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セクスカリバー 第32章 ボヘミアン洞窟 (大人向き) 勇者トロスの血を引くロマンチーノの王子シャムと 旅をともにするラヴリーな仲間たち。 ロールプレイングタッチで綴る愛と冒険と官能のロマン。 バックナンバー第1〜26章は別館に、第27〜31章は連載小説に掲載しています。 (掲載スタート 2001年9月27日) カリバーリンク(この小説にゆかりのある人達のHP)は一番下にあります。 |
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| 第1〜9話 |
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<登場人物の現在の体力・魔力>
シャム(18才)♂ 勇者 HP 590/590 MP 0/0 イヴ (22才)♀ 神官 HP 500/500 MP 510/510 キュー(19才)♀ ワルキューレ HP550/550 MP290/290 エリカ(24才)♀ ウンディーネ女王 HP470/470 MP 570/570 チルチル(15才)♀ 街少女 HP370/370 MP0/0 アリサ(18才)♀ 猫耳 HP 540/540 MP 0/0 ウチャギーナ(17才)♀ 風魔導師 HP 410/410 MP 490/490 マリア(23才)♀ 聖女 HP 410/410 MP 590/590 エンポリオ(18才)♂ エルフアーチャー HP 540/540 MP 0/0 ユマ(18才)♀女剣士 HP 510/510 MP 0/0 リョマ(28才)♂ 竜騎士 HP 630/630 MP 0/0 サチ(21才)♀ 占い師 HP 250/390 MP 450/450 |
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第1話 メガロックの罠は5つ続き、その後はピタリと途切れてしまった。 シャム「ふぅ〜やっと罠が終わったか。ん?なんだ?あの壁に彫り込まれたレリーフは」 シャムが男の顔を形どったレリーフに近づこうとすると、アリサが大声で叫んだ。 アリサ「だめぇぇぇ!!近づいちゃあああ!!★☆★」 シャム「ええっ?あれも罠なのか?」 アリサ「分からないけどおおお、その可能性はあるよおおお★☆★ちょっと待っててえええ、試してみるからあああ★☆★」 アリサは地面に転がっている小石を拾い、レリーフの彫り込まれた壁に向かって投げつけた。 (ガシャン!) 小石は見事にレリーフを捉えた。 するとどうだろう。 その瞬間、レリーフの男の口からすごい勢いで矢が放たれた。 (ピシュッ!!) シャム「うわっ!!」 チルチル「きゃぁ〜〜〜!!」 矢はそのまま一直線に飛び、向かい側の壁面に当たって地面に落ちた。 シャム「ぞぉ〜〜〜・・・」 チルチル「危なかったでピョン・・・」 キュー「シャム、不用意に進むとダメだよ〜。アリサちゃんが叫んでいなかったらシャムは今頃あの世に行ってたかも」 シャム「アリサ、感謝するよ〜」 アリサ「にゃんってことないない〜☆★☆」 ユマ「『なんてこと』の間違いじゃないの?」 イヴ「ユマ王女、アリサちゃんは『なにぬねの』が時々発音しにくくなるの」 ユマ「あ、そうだったの。あはは〜」 マリア「あのレリーフはおそらく『アロースリット』という罠だと思います」 エンポリオ「オレも聞いたことあるよ。注意しなけりゃ」 シャム「よし、みんな気を引き締めて進もう〜」 シャム達が次々に罠を見破り打破していったことが、後に洞窟に現れるウチャギーナ達にとって好結果を呼ぶことになった。 シャム達よりかなり遅れはしたが、ウチャギーナ達も洞窟の入口まで辿り着いていた。 ウチャギーナ「あらら・・・洞窟の番人が縛られているわ。シャム達だわ、きっと」 番人A「うぐぐぐ・・・」 リョマ「ははは〜、お前たちはもう少しそのままにしていろ」 ウチャギーナ「お陰で難なく中に入れそう」 リョマ「シャムってかなり強い人のようだね」 ウチャギーナ「戦うたびにどんどんと強くなって行ってるみたい」 リョマ「そうなんだ。