛ぶ。母の“固そうな”双つの胸の塊に見と
れていた息子も、慌ててばたばたした――が、だからと言ってここから先を理解して
いるはずもないのだが。
 結局、動転するだけの息子に母は痺れを切らして叫んだ。
「女の胸を剥き出したら、次は口と指で奉仕する!
 あ―――っ!もうっ!部屋中探しても隠した本やビデオがないんでまさかとは思っ
ていたけど、こんな“常識”も知らないのか!?ママは家庭内教育を誤った!」
 母は絶叫しているが、何を怒られているかも判らない慎一である。いったい、何が
“常識”で、どう“家庭内教育を誤った”なのであろうか?
「ぐずぐずしない!このまんまじゃ、ママだって恥ずかしいでしょ!」
 取りあえず慎一は怒鳴られるがままに実母の胸にむしゃぶりついた。慌てていた
分、雑な動きだったが、その歯と舌を母の乳房の張り詰めた弾力が見事に受けとめ
る。まるで熱く良い香りの“肉塊”にむしゃぶりついたかのようであった。

「そう、そ…そこ…ゆっくりと――」
 数分後、慎一の手と口は、母の指示通りに母の胸の上で動いていった。固い乳房が
握られ舐められ、固くなった乳首がつまれて舌で転がされる。
 とにかく夢中で真剣に慎一は動いた。さっきまで強気だった母の声が急に間延びし
てきたことや、或いはその母の――表情のみならず――全身の太陽色の肌にあわやか
な桃色が混ざりつつあることに息子は気がつく余裕はない。ただ一心不乱に舌と指を
蠢めかせたのだ
「……なかなかだな。筋が良いぞ。慎一」
 ――どれくらい時間がたったか判らなくなったほど熱中している息子に母は――上
気した声で――優しく囁いた。
「――これなら、うちのジムの生徒の中でもトップの…麻美や由紀子なみだ…」
 とにかく夢中で実母の胸を咥え舐めしゃぶっている慎一にはよく意味が判らない
が、誉められている事は確かなようだ。そして、母が“悦んで”いるらしいことも…
「しかし、これが邪魔だな」
 言いざま、母は自分の胸にむしゃぶりついている息子の股間に手を伸ばし――握っ
た。
「!」
 慎一が悲鳴を上げる。突然、母に股間の肉棒を握られたんだから無理はない。しか
もそこはさっきから本人もちょっと困るほど硬直して――
「なーーんだ。これは。さっきからぴたぴたと身体にあたってうっとしい。特訓中に
何をしてんだ」
「…!!!」
 常識的に考えてみれば、生まれて初めて――実母とは言え――女とキスをし、その
胸を愛撫しているんだから、慎一の“男の子”の部分が臨戦体制に入るのも無理はな
い。が、まあ、性知識にとぼしい慎一にも、さすがに実母の身体に勃起し、しかもそ
れを握られていることが“やばい”ことくらいは判る。
 慎一は無理な姿勢のまま――握られたままですから(笑)――第三者が見たら笑え
るくらいにあせり顔色を変え――そして何をして良いかもわからずにいた。
「しかたないな」
 大好きな母はそんな息子を頼もしくも助けてやるようであった。ちなみに声に落ち
着きが戻っているのは、その胸への愛撫が息子のパニックにより中止していることと
無縁ではない。



