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セクスカリバー第27章/幻惑の塔(@)第14話まで更新済 勇者トロスの血を引くロマンチーノの王子シャムと 旅をともにするラヴリーな仲間たち。 ロールプレイングタッチで綴る愛と冒険と官能のロマン。 バックナンバー(第1章〜第26章)は別館に掲載しています。 (掲載スタート 2001年9月27日) カリバーリンク(この小説に出演している人達のHP)は一番下にあります。 |
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| 第1〜3話 |
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<メンバーの現在の体力・魔力> シャム(18才)♂ 勇者 HP 530/530 MP 0/0 イヴ (22才)♀ 神官 HP 440/440 MP 460/460 キュー(19才)♀ ワルキューレ HP490/490 MP240/240 エリカ(24才)♀ ウンディーネ女王 HP410/410 MP 510/510 チルチル(15才)♀ 街少女 HP310/310 MP0/0 アリサ(18才)♀ 猫耳 HP 460/460 MP 0/0 ペペ(20才)♂ 氷魔導師 HP 390/390 MP 450/450 ウチャギーナ(17才)♀ 風魔導師 HP 360/360 MP 400/400 マリア(23才)♀ 聖女 HP 350/350 MP 520/520 エンポリオ(18才)エルフアーチャー HP 470/470 MP 0/0 第1話 若さというものは素晴らしいものだ。 束の間の仮眠だけで、シャムたちは若鮎のような元気さを取り戻していた。 ユマ姫救出を目前に控えて、緊迫感がみなぎっていたことも彼らの元気さにいっそう拍車を掛けた。 シャムたちが2マイルほどの道程を経て『クリトビスの塔』についた頃はすでに西に日が傾き始めていた。 『クリトビスの塔』は石で造られていて、円柱形をしている。 数箇所窓はあるがその数はとても少ないため、内部はフロアによってはかなり暗いことが予測される。 松明やローソクも装備しているので内部が真っ暗闇であったとしても不安は無いだろう。 塔の入口はエンポリオにとっては忘れることの出来ない忌まわしい場所であった。 金髪の少女が幻術師らしき男に抱きかかえられて、塔の中に入って行く様子を眺めていた時、記憶喪失の魔法を掛けられてしまった。 エンポリオ「因縁の塔の入口にやっと辿りついたね。よし、あの男に仕返しをしてやるぞ!そしてあの少女をきっと助けてみせる!」 エンポリオの闘志はメラメラと燃え滾った。 シャム「みんな!いいか!いよいよ塔の中に潜入する。どんな敵が出てくるのか、どんな幻術を使ってくるのかはさっぱり分からないけど、気持ちを引き締めて掛かるんだぞ!」 アリサ「にゃあああん!はあああい!☆★☆」 ウチャギーナ「任しておいて!」 マリア「私もがんばりますわ」 チルチル「私、かなり腕を上げたんだピョン♪」 イヴ「みんな、できるだけ離れないようにね」 エリカ「幻術はまやかしよ。惑わされないすれば大丈夫よ」 ペペ「久しぶりに腕がなるよ」 キュー「にゅう、ワルキューレのパワーを見せてあげるわ!」 エンポリオ「みんな、俺も少しは役に立ってみせるからね!」 シャム「ん?ドアが開かないぞ。頑丈な鍵が掛かってるようだ。くそ、びくともしない」 第2話 シャムが体当たりを繰り返すがドアは開かない。 エンポリオ、ペペ等の男性陣とキューやアリサも加わったが、ドアは開く様子が無かった。 そこへウチャギーナが一歩進み出て提案した。 ウチャギーナ「風の魔法を使ってみるわ。みんな、そこを退いてて」 アリサ「にゃう〜ん☆★☆ウチャギーナちゃんならきっと開けれるよおおお〜☆★☆」 ウチャギーナ「いいえ、分からないわ。でもやってみるわ」 イヴ「ここはウチャギーナちゃんに任せようよ、みんな」 ドア附近にいた者は一斉にその場を退いて、じっと成り行きを見守った。 