勇者というほどだからなあ」 ウチャギーナ「うわぁ、中は真っ暗だわ」 リョマ「布袋に松明が1本入ってたと思う。明かりを灯そう」 リョマは布袋から松明を取り出し火を灯した。 真っ暗だった洞窟が一気に明るくなった。 リョマ「準備よし。私が前を行くのでウチャギーナは後に着いてきてくれ」 ウチャギーナ「はい」 しばらく進んで、リョマが床の変化に気づいた。 リョマ「ん?これは・・・」 ウチャギーナ「どうしたの?」 リョマ「この洞窟にはメガロックという罠が仕掛けてあったようだ。だがすでに壊されてしまっている」 ウチャギーナ「たぶんアリサって子だわ」 リョマ「その子、罠を発見する能力を持っているのか?」 ウチャギーナ「ええ、確かそう聞いたわ」 リョマ「ただ強いだけじゃなく、そんな子まで仲間にいるとは。頼もしい限りだね」 ウチャギーナ「確かにメンバーは多彩だわ」 リョマ「益々みんなに会いたくなったよ。ははは〜」 ウチャギーナ「きっと後で会えるわ」 リョマ「よ〜し!じゃあ、がんばって追いつこう〜!」 第2話 サチ「ひぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!!いやぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!」 洞窟の最も奥の部屋から、若き女性の衣を裂くような悲痛な声が聞こえていた。 それは不意に連れ去られ囚われの身となった占い師サチの声であった。 一糸まとわぬ姿にされたサチは、祭壇の下にこしらえた円形のベッドにうつむきに転がされ、真上には馬面の男が乗りせわしく腰を動かしていた。 男は身体が人間で、顔は馬そのものであった。 男は別名エロ伯爵とも呼称されているバリキンソンであった。 サチは手首を縛られたうえ、重いバリキンソンに上から押さえつけられ身動きが取れないまま彼の毒牙に掛かっていた。 まるで馬並みの肉棒が女の狭間を抉り、サチは苦痛に顔を歪めていた。 バリキンソン「がっはっはっはっは〜!狭いですねえ。私が自慢のマラで拡げてあげるから安心しなさい。がははははは〜〜〜!」 サチ「い、いた〜〜〜いっ!やめてぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」 バリキンソン「あなたのお兄さんがやって来たらやめてあげてもいいですけどね。」 サチ「えっ!?リョマが来るの!?」 バリキンソン「置手紙を見れば、まず間違いなくやってくるでしょう。」 サチ「リョマが来たら、あなたたちなど、木っ端微塵だわ。」 バリキンソン「例え勇猛な竜騎士でも、そううまく行きますかね?洞窟の途中には沢山の罠を仕掛けておきましたからね。もっぱら全部見破れば、ここに辿り着くことができるでしょうが。全部見破ることはおそらく無理だと思いますよ。特殊な能力がない限りはね。竜騎士は確かに強いですが、罠を見破る能力が備わっているなどと聞いたことがないですからねえ。がはははははは〜〜〜!」 サチ「そんなぁ〜・・・ひどいわ!ひどすぎるわ!罠なんてやめてよ!」 バリキンソン「もう手遅れだと思いますよ。」 サチ「・・・・・・」 バリキンソンの卑劣な罠を知ったサチは愕然とした。 放心状態となってしまったサチはバリキンソンへの抵抗も弱まり、まるで人形のようになっていた。 全ての罠を看破しついに洞窟の最奥にたどり着いたシャムたちは、サチの囚われいる部屋の目前まで近づいていた。 アリサ「にゃあああ☆★☆もう罠はないよおおお☆★☆」 シャム「よし、アリサ、でかしたぞ。その扉がどうも臭い。」 キュー「サチさん、ここに囚われているのかなあ?」 シャム「いや、それはまだ分からないけど、その扉を見てごらんよ。」 シャムの指差す扉の中央部を見ると、蹄鉄の形をしたドアノッカーがついていた。 因みに他の扉には何もついていない。 蹄鉄は馬の象徴であり、バリキンソンの居所と考えても間違いないだろう。 キュー「扉を蹴破ろうか?」 エリカ「いいえ、ここは私に任せておいて。たぶん鍵が掛かっていると思うので、魔法で一気に潰すのが安全だわ。」 イヴ「そうね。カチャカチャ言わせると、気づかれて、サチさんが危ないかも知れないものね。」 