第3話


「確か、男は“ここ”を小さくしなきゃ落ち着けないんだった。いいよ。ママが小さ
くしてやる。ここに立って!」
 母の命ずるままに息子は身体を起こし、ベットの上に立つ。そうするとその前にひ
ざまづいた母の目の前に、股間がいき――さっきから痛いほど勃起していた肉棒が本
当に天をつかんばかりにいきり立っているのが母の鼻先につきつけたような形になっ
た。
「ふーーん。結構、大きいいじゃん」
 母はしみじみと呟いた。何故かはわからねども、それだけ息子は恥かしさで真っ赤
になる。だから、その母の声がわずかに上気したことまでは気がつかない。
「なかなかに固くて熱かったけど、大きさもこれとは――慎一。よかったな。お前の
ここはすごく男らしいぞ」
「……」
 真面目に母は誉めているんだが、“息子”としてはなんと応えて良いかわかるはず
もない。
「でも、この大きさだと…入るかな?」
 呆然と混乱の混合状態にある息子に比べて、ある意味で冷静な母はそう呟きなが
ら、顔を息子の肉棒に寄せた。そして――
 “ぱくっ”
「わ?!」
 妙な音と感触に急いで下を見た慎一が見たのは――
「マ、ママ!何を…僕のおちんちんを…」
 咥え――いや口一杯に頬張るなんて!
「……」
 動転する息子には構わず、母はしっかりと口と舌と手を使っていた。言ったよう
に、息子の肉棒は“結構な”大きさだったが、何とか“母”の口に入れたらしい。喉
にあたるほど飲みこんでも、全部は入りはしないのだが、ま、これでも十分ではあ
る。
「ま、ママ…」
 肉棒への母の口の愛撫はすぐにも息子を虜にした。熱いぬめりと柔らかな口腔の圧
迫にまるで別の生き物のように蠢く舌の感触に、息子の“まだ”大きく固いだけの肉
棒は過剰なまでに反応し、ほとんど“あっ”と言う間に爆発したのである。
「あ、な、何か、出ちゃう…」
「○△□!(駄目っ!)」
 初めての快感に腰から脳髄まで痺れさせながらも――慌てて腰を引こうとする慎一
の腰に母の力強い両腕が抱きつく。もとより力で母に抵抗できるはずもない。その姿
勢のまま、慎一は爆発して発射された何か――男の子のミルクを母の口腔に全て叩き
つけた。

「――美味しかった。量も勢いもすごいし」
 全てが終わってからようやく母は口を息子の肉棒から離し、恥かしさと快感の余韻
にぼうっとしている息子を見上げた。喋った拍子にその口の端に白いミルクがこぼれ
る。母はそれを舌でなぞって飲みこんだ。
「慎一。おまえ、女相手の戦いは才能があるぞ。アメリカの映画でもこんなすごいの
は見たことがない。ママとしても他の男なんぞは触りたくもないけど、こんな未完の
大器なら腕によりをかけて本物にしてやる」
 満足げにうなずく母であったが、うぶな息子は三分の一も理解できていない。
「さ、これで小さくなっただろう。特訓を続けるぞ!」
 次に母が命じたのは、男からの口淫であった。
「ちょうど女の攻撃は見せたけど、原理はちょっと違う。舌中心の責めになるんだ」
 慎一は言われるがままにベットに横たわり、その顔の上に母が覆い被さる。豹柄の
レオタードはすでに脱がされ、息子の目の前に濃い陰毛の叢とピンクに近い女の肉襞
が剥き出しになる。どちらもすでに湿っていたが、その意味まではまだ息子には判ら
ない。
「まず、その豆みたいなのをちょこっと舌で触り――それから、襞のあるあたりをな