ウチャギーナが風の呪文を唱えはじめた。 【ウィンド・ボン】といって、風の摩擦を利用して特定の場所を爆発させる魔法だという。 ウチャギーナの差し上げた両手がオーラに輝き、小さな渦巻きが回転し始めた。 ウチャギーナは目を閉じて呪文を唱え続けてる。 やがて渦巻状の球体がすごい速さで扉目掛けて発射された。 (ドカ〜〜〜ッン!) 物凄い轟音が鳴り響き、扉の木片が辺り一面に飛び散った。 (うわ〜〜〜っ!) シャムたちはその壮絶さに思わず驚きの声をあげた。 炎は出ないので硝煙は上がらなかったが、古い木片独特の匂いが漂った。 ウチャギーナは静かに目を開け、魔法の成果を確かめるかのように正面を見据えた。 その瞬間、周囲から歓声が巻き起こった。 チルチル「やったでピョ〜ン♪」 エリカ「さすがだわ。ウチャギーナちゃんの魔法の威力はすごいわねえ」 マリア「私、驚きのあまり腰が抜けそうでした」 シャム「どの辺が?」 マリア「きゃあ〜〜〜!お尻を触らないでください!」 イヴ「もう、シャムったら、ドサクサに紛れて何をしてるのよ〜」 第3話 キュー「にゃっ、いよいよこれから謎に満ちた塔の中に突入しようと言うのに、シャムってのんき過ぎる〜」 エリカ「いいんじゃないの?エッチなのはシャムの持ち味なんだから。余裕の現われかも」 イヴ「いいように解釈するわね〜。だけどその通りかもね、ねえ?シャム」 ところがその時点で、シャムの耳には仲間の会話など全く届いていなかった。 眼光鋭く塔内を見据え、いつになく凛々しい表情に変わっていた。 シャムは剣を天にかざし、先頭を切って塔内に突入した。 シャムに続いて一行は続々と中に入っていった。 塔内は久しく外からの侵入を拒んでいたからか、少しかび臭く淀んだ空気が漂っていた。 だが特に何か仕掛けがある様子もなく、だだっ広いエントランスホールが中央に広がり、右奥には上に繋がる階段があった。 しかも明るいとは言えないが、ところどころに塔内を照らすランプが灯り、内部の様子はおおよそ伺うことができた。 ウチャギーナ「特に変わった様子はないみたいね」 チルチル「よかったね〜♪これだったら上に上がるのはらくちんダピョン♪」 イヴ「いいえ、こんなもんじゃないと思うわ。きっと罠があるはずだわ」 エンポリオ「よし、いつ敵が現れてもいいように戦かう準備だけはしておくぞ」 エンポリオはそういって、背中に収納してある矢を一本手に取った。 その言葉に反応して、アリサも爪を立て臨戦態勢を整えた。 魔法系や弓矢などの遠距離系戦士を中心に据え、武闘系戦士は周囲を取り囲む。 だが敵が現れる様子など全くない。 幻術を掛けてくる気配もない。 何も起こらないことが、かえって、シャムたちにとっては恐怖といえた。 シャム「ちぇっ、何だよ。何も起きないじゃないか。さあ、さっさと2階にあがろうよ」
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| 第4〜6話 |
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第4話 シャムは皆より先に数歩進み、2階への階段の上り口まで差し掛かった時であった。 突然、後方からアリサの黄色い金切り声が飛んだ。 アリサ「ま、待ってえええええ〜〜〜!!シャム!!★★★そこ踏んじゃダメえええええ!!★★★」 驚いたのはシャムであった。 (ガタンッ!) シャム「ええ〜〜〜っ!?」 突然床の一部が口を開け、シャムの身体は吸い込まれてしまった。 シャム「うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」 アリサ「シャ、シャムううううう〜〜〜!★★★」 イヴ「きゃあ〜〜〜!!シャムッ!!」 シャムは穴の中に落ちてしまったかに思われたが・・・。 ところが、穴の幅が70センチぐらいであったため、落ちる瞬間、両腕を伸ばし、体重を支えて、どうにか最悪の事態だけは免れたのだった。 