エリカは呪文を唱え始めた。 たちまち水流が巻き起こり扉へと攻め寄せる。 サチの上で息を荒げていたバリキンソンは、腰の動きをはたと止めた。 バリキンソン「ん?表に人の気配がしますね。」 手下「もしかしてリョマが駆けつけたのでしょうか?」 バリキンソン「まさかそれはないでしょう。彼は今頃岩石の下で眠っているはずです。あなた、ちょっと表の様子を見てきなさい。」 手下「はぁ!」 手下が扉に向かいかけた時、突然、水の槍が扉を叩き潰し、室内へと流れ込んできた。 手下「うわっ!!」 手下の叫び声に驚いたバリキンソンや手下たちが一斉に扉の方に目を向けた。 壊れた扉から真っ先に突入してきたのはシャムであった。 続いてキュー、アリサ、イヴの順に次々に部屋内になだれ込んだ。 第3話 バリキンソン「な、何者っ!?」 予期せぬ乱入者に最も驚いたのはバリキンソンであった。 妹の救出のため、運良く全ての罠を乗り越えて兄のリョマが現れることはあったとしても、まさかシャムたちが現れようとは・・・。 バリキンソンの脳裏に刻まれた苦い記憶。それはクレスピンの泉で、ウンディーネの女王エリカを捕らえた際に彼らにじゃまをされたことであった。 バリキンソン「むむむ・・・またしても、あなたたちですか・・・」 シャム「バリキンソン!相変らず悪事ばかり働いているようだが、もう逃がさないぞ!」 ウンディーネ「バリキンソン、あの時は恥ずかしい目にあわせてくれたわね。今日はたっぷりとあの時のお礼をさせてもらうわ。」 バリキンソン「ふん!そううまく行きますかね?」 バリキンソンは腰のナイフを抜き、サチの首に宛がった。 バリキンソン「あなたたち、この娘さんを助けに来たのではないのですか? この娘さんの命を助けたければ、持っている剣を捨てなさい。」 シャム「うっ・・・卑怯な・・・」 ウンディーネ「相変らず、ズルイやつ・・・」 シャム「仕方ない。みんな、剣を床に捨てるんだ。」 (カシャ!) (ガチャン!) (カランコロン〜) (キリキリキリ・・・) シャムたちが剣を捨てる中、ひとり物陰から弓を引き絞るエルフがいた。 それはエンポリオだった。 (ピシュッ!!) エンポリオの放った矢はバリキンソンに向かって放たれた。 矢は見事にバリキンソンの右腕に刺さった。 バリキンソン「ギャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 バリキンソンは手からナイフを落とし、サチの上から床に転げ落ちた。 シャム「エンポリオ、でかしたぞ!」 バリキンソン「く、くそっ!!」 バリキンソンはすぐに起き上がり、背後の扉から逃げ出そうと試みた。 アリサ「逃げられないにゃあああ〜!☆★☆」 だが間一髪アリサが飛び掛り、バリキンソンの背中を引っ掻いた。 バリキンソン「ひぃ〜〜〜〜〜!!」 アリサに続いてシャムが挑み、バリキンソンはあえなく捕らえられてしまった。 手下たちも剣を振るって応戦はしたものの、キュー・イヴ・ユマたちの前に、なすすべもなく一撃で打ち倒された。 サチ「ありがとうございました、助けてくださって」 マリア「いいえ。それより早く服を着てくださいね」 マリアは身につけているガウンを脱いで、裸のサチに羽織ってやった。 サチ「私は助かったけど、兄が・・・」 サチは顔を曇らせた。 シャム「大丈夫だよ。お兄さんは生きてる」 サチ「そうなんですか!?」 シャム「うん。おいらたちが先回りしてサチさんを助けに行くって、置手紙しておいたし、仮にお兄さんが後を追いかけてきて、洞窟の罠は全部、潰しておいたからね〜。」 サチ「まあ、そうなんですか!それはよかった〜。何とお礼を申し上げればいいのやら・・・」 サチの表情に笑みが浮かんだ。 イヴ「それはそうとサチさん、かなり体力が落ちているんじゃない?顔色が悪いみたいだから。それにバリキンソンに嫌らしいことをされて、あそこを傷めたんじゃないの?」 サチ「そうかも・・・でも、大丈夫です・・・少し休めば治ると思います」 イヴ「でもずっとこの洞窟にいるわけにもいかないしなあ。ここにいるシャムがすぐに治してくれるわ。少し恥ずかしいかも知れないけど、シャムと1回だけ交わればすぐに元気になるのよ」 サチ「え〜!?交わるってぇ・・・。