ぞる――たまにその中に入れて…」
 母の命じるままに一生懸命舌を動かす慎一であった。今度はこっちの攻撃だからす
ぐには終わるわけもない。集中しているから時間もわからないが、それでもやがて、
母の声がさきほど以上に昂揚していく。さらに次には目の前の母の秘所が湿り気をま
し――ついには蜜のような熱い液体が母の肉襞の中から息子の顔をびしょびしょにす
るくらいにあふれ出てきたのである。そして――
「あ…あ――っ!」
 突然、息子の顔の上の母の裸身が電気にでもうたれたかのように硬直し――次には
崩れ落ちた。息子には判らなかったが、母は“絶頂った”のである。ほんのわずかな
間とは言え、腰が立たなくなり、そのまま母の秘所は息子の口に押しつけられた形に
なった。慎一の顔面は熱さとぬめりと濃厚な甘い香りに一杯になる。その濃すぎるほ
どの圧迫に息子は何故か満足感と悦びを覚えたのであった。
 しばらくしてから、ようやく元に戻った母は腰を上げ、ベットに仰向けのままの息
子に覆い被さっってキスをした――さっきの愛撫ではない本当のキスを。
「すごいぞ。慎一。ママを舌だけでいかせるなんて」
「そ、そう?」
 喉を鳴らす牝虎のようにうっとりとした母の台詞を、息子は今一つ理解していな
かったが、まあ母の上機嫌が嬉しくないはずもない。はにかみながらも慎一は微笑み
返した。
「絶対にお前は才能がある。ママの女生徒の中にもこんなに舌使いの上手いのは何人
もいない。男に舐めさせたのは初めてだから、興奮したのかもしれないけどそれを差
し引いても立派なものだ」
「はあ」
 思わず慎一は“へへ――”と笑ってしまう。のんきなものだ。
「しか――し」
 恥かしくも幸せな息子の笑顔が引きつった。またしても母の手が伸びて――
「まーーた、大きくしている!これだけははしたない!ママはおまえの実の母親だぞ
!冷静にならんか!」
 あんまりな言いざまであった。いくら、息子が、また股間の肉棒をかちんかちんに
しているとは言え――ベットの上で全裸の健康な美少年に全裸の野性的な美女が寄り
添っているのである。反応するなというほうが無理であろう。まあ、実母相手と言う
のは問題なのかもしれないが…それを言うのなら!
「ご、ごめん…」
 母にまた硬直をむんずと掴まれた息子は消え入りそうな声を出すが、それには反し
てその股間の“男の子”はいっこうに静まってはくれなかった。むしろ母に握られて
いることによって硬度と角度を増してすらいたのだ。
「仕方がないな」
 母はわざとらしくため息をついた。
「ちなみに性教育として教えるが、この男のおちんちんをこのように固くしたのを、
女の“ここ”――さっきお前が舐めたとこに入れるのがSEXだ。男はそこでああこう
するとさっきママの口でしたように“射精”して良い気持ちになる。判ったな?」
 淡々とした声の正確な教育ではあるが、その“おちんちん”を母に握られたまま言
われているのだから、息子としては声も出ない。
「ただし、SEXは誰ともして良いと言うわけじゃない。
 今まで教えたように女への攻撃に使うのならともかく、通常は一番好きな女相手
じゃないとしてはいけないんだ」
「……」
「だから、練習の時はママが口とか手で小さくしてやっても良いが、普通は慎一の好
きな女の子以外にこう大きくしてはいけないんだ。判ったな?」