エリカ「あぁ・・・」 ウチャギーナ「良かったぁ・・・」 チルチル「みんな、ぼ〜っと見てないで早くシャムを助けてあげようよ〜!」 エンポリオ「あ、そうだった!シャムさん、大丈夫!?」 ペペ「直ぐに助けてあげますよ!」 エンポリオとペペがシャムの両腕を抱えようと近寄り、穴の中を見て真っ青になった。 シャムのずっと下方には無数の槍が真上を向いて整列していたのだった。 エンポリオ「シャ・・・シャムさん、し、下・・・@@;」 ペペ「ゾ〜ッ・・・@@;」 シャム「下がどうしたの?セクシーな鬼の子でもいるのかな?」 エンポリオ「決してそんないいものでは・・・」 ペペ「とにかく下を・・・」 仲間の言葉に促されたシャムは何気に脚の方向に目を向けた。 シャム「ぎょえ〜〜〜〜〜〜!!や、槍の山だ〜〜〜〜〜!!@@;」 シャムの絶叫を聞いて、女性陣も一斉のシャムの填まっている穴を覗いた。 キュー「うげっ!」 マリア「まあ、恐いわ・・・」 シャム「それはいいとして、オイラを早く引き上げろよ!><」 エンポリオ「ああ、忘れてた・・・」 シャム「忘れるな!」 ペペ「すみません。すぐに」 無事に穴から救出されたシャムは床に這いつくばってほっと一息ついた。 ウチャギーナ「何か怪しそうね・・・」 ウチャギーナは塔内に落ちていた石ころを穴の中へ投げ入れた。 (コ〜ンッ!) エリカ「ん・・・?」 イヴ「あら・・・?」 第5話 マリア「あら、槍が全部消えましたよ!」 ウチャギーナ「ほんとだ!槍が消えて、穴の底がふつうの土になってる〜!」 イヴ「この穴底だったら、落ちても怪我ぐらいはするかも知れないけど、槍に串刺しになってしまことはないわね」 シャム「そうか、これも幻術だったのか」 アリサ「にゃん?槍は本物じゃ無かったのおおお〜?☆★☆」 シャム「オイラの股間にある槍は本物だぜ〜〜〜!」 アリサ「きゃあああああ〜!☆★☆あ・・でも、その槍は好きいいいいい〜☆★☆」 イヴ「そうね♪あの槍なら串刺しにされたいわ〜、私も(ポッ)」 エンポリオ「はぁ・・・?(・・;)」 キュー「この人たち、いつもこんな調子なの。気にしないで(−−;)」 エリカ「じゃあ、2階に上がろうよ」 ペペ「先を急ぎましょう」 一行は2階への石段を登り始めた。 石段の一歩目に脚を掛けたシャムが上を見つめつぶやいた。 シャム「上は真っ暗だなあ。何段ぐらいあるのだろう。かなりあるようだけど」 キュー「松明を灯すわ」 シャムの後方に位置していたキューが即座に答えた。 旅の袋から松明を取り出してそっと明かりを灯した。 周囲がパッと明るくなった。 それでも2階までは見えない。 かなり長い石段のようだ。 再び一行は登り始めた。 マリア「それにしてもアリサちゃんってすごいですね。シャムさんの足元に仕掛けがあるってどうして分かったのですか?」 アリサ「にゃんにゃん〜☆★大好きな人に危険が迫ると分かるのおおお〜☆★☆未来に起こる光景が頭の中にフワッと浮かぶのおおお〜☆★☆」 マリア「へえ〜そうなんですか。予知能力をお持ちなんですね。すごいですわ」 アリサ「よ〜ち?アリサ、そんなに幼稚かなあああああ〜?☆★☆」 チルチル「アリサちゃん、違うって。マリアさんが言ってるのは幼稚じゃなくて、予知能力だピョン♪先を見通す力のことだよ〜ん」 アリサ「にゃう〜、あ、そうなんだあああ☆★☆でもシャムしか分からないのおおおおお〜☆★☆」 マリア「それってシャムさんのことが好きって証拠ですわ」 チルチル「シャムのこと好きなのはアリサちゃんだけないでピョ〜ン♪」 マリア「そうなんですか。まあ、シャムさん、持てますわねえ」 シャム「つべこべ言ってるんじゃないよ。いつ敵が出てくるか分からないぞ!」 マリア「は〜い」 第6話 シャムの一言で、一行はお喋りをやめてしまった。 会話は場を和やかにする効果がある。 だが一方では集中力に影響する事もある。 いつ何が起こるか分からない今の局面では、気持ちを引き締めて掛かるべきだろう。 一行は石段をひたすら登った。 ところが不思議なことに、いくら登っても2階に着かないのだ。 1フロアがいくらスパンがあるとは言っても、5分も10分も歩かなければ到着しないような建物なんて考えられない。 