もしかして、男のナニを女のナニに入れるってことですか?@@;」 イヴ「そう」 サチ「そんな恥ずかしいことを・・・」 キュー「大丈夫よ。ケガをすればみんなそうして治してもらってるから。薬草よりもよく効くんだから〜」 第4話 サチは女性たちが薦める治療法に目を丸くした。 にわかには信じがたいが、自分を救ってくれた人たちが薦めるのだから、嘘偽りはないだろうと思った。 サチはためらいがちではあったが、イヴたちの提案を受け入れることにした。 シャム「恐がらなくていいって〜。すぐに終わるから」 イヴ「うふふ、『すぐ』だと、サチさん、回復しないかもよ〜」 キュー「そうそう」 シャム「いちいちうるさいな〜。『すぐ』に発射じゃなくて『すぐ』に回復ってことだよ〜」 イヴ「あはは、ごめん。横でとやかく言うとシャムが集中できないわね」 キュー「にゅう〜。横で黙って見てるから心置きなくがんばってね」 サチ「見てる・・・って・・・皆さんはどこかに行ってくれないんですか?」 イヴ「そうなの。これはエッチに見えるけど、エッチじゃなくて治療だから、みんなが見ている前でできるようにならないといけないの。すぐに慣れるから」 サチ「はい・・・」 イヴにそう諭されても、サチとしては男性と交わる行為を簡単に治療と割り切るわけにはいかなかった。 元々全裸同然だったサチは、あれよあれよと言う間にシャムのチンヒールが開始された。 サチ「あぁ、そこは・・・」 (クチュクチュクチュ) サチ「あぁん〜あぁん〜・・・」 アリサ「アリサもしてもらいたくなってきたあああ〜☆★☆」 エリカ「確かに私も最近ケガをしていなので、少しごぶさただわ。あぁ、見ていると身体が燃えてきた・・・」 エンポリオ「よかったら、オレとどうですか?」 エリカ「でもあなたとしても治療効果がないじゃないの」 エンポリオ「たしかに・・・(−−;)」 シャムはサチのデルタ地帯を愛撫しながら覗いた。 シャム「ふうむ・・・サチさんのクリトリスは特に変わった風はないなあ・・・」 サチ「・・・??」 シャムの一言で、仲間たちが一斉にサチの恥部を覗き込んだ。 サチ「・・・!!な、なんなの・・・?」 一斉に覗き込まれて、事情の分からないサチは慌てた。 シャムと交わった女性たちのクリトリスには過去2種類あった。 宝石のように光り輝くクリトリスを持つ女性たちと、通常の肉芽を持つ女性たち。 それは一体何を意味しているのか・・・ 謎は深まるばかりであった。 シャムは手慣れた手つきでサチを愛撫し、サチが昂ぶってきた頃、怒張した肉棒を挿し込んだ。 サチ「あぁ〜・・・」 (ズッコンズッコン!ズッコンズッコン!) ふたりの接合部からは卑猥な粘着音が聞こえた。 周囲の仲間たちは食い入るようにふたりの様子を見つめている。 中には堪らなくなって、下着の中に指を差し込み自分を慰める者もいた。 (ズッコンズッコン!ズッコンズッコン!) シャム「はぁはぁはぁ〜」 サチ「あんあんあん!あんあんあん!」 青ざめていたサチの頬に次第に赤みが差してきた頃、玄関口で、物々しい気配が感じられた。 リョマ「サチ〜〜〜〜〜!!大丈夫か〜〜〜〜〜!?ぬぬっ!!な、何と言うことを!!おのれ〜〜〜〜〜〜〜!!」 ウチャギーナ「ま、待って!!あれは違うの!!」 リョマはウチャギーナの制止も聞かず剣を抜き、猛烈な勢いでシャムに襲い掛かった。 第5話 リョマ「とりゃあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」 ウチャギーナ「きゃ〜〜〜〜〜〜!!シャム、逃げて〜〜〜!!」 サチの上で腰を振っていたシャムは仰天した。 床に置いた剣を握る暇がない。 周囲にいた仲間たちもリョマのあまりの迫力に圧倒されて、とても制止できなかった。 リョマの剣が振り下ろされたが、シャムは間一髪、体をかわした。 サチ「お兄さん、やめて〜〜〜!!」 妹サチの声さえも、リョマの耳には届かない。 リョマは二刀目をシャムに向けた時、キューが剣でさえぎった。 (カキ〜ン!) キュー「この分らず屋が〜!私が相手になってあげるわ!!」 リョマ「ん?その羽根はワルキューレか!?私の邪魔をするな〜!!」 剣は一瞬合わさったが、力の差で、リョマがキューを押し倒した。 