第4話


「はあ…」
「よし。それで良い。いつでもどこでも誰とでもと言うのはさかりのついた獣だ。慎
一はちゃんと節度を持ってここを使うんだぞ。で――」
 次の質問はさりげなかったが、その実、精一杯さりげなさを装ったものであった。
「慎一はどの女の子が一番好きなんだ?」

 母の演技まで読み取れるほどの慎一ではない。だから即答できなかったのは、質問
内容自体に緊張したせいである。
「……」
 実は――ずっと以前から――答えは決まっていた。しかし、答えるかどうかは別問
題である。慎一の口もさすがにすぐには動かない。ベットの上で全裸同士で息子に寄
り添っている母も口を止めた。
 その状態のまま時間だけがたつ。やがて息子の肉棒を握ったままの母の手にやや力
が入った。意識したわけではない。焦燥の故かもしれない。そして、それが息子の背
を押したのである。
「ママ――なんだ。僕が一番好きなのは」
 やや沈黙があった。この“告白”に恥かしい慎一は目を背ける。よって、母の頬の
熱さが見える小麦色の表情に妖しい笑みが浮かんだのは見えなかった。
「ほう――」
 母はいつもの口調で次の台詞を続けた。
「慎一はママが一番好きというんだな」
 童貞――今の慎一のレベルでは、母の声がかなり努力して感情を押さえているもの
とは判らない。
「…うん」
 慎一はこくりとうなずく。頬が真っ赤に染まり、肩がわずかに震えているのは、け
な気と表現すべきであろうか。
「つまり、このママと――実の母とSEXがしたいと?」
 露骨で背徳的な台詞である。人によっては糾弾に聞こえたであろう。しかし、今の
この二人にとっては“厳粛な”事実なのであった――
 二人だけのこのベットの上ではそれが望みうる最上のであることを息子はこの時、
確信していたのである。
「うん…僕は――ママと…せ、SEXがしたい…」
 止めていた息が漏れる音が二人の間に響いた。母のものである。目を背けたままの
息子には判らなかったが、大胆なまでの息子の告白に母は眼の縁が赤くなるまでに興
奮していた。
「――まあ、そう言うことなら――慎一がそこまで頼むんなら、この“おちんちん”
を使わせてやっても良いが――」
 言いながらも母は力をこめて息子の頭を自分のはりつめた乳房に押しつける。台詞
は偉そうだが、声は熱いまでに上ずっていた。
「でも、ママはそこらへんのジャリ娘とは違うぞ。たとえ、一度でもママとそういう
事をする以上、慎一にもそれなりのものを約束してもらわなければならぬ」
「 ………」
 強気の発言に息子はようやくおびえた風に視線を上げる。その先で上気した母の悪
そうな笑顔がゆっくりと囁いた。
「まず、今後、ママ以外の女に“おちんちん”をこういう風には絶対に使ってはいけ
ない――いや、こんなに硬くすることも許されない――判ったか?」
「うん…」
 母の熱い迫力に押されるようにして慎一はうなずいたが、どう見てもよく判っては
いない顔つきだ。
「それから、ママに“おちんちん”を使う以上、責任は取る!ママだってこれで――
この瞬間からこの身体に火がつくのだから、その火を一生、ちゃんと面倒みなければ
ならない。それこそ、いつでもどこでも何度でも!判った?!」
「…うん」
 とてつもない約束をよく判らずにうなずいてしまった息子であった。“それだけは
止めとけ”と忠告してくれる人も、危険性に気がつく知識もここには存在しない。慎
一は恐らく人生の大部分を今、ここで決定したのである――その事に気がつくには、
この日からさらに数年の歳月が必要なのであるが……
「そう――なら、いい」 
 母の美貌に野性的な微笑みが浮かぶ。満足した雌豹のように舌がその真っ赤な唇を
なぞった。
「―――おいで。慎一。ママの中へ…いらっしゃい」

 母は乱暴に――恥ずかしさを隠すために――仰向けになり、息子はおずおずとその
上に覆いかぶさる。ほぼ筋肉の母の裸身はどこも熱く、慎一に触れた全ての部分が火
傷しそうであった。
「もう十分濡れているけど…ゆっくりしろよ。ママがこう言うことするのは慎一を妊
娠して以来なんだからな…」
 意外に緊張している母であったが、息子はそれ以上にがちがちである。腹につきそ
うなまでに硬直した肉棒を何とか母の股間にあてがったが、そこから先が上手くいか
ない。
「そ、そこ…濡れているとこ…よし。さきっぽがあたった…そこからゆっくり――
あ…やっぱり…お、大っきい…」
 裂けるほどに刺しこまれる感じとつぶれるほどに締めつけられる感じに母子はしば
し無言になった。二人だけの寝室で、ただ、二人の腰だけがゆっくりと動き、熱い
息、汗と愛液の粘つく音が二つの全身に聞こえる。
 やがて――
「はいった…な――」
 確認するような母の声に息子はこくりとうなずいた。かちんかちんの肉棒は母の肉
襞の中へほとんど――ようやく――埋没している。そこでの締めつけと飲みこもうと
するかのようなぬめる感触に、肉棒はまたすぐに爆発してしまいそうに高熱化してい
た。
「あ、う、動かないで…ママ、もうこれだけで…いっちゃいそう…なの…」
 母も同じであった。こちらは大きいとかだけではない。愛する息子がこんな形で
帰って来たと言う事実によってである。
(男はもうこりごりだと思って女の子ばかりだったのに…こんなに逞しくなって…)
 母はもう一度息子を抱きしめた。
「慎一。約束は守れよ」
「え…」
「ママだけを愛すると言う約束だ。他の女には絶対に触らないこと!」
「う、うん」
「そのかわり、ママも今まで通りに他の男には絶対に触らないし――いつでも慎一と
SEXしてあげるから」
「うん!」
 急に元気良く息子が応え――母が悲鳴を上げた。元気ついでに息子の肉棒に力が
入ったのである。
「一生、ママだけにするよ。ママは僕にとって最高――いやこの世で唯一の好きな女
の子なんだ!」
 感動的な宣誓であったが、強気で勝気だったはずの母は声も出ない。喋るたびの振
動で息子の肉棒が秘壺内で微妙に動き、その痺れる感覚が背骨から突き上げていたの
だ。
(こ、このまま腰を使われたら、あたし、死んじゃうかもしれない…)
 母の心配は半分あたった。やがてひ弱な息子が男としての本能で腰を振り出すと、
たったそれだけで鍛え上げたはずの母の裸身は翻弄されたのである。
「あ――い、いいっ!慎一――つ、強いわ――!」
 童貞なのだが、さっき搾り取るほど出したのがきいたのかもしれない。母を半狂乱
にするほどまでに息子の下半身は荒れ狂った。偉そうな事を言っても同性愛専門だっ
た母にこの攻撃への耐性はない。ただただわななくのみである。
「も、もう駄目ぇぇぇ…お願い、せめて――い、一緒に――」
 それほど待つまでもなく母の願いはかなえられる――母子は同時に爆発したので
あった。