キュー「ねえ、この石段、いくら登っても2階に辿り着かないんだけど、どうなってるの〜?」 チルチル「なんかやけに長い石段だピョン(−−;)」 エリカ「そうね、何か奇妙ね・・・」 イヴ「もしかしても、これも幻術なのかも」 ウチャギーナ「これは何か罠だわ、きっと」 マリア「そうすると、私達は永遠に石段を登らなければならないのでしょうか」 イヴ「そんなぁ・・・1日中石段登りなんてしたくないよ〜」 ウチャギーナ「あ、そうだ!おばあちゃんからもらった参考書を見てみるよ!」 キュー「にゃっ、ウチャギーナちゃん、そんなのおばあちゃんにもらってたの?」 ウチャギーナ「うふふ、本当はね、もらったんじゃなくて、旅立つ前におばあちゃんが編集中の『魔道対策ブック』をパチって来たのよ〜^^」 チルチル「パチるって、もしかして、盗む事じゃないの?ウチャギーナちゃんって悪い子だピョン♪」 マリア「今頃、おばあ様は困っておられるのでは無いでしょうか。神よ、ウチャギーナさんの悪行を許したまえ・・・」 ウチャギーナ「悪行って、そんな人聞きの悪い(−−;)」 エリカ「でも今となってはその参考書役に立つかも。ウチャギーナちゃん、すぐに調べてみて」 ウチャギーナが布鞄から1冊の本を取り出すと、キューが気を利かし松明を近づけてやった。 本の中には文字やらイラストが記されていたが、魔法には縁遠いキューには何が何やらさっぱり分からなかった。 代わって、エリカとペペが覗き込む。 ウチャギーナがページを繰っていくと、 【幻術について】 ・階段無限旋回の術対処方法 という項目があった。 ウチャギーナ「あ、これだ!」
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| 第7〜9話 |
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第7話 『・階段無限旋回の術対処方法 階段無限旋回は幻術の一種である。この術は人間の視覚を狂わせる効果がある。術にかかると、階段や石段をいくら登っても上階にたどり着かないという幻覚に陥るが、決して慌てることは無い。目を閉じよ。目を閉じて進めば必ず上階にたどり着く。ただし、同時に敵からの攻撃もあり得るので防御は怠りなきように。』 ウチャギーナ「目を閉じて登ればいいんだって」 マリア「なるほど、そうなんですか。錯覚というのは視覚からの場合が多いですものね」 アリサ「にゃあ?三角ううう?四角ううう?☆★☆」 チルチル「アリサちゃん、三角、四角じゃないでピョン♪錯覚と視覚だよ〜」 アリサ「にゃははははは〜そうなんだあああ〜☆★☆」 ウチャギーナ「・・・(_ _;)」 エリカ「・・・(・・;)」 キュー「じゃあ、つまずいてもいけないから、シャムを先頭にして、みんな前の人のどこかを持って進もうよ」 シャム「なんでオイラが先頭なんだよ」 キュー「いつも決まってるじゃないの。隊列はシャムが先頭って」 シャム「でも目を瞑ってだろう?どちらかというと苦手だなあ」 キュー「目を閉じて歩くのが得意な者なんてここには誰もいないから、シャム頼むよ〜」 と言うことで話が決まり、シャムを先頭にキュー、アリサ、と続き、最後尾のイヴまで長い隊列が続いた。 一行は真っ暗闇の階段をゆっくりと一歩ずつ、足元を踏みしめていった。 20段ほど登ったところで、足元が平らになった。 上まで登りきって、2階の踊り場に出たようだ。 シャム「よし!足元がフラットになったぞ。みんなもうすぐだぞ〜」 キュー「本当は短いのに長く感じる階段だったね」 シャム「ウチャギーナがいないといつまでも登っていたかも」 エリカ「ウチャギーナちゃん、ありがとう」 ウチャギーナ「いいえ〜。おばあちゃんの本が役に立って良かった〜」 2階の踊り場は薄暗い以外特に変わったことは無かった。 右には長い廊下が続いている。 突き当りまで行くと3階の階段があるかも知れない。 一行は長い廊下を松明を灯してゆっくりと歩いた。 