キュー「キャア〜〜〜〜〜!!」 次の瞬間、ユマとイヴがリョマに挑んだ。 リョマ「邪魔をするでない!!私の妹をなぶろうとする者を成敗するだけだ!!」 (カキ〜ン!) (カキ〜ン!) リョマと一太刀合わしただけで、ユマとイヴをいとも簡単にはじき飛ばしてしまった。 イヴ「キャ〜〜〜!!」 ユマ「うわ〜〜〜!!」 サチ「お兄さん、もうやめてったら!!」 あられもない姿のサチが両手を広げ、リョマの前に立ちはだかった。 リョマ「サチ、そこをのくんだ!お前を陵辱した者を許しておく訳にはいかない」 サチ「私は陵辱なんか受けてないわ!」 リョマ「し、しかし!お前はそのスケベーそうな顔の男に嫌らしいことをされていたではないか!?」 シャム「スケベーそうなって・・・おいら、まじ切れた〜〜〜!!」 アリサ「まあまあまあ〜☆★☆スケベーと言うのは、まるっきり当たってないわけでもないんだしいいい☆★☆」 シャム「・・・(−−;)」 サチ「お兄さん、それは違うの。あれはチンヒールと言う治療なの。ヒール魔法や薬草と同じ効果があるの。ほら見て見て!私はこの通りすごく元気になったわ!」 サチは裸体を兄のリョマに見せつけた。 リョマ「とにかく早く服を着るんだ・・・」 サチ「あら、そうだったわ。いや〜ん、恥ずかしい〜」 ウチャギーナがチンヒールについて詳しく説明をした。 リョマはようやく納得したのか、剣をそっと収め深々とこうべを垂れた。 リョマ「シャム殿、そして皆さん、この通り深くお詫びします。早合点してしまってお恥ずかしい限りです」 シャム「わかりゃいいんだ。わかりゃ〜。ははははは〜〜〜」 マリア「シャム、その横柄な態度はいかがなものかと思いますが・・・」 シャム「ん?あ、そっか〜。ははは、まあ、サチさんが無事だったのでよかったじゃないの〜」 リョマ「いやあ、皆さんには大変感謝します。本当にありがとうございました」 シャム「それはそうと、ウチャギーナ、無事だったんだ!!」 チルチル「ウチャおねえちゃんが帰ってきた〜!きゃきゃきゃ〜!チルチル嬉ちいピョン!」 エリカ「ウチャギーナ、お帰りなさい。で、どうしてここに?」 ウチャギーナ「実はここにいるリョマに助けてもらったの」 イヴ「そうだったの?リョマさん、ありがとうございます。」 シャム「今度はおいらが礼を言う番だな。リョマさん、ウチャギーナを助けてくれてありがとう〜」 リョマ「いえいえ、偶然通りかかっただけで、私は大して何も。あははは〜」 第6話 キュー「ウチャギーナが塔の上から真っ逆さまに落ちてしまった時はびっくりしたよ〜」 ウチャギーナ「私も落ちていく途中もうダメかと思ったわ。いつのまにか気絶してしまって・・・。でも、落ちたところがリョマの馬車の上だったので、助かったの。本当についていたわ」 イヴ「偶然とは言え、本当にラッキーだったね。ん?リョマさんを呼び捨てにしているところを見ると、もう親密な関係なのかな?あは」 ウチャギーナ「えっ!?今、呼び捨てにしてた?親密な関係だなんて(ポッ・・・)」 イヴ「あは、まあ、その辺はあまり詮索するのはやめとくわ。とにかく助かってよかったわ」 エリカ「それはそうと、リョマさん。あなたはどうしてバリキンソンに命を狙われてたの?妹さんまでさらって相当躍起になっていたみたいだけど」 リョマ「はい、それには深い事情があるんです。話は天界に住む竜王ナーガと魔界に住む魔竜王ヴァースキーとの100年戦争にさかのぼります。我々竜騎士たちは竜王ナーガを支援するため、騎士団を結成し魔竜王ヴァースキーのしもべである魔物たちと激しい戦いを繰り広げてきました。ヴァースキーはかなりの野心家で初めは魔界を支配することを目論んでいましたが、魔界には魔王ルシファーが君臨していて思うように行かなかったようです。 そこで目をつけたのが地上でした。彼らは早速地上への侵攻を企て次々城を占領していきましたが、彼の悪行を知り激怒したのが天界の竜王ナーガでした。ところがナーガ率いる天使軍団や妖精軍団は、魔物たちに次々打ち破られ、ナーガは窮地に立たされてしまいました。ナーガの苦境を見るに見かねた我々の祖先たちはナーガを支援すべく騎士団を結成しました。それが『竜騎士団』の始まりです。