第5話


「ママ…」
「慎一…」
 そのままの姿勢でしばらくしてからようやく二つの裸身が動く。爆発の余韻の中で
愛し合う母子はしっかりと抱きしめあった。母は一人息子の最初の――おそらくは唯
一の――女となり、ひ弱な息子は逞しい母を真の意味で初めて“女の子”にしたので
ある。その事実の確認のための今の沈黙の時間ですら――
 事実にどちらがより感動したかは二人には判らない。その内容ないし主張を言葉に
するには互いにまだまだ時間が必要で…が――
「あ、また大きく…」
 熱中のあまり、入れたままだった母がうかつであった。息子はそのままで元気を取
り戻し、母と言う名の女を愛する“男”として―
「も、もうなの?なんて逞しい…い、いい!でも…もっとゆっくり…ああっ!慎
一ぃ…」



 六○二号室―― 

「ただいま」
 亮一はかなり陰気な声で自分のマンションのドアを開ける。その姿も声も――い
や、存在そのものが疲れきっていた
 無理も無い。金曜の夜である。月曜からの五日分の疲労が、下がった肩と辛気な顔
色に如実に出ていた――社会人と言うのは子供達が思う以上に大変なものなのだ。
「お帰り!」
 そこへ――何の配慮も同情もなく――反射的と言って良いほどの元気なダッシュで
人影が亮一の視界に飛びこんできた。絶対に待ち構えていたに違いない。驚く事にそ
の人影は、今時貴重なセーラー服を着てすらいたのだ――亮一はそれを確認した瞬
間、五日分の疲労のさらに三割増に重く脱力した。
「お兄ちゃん!どしたの膝なんてついて?何かあったの?」
「あるのはお前だ!」
 玄関に片膝つきながらも亮一は絶叫した。本人としては必死なほどに真面目であ
り、ほとんど“魂の叫び”である。そうだろう。無理も無い。何せ、女子大生の妹が
中学時代の制服を着てきたのだから…
「いい加減にしろ!なんだ、その格好は!」
「せーらあ服よ。あたしの中学の頃の」
「だから!何で、今更、その格好を!?」
「だって、好きなんでしょ!?お兄ちゃんは、こんな“制服”が!」
 実の――たった一人の妹の夏子の反撃に、亮一はぐっ!とつまった。顔色まで変わ
る。
「……」
 かなりのダメージのようだ。何か思い当たる――やましい――ふしがあるらしい。
その引きつった表情はそうとしか見えなかった。
「さ、リビングに来るの!今日の保健チェッ〜ク〜〜」
 明らかに心理的なものによるショックで有効な反撃の出来ない兄を夏子はリビング
へ誘った――いや無理矢理連行した。
「はいっ!脱いで!チェックするから!」
 リビングで夏子はそのまま兄のベルトに手をかけ、強引にスラックスを脱がせてし
まった。抵抗する間もない。さらにパンツも一気に引き下ろす――実の妹の前で下半
身を剥き出しにされる兄の意思など聞こうともしない。
「こ、こらっ!」
 さすがに抵抗しようとした亮一だが、妹はさらに大胆であった。むんずと兄の剥き
出しになった肉棒を掴み――しかも強引にしごき出したのである。
「いい加減にしろっ!夏子!」
「うるさいわね!お兄ちゃんがまた“いかがわしい”とこに行って、“許されないこ
と”をしていないか確かめるのよ!文句あんの!」
「……」