廊下にはところどころには、かつては騎士が身に着けた思われる古びた鎧が並べられている。 第8話 先頭のシャムが持っている松明がゆらゆらと揺らいでいる。 かすかな空気の流れがあるのだろう。 だが長い廊下は両サイドとも壁が続いていて、ところどころに扉があるだけで、どこにも窓のような外気に面した箇所は見当たらなかった。 きっと遠くに空気穴があってそこから空気が流入しているのだろう。 静寂とした回廊に並べて置かれている鎧がまるで生き物であるかのような不気味さが漂っていた。 チルチル「並んでいる鎧、なんか今にも動き出しそうだピョン」 ウチャギーナ「チルチルちゃん、そんな気持ちの悪い事言わないでよ〜」 エリカ「まさか、これは鎧なんだから、動くわけないでしょう?」 チルチル「そうだね〜。人形みたいなものだピョン♪」 エリカは一番近くにある鎧に触れてにっこりと笑った。 エリカ「ほら、チルチルちゃん、全然動かないでしょう?」 チルチル「本当だ〜。それにしても鎧ってそばで見ると迫力あるでピョン♪」 ウチャギーナ「騎士は大変ね。こんな重い物を身につけて戦うなんて」 ペペ「我々魔導師は特に軽装ですからね」 エンポリオ「戦士系は大変ですよね」 キュー「にゅう〜、でも私もシャムも戦士系だけど比較的身軽だよ」 鬱蒼とした雰囲気もちょっとした会話で一変するものだ。 一行は緊張した面持ちが少しほぐれて、まもなく廊下のコーナーに近づいていた。 角を曲がると3階への石段があるに違いない。 そう思った矢先、アリサが妙な声を出した。 アリサ「にゃん?一番右端の鎧、ちょっと変だよおおおおお☆★☆」 イヴ「どうしたの?別にふつうじゃなくって・・・?」 アリサ「でもおおお・・・☆★☆」 イヴ「?」 アリサ「首が・・・☆★☆」 イヴ「えっ!?」 アリサ「ない・・・☆★☆」 イヴ「あははは、アリサちゃん、鎧なんだからさ〜、首がなくても別に不思議は・・・」 (ガシャ!!) 第9話 イヴ「えっ・・・!?」 アリサ「にゃっ!?☆★☆」 イヴ「もしかして、あの鎧、今、動かなかった?」 アリサ「う、う、動いたあああ・・・★★★」 イヴ「きゃあ〜〜〜!」 アリサ「にゃああああああああ〜〜〜!★★★」 シャム「なんだよ〜騒々しいなあ〜」 イヴ「だって置物の鎧が動いたんだもの」 アリサ「私、お化けはちょっと苦手かもおおお★★★」 シャム「わっはっはっは〜、鎧が動くわけないじゃないか〜」 (ガシャ!!) シャム「なにっ!?」 イヴ「きゃあ〜〜〜!化け物よ〜〜〜!」 アリサ「にゃごおおおおお〜〜〜!@@;★★★」 (ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ・・・) 首のない鎧がゆっくりとした足取りで、シャムたち目掛けて歩き出した。 イヴ「こっちに向かってくるよ!」 アリサ「しかも手に剣を握ってるよおおおおお!★★★」 キュー「にゅう〜首のない騎士って!?首があってもなかっても関係ないわ!ワルキューレの剣を受けて見て!!」 先陣を切って、キューが首のない騎士目掛けて切り込んで行った。 (カキ〜ン!) 剣が交わったのは一瞬であった。 猛烈な力がキューを押し返し、キューは床に転がってしまった。 首のない騎士は剣を振りかざした。 エンポリオ「危ない!!」 エンポリオは弦(つる)をいっぱいに引き絞って矢を放った。 (カキ〜ン!) ところが矢ははね返され真っ二つに折れてしまった。 エンポリオ「なんだって!?オレの放った矢が折れるとは!?」 エリカ「キューちゃん、起きちゃダメよ!そのまま転がって逃げるのよ!そいつはただの化け物じゃないわ!」 キューはエリカの指示どおり転がって逃げた。 エリカ「そいつはね!地獄の騎士『デュラハーン』よ!恐ろしく強いので、みんな、気をつけて!」 マリア「なんですって!?あの呪われた死の騎士デュラハーンが蘇ったというのですか!?」 エリカ「間違いないわ!あの風貌・動き方からして伝説の地獄の騎士に違いないわ!」
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