竜騎士は竜を自由に操ることができるため、魔物たちと互角に戦うことができました。しかしなかなか決着がつかず、戦いは100年に及んでしまったのです。 そして苦難のすえ、ついに、ナーガと我々竜騎士団は魔竜王ヴァースキーを打ち破ることができました。捕らえられたヴァースキーはある孤島に閉じ込められ、その魔力は神の力により封印されてしまったのです。ところが、彼の力を利用するため彼を助けようとした人物、いや、妖怪がおりました。」 シャム「怪物って?」 リョマ「はい、妖怪です。もっと正確に種族を言うなら、『鬼女』です。」 シャム「げげっ!鬼女!?」 リョマ「お嫌いなようで」 シャム「そんなもの、好きなヤツはいるか〜〜〜!」 リョマ「ははは〜、確かにそのとおりで。名前をメデューサと言います」 シャム「ふん?以前どこかで聞いたような」 エリカ「そのとおり。名前は二回目の登場だわ」 イヴ「石化魔法をあやつる厄介な怪物だったわね」 リョマ「よくご存知ですね。そのとおりです。彼女に見つめられるだけで、全ての者が石になってしまいます」 シャム「オイラは可愛い子を見るだけで、股間が石になるけどな〜」 イヴ「もう!!冗談言ってる場合じゃないのに!(バシン!)」 シャム「いててててて!」 リョマ「なんと手荒な・・・」 イヴ「お話を中断してごめんなさい(^^;)で、メデューサがヴァースキーを救うためには最も障害となる竜騎士の1人であるあなたを消そうとしたわけね?」 リョマ「はい、そうです。100年戦争が終結した後、竜騎士団は解散し、それぞれの故郷に帰っていきました。つまりそれぞれ1人1人になってしまったわけで、メデューサとすれば結束のない我々を順番に消すにはむしろ好都合となったわけです。すでに仲間の何人かが殺されてしまったようです」 マリア「まあ、ひどいことを・・・」 アリサ「でも〜リョマさんを襲ったのは、あそこにいるエロい馬面男じゃないのおおお〜★☆★」 リョマ「ヤツはおそらく手下でしょう」 アリサ「わたし聞いてくるぅぅぅ〜★☆★」 アリサは捕らえられているバリキンソンに近づいた。 第7話 アリサ「ねえええ☆★☆馬面のおじさあああ〜ん☆★☆」 バリキンソン「ふん、私はバリキンソンと言うちゃんとした名前があるのです」 アリサ「捕らえられている身分でそんな気取っちゃダメなのおおお〜!☆★☆」 アリサはバリキンソンの耳を思い切りつねった。 バリキンソン「いててててて!何をするんですか!この猫女が〜!」 アリサ「猫女違うも〜〜〜ん☆★☆ネコミミなのおおお〜!☆★☆」 バリキンソン「大して変わらないのでは?」 アリサ「すごく変わるのおおお〜!☆★☆いや、そんなことはどうでもいいのおおお〜☆★☆それより、あなたメデューサの手下でしょおおお?☆★☆」 バリキンソン「うっ・・・手下ではありません。メデューサの協力者です。」 アリサ「あまり変わらないじゃあああん☆★☆」 バリキンソン「ふん!」 アリサ「この際どちらでもいいけど、どうしてあんな妖怪の味方をしたのおおお?☆★☆」 バリキンソン「ふふふ、鋭いところを突いてきましたね。メデューサが地上を征服すれば、私は一国一城の王になれるんですよ。いつまでも男爵止まりではつまらないですからね」 アリサ「そんなに国って欲しいものなのおおお〜?☆★☆」 バリキンソン「当然ですよ」 アリサ「ねえええ〜シャム聞こえたあああ〜?☆★☆この馬面おじさん、国が欲しいんだって〜☆★☆」 シャム「聞こえた〜!むむむ、欲深いヤツっ!そのために多くの人を不幸に巻き込んで・・・許せない!」 シャムは怒りをあらわにしバリキンソンの首に剣を当てた。 バリキンソンの顔色が変わった。 突然、頭を地面につけてたペコペコと謝罪の言葉を並べ立てた。 バリキンソン「た、助けてください・・・どうか命だけはお許しを・・・お願いです!」 シャム「ふん、お前の首を切っても何の得にもならないからなあ〜。よし、オヤジの城の牢屋にぶち込んでおこう〜」 一命を取りとめたバリキンソンは表情を一変させた。 バリキンソン「命を助けてくれるのですか!?あ、ありがとうございます!何とお礼を言えばいいのやら・・・シクシク・・・」 シャム「ん?鬼の目にも涙・・・じゃなくて、馬の目にも涙か?」 