 ここで絶句せざるを得ない、たわけた兄に代わって、事情を説明しよう。
 まず、この二人はとても“仲の良い”兄妹である。数年前に両親を亡くし、今はそ
の保険金で購入したこのマンション六○二号室に兄妹だけで仲むつまじく暮らしてい
た。
 ――で、今の騒動の原因となったのは、兄の亮一が職場の飲み会において――ま
あ、酔った勢いと同僚との付き合いとかなんとかで、制服ヘルスにいったことによる
ものであった。
 その事自体は一般成人健康男性としては不思議でも何でもないであろう。男のコの
生理と言うのは定期的に放出を求めるものだし、またそういう男のコの為にそういう
店は存在を許されているのだ。まして、亮一は独身で彼女もいないのだから、誰が、
どういう理由で責める――いや責められるというのだ。
 同僚達がそう思ったのは間違いない。実際、彼等としてはこの件は、入社以来女っ
けが全く感じられない亮一への気配りと友情の証だったのだから。
――しかし、彼等は知らなかった。実は亮一には、美人で可愛い――そしてたいそう
仲の良い実の妹――『夏子』――という存在がいたことを……

「う―――んん。何か元気ないなあ。やっぱり、今日も“また”一発やっているのか
な?」
 夏子が笑顔で呟いた。しかし、目は笑っていない。声もかなり怖い。手は兄の大事
な肉棒をしっかりと握っている。きっと、そのまま握りつぶすことも可能であろう
――
 亮一は色の変わった声で叫んだ。
「違う!何もしていない!反応しないのはおまえのその――即物的なせいだ!」
「即物的?」
「そう!そんな無理矢理脱がせて、乱暴に握り締めただけでいくわけないいだろう!
乳牛だって嫌がるぞ、そんなもん!男はもっと繊細なんだ!」
「やっぱり、お金払って自分から服を脱いで、どこの誰のどんな使い古しかわからな
い初対面のお姉さんに優しくされないと駄目なわけ?」
 兄の魂の叫びに対して夏子はにこやかに聞き返し――その一瞬で亮一はしぼんだ。
やましいことがある――いやあった男というものはそういうものである。さらにそう
責めながらも犬歯を牙のように見せて笑顔を作る妹を見ると、一生このネタで虐めら
れるのではないかと言う絶望的な気すらしてくるのであった。(見事な未来予測であ
る)
「心配しなくもいいよ。お兄ちゃん。そんなこともあろうかと思ってこういう準備を
してきたんだから」
 一生このままであろうと確信できる自己の優位を確信しきった怖い微笑を浮かべる
夏子は右手はそのままにして身体の位置を変え、ソファに腰掛けさせられている亮一
の剥き出しの膝に座る。そしてセーラー服の前をはだけ、下着をつけていない胸を包
みこむようにして兄の顔に押しつけた。
「ほーーら。セーラー服の生おっぱいだぞ。好きでしょ?好きなんでしょ?お兄ちゃ
ん」
 中学生用セーラー服のサイズにはすでにおさまりきれない妹の成長した両乳房が剥
き出しになり、“ぼわん!”と兄の顔を打つ。その熱さと柔らかさと、顔がうずまる
ような肉感が窒息しそうなくらいに亮一に迫った。
「…くっ!」
 亮一の奥歯が深刻な音を立てる。何と言う即物性であろうか。自分の見事な裸身を
出しさえすれば――自慢のDカップの乳房を押し付けさえすれば、兄がどんな状況で
あろうとすぐにも――簡単にも!――恥かしい反応をすると決め付けているのだ。夏
子は――この妹は!



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