イヴ「いいえ、シャム、この男は信用ならないわ。嘘の涙だって流せるヤツだから」 バリキンソン「決してそのようなことは・・・」 シャム「どちらにしてもこのまま逃がすわけにはいかないからなあ。でも、オヤジの城へ戻ってると、道草食うしなあ〜」 ユマ「じゃあ、私が送り届けてくるわ。」 シャム「ユマが行ってくれるの?でも1人だと心配だなあ」 エンポリオ「じゃあ、オレが護衛するよ」 シャム「エンポリオが行ってくれるのか?よしそれじゃ決まりだ!」 ユマ「久しぶりに国王にご挨拶したいし。それにシャムに助けてもらったことも報告しなくちゃ」 ユマとエンポリオはすぐにロマンチーノ国へ向かうことになった。 リョマ「ほほう〜シャムさんはロマンチーノ国の王子様だったのか?それは驚きましたよ」 シャム「いや、今は違う。オイラは悪者を退治するために旅をする1人の勇者なんだ」 リョマ「詳しくは後ほどお聞きしたいと思います。それはそうと、もしよろしければ、私をお仲間に加えていただけませんか?」 シャム「マジで!?リョマが仲間になってくれるの?そりゃ百人力だ〜!」 リョマ「微力ながらお力になりたいと思います」 シャム「じゃあ、リョマは今日からオイラたちの仲間だ〜!」 アリサ「わ〜〜〜い!☆★☆」 イヴ「リョマさん、よろしくね^^」 キュー「それは頼もしいな〜。前衛も厚くなるし〜」 リョマがシャムたちの仲間に加わった! |
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第8話 リョマが仲間になったことを、最も喜んだのはウチャギーナであった。 ウチャギーナ「リョマ、仲間になってくれてありがとう」 リョマ「いや、当然だよ。皆さんには妹の命を救ってもらったんだ。少しでもご恩に報いなければ・・・。ウチャギーナ、これからもよろしく頼むね」 ウチャギーナ「リョマが仲間になってくれて、皆もきっと心強いはずだわ」 リョマ「期待に沿えるようにがんばらなくては。ところで、シャムさん?」 シャム「シャムと呼び捨てでいいって。丁寧に呼ばれたら何かくすぐったいから〜」 リョマ「ははは〜、じゃあ、シャムと呼ばせてもらうよ。シャム、で、これからどちらへ向かうつもりかな?」 シャム「うん、このペルセ島を出て怪物の親玉退治に行くつもり〜」 リョマ「親玉とは、先ほど、バリキンソンが言っていたメデューサかな?」 シャム「当たり〜!」 イヴ「でも何か変よ・・・」 シャム「どこが変なの?」 イヴ「だって以前トスカの森を訪れた時、聖者ムッヒ様がメデューサは昔英雄ペルセウスに滅ぼされたって言ってたじゃない。で、現在、その娘のメデッサと息子のスネークマンが跡継ぎとして君臨していると・・・」 シャム「ふむ。そう言えば、そんなこと言ってたなあ。ギョギョッ!!ってことはメデューサはまだ生きてるってことか!?」 イヴ「分からないわ。でもバリキンソンの言ってることが真実なら、そういうことになるわね。生き続けているか、それとも復活したか・・・」 シャム「バリキンソンにもう一度確かめてみる」 シャムは縄でぐるぐる巻きにされたバリキンソンの胸倉をつかんで言い放った。 シャム「おい、バリキンソン!おまえ、メデューサと会ったことがあるのか!?」 バリキンソン「ふん!人に物を尋ねる時はもっと紳士的に扱って欲しいものですね」 シャム「うるさい!オマエのような悪党を紳士的になんか扱えるか!つべこべ言ってないで早く答えろ!それともこのゲンコツが欲しいのか?」 バリキンソン「ら、乱暴な・・・話しますよ、話しますよ!だから乱暴はやめてください」 シャム「ゲンコツが嫌なら早く言え!」 バリキンソン「会ったことは一度もないですよ。だって顔を見れば、石に変えられてしまうのですから、そんなおっかない相手とは会いたくもないですよ。私に話を持ちかけてきたのは息子のスネークマンなんです。母のメデューサが地上制服を目論んでいるので、力を貸してくれないかと。力を貸せば、地上を制圧した暁には1国与えると・・・」 シャム「それで魔界の支援を行ったわけだな?」 バリキンソン「まあ、そう言うことです」 シャム「バカヤロ〜〜〜!!」 (バシン!!) バリキンソン「ぐわっ〜〜〜!!いたたた〜〜〜っ!!乱暴はやめてください!!」 エリカ「シャム、捕虜に乱暴はいけないわ。シャムらしくないわ」 シャム「オイラ、頭に来て・・・」 アリサ「シャム、私もそう思ううう☆★☆乱暴はだめえええ〜☆★☆」 イヴ「これで、メデューサの存在は分からなくなったね」 キュー「にゅぅ〜、もしかしたら、娘のメデッサが指示しているのかもね」 イヴ「いいえ、まだ完全にいないとも言い切れいないわ」 キュー「調べないといけないね」 ウチャギーナ「取りあえずは、弟のスネークマンの居所をつかむことが先決かも」 キュー「昔、メデューサは北のオデッセイ大陸に住んでいたと言われているし、ロマンチーノ大陸に戻らないで、情報集めに北へ渡ってみる手もあるね」 リョマ「オデッセイ大陸でここから一番近い街は港町ポリュテスだけど、そこへ行ってみるのもいいかも知れないね。人口も多いし情報集めには最適だと思う。砦の波止場から船で半日もあれば着くだろう」 シャム「よし!決まった!ポリュテスへ行こう〜!」 第9話 アリサ「オデッセイ大陸ってどんなところなのかにゃあああ〜?☆★☆」 マリア「まだ行ったことはありませんが、すごく寒いところと聞きたことがあります」 リョマ「私はかなり前になるが行ったことあるよ。大陸の奥の方は雪で覆われていて進軍が大変だった」 マリア「それじゃそうたやすく野宿はできませんから、宿屋は今まで以上に大切な場所になりますね」 リョマ「確かにそれは言えるね。でもその宿屋があまりないので泊まるところには少し苦労するかも知れないよ」 シャム「心配ばかりしてても始まらないさ!さあ、明るいうちに急ごう〜!」 アリサ「にゃおおお〜〜〜!☆★☆」 ユマ「シャム、じゃあ、私とエンポリオはロマンチーノ城までバリキンソンを送り届けてくるわ。お父様には心配掛けたし、シャムに助けてもらったことを報告しなくては。シャムも元気だって言っておくわ。用事が済んだらまた皆と合流するから」 シャム「うん、頼むよ。親父には、土産にメデューサの首を持って帰ってやるから楽しみにしてるように言っておいて」 ユマ「ゲゲッ、それは・・・」 シャム「ははははは〜、冗談さ〜」 ユマ「悪い冗談・・・本当に持って帰るつもりかと思ったわ・・・」 シャム「エンポリオ、ユマを頼んだぞ〜」 エンポリオ「任せておいて」 サチ「皆さん、大変お世話になりました。私もいっしょに行きたいけど、村のこともあるので残ります。皆さんのご無事をお祈りしています。私にできることがあればいつでも言ってくださいね。とは言っても占いぐらいしかお役には立てませんが」 シャム「占ってもらいたくなったら、この島に来るからその時は頼むよ〜」 サチ「今道具が無いので詳しくは占えませんが、行く先のこと少し占ってみます」 シャム「ポリュテスに美味い店あるかとか占ってくれるの?」 イヴ「レストラン占ってもらってどうするの〜!まったくもう・・・」 リョマ「サチ、行く先のことでヒントになりそうなことがあったら教えておいてくれ」 サチ「はい・・・」 サチは瞳を閉じて瞑想を始めた。 サチ「街の東に小さなレストランが見えます・・・その店で重要な情報が得られるでしょう・・・先ずはその店に行くことです・・・店の名前が分からなくて申し訳ありませんが・・・」 イヴ「いいえ、それだけでもすごく助かるわ。行くところがはっきりしたし」 キュー「ポリュテスの東にあるレストランか。ありがとう〜、サチさん」 リョマ「ところで、ウチャギーナはどうするの?おばあさんを置いたままこの島を出るわけには行かないだろう?」 ウチャギーナ「いいえ、おばあちゃんには目的を果たすまでは帰らないと伝えてあるから。皆とはぐれてしまうと、探すのも大変だし、いっしょに行くわ」 リョマ「いいのか?よし、それじゃいっしょに行こう〜」 エリカ「リョマ、何だか嬉しそうね、あは」 リョマ「え?そう?ははははは〜」 シャムたちはボヘミアン洞窟を出て以前砦のあった港までたどり着いた。 ここでメンバーは二手に分かれることになる。 北の大陸オデッセイに向かうシャム、イヴ、キュー、エリカ、チルチル、アリサ、ウチャギーナ、マリア、リョマ・・・ そして南のロマンチーノ城に向かうユマとエンポリオ・・・ ユマたちが先に船に乗り、シャムたちは見送った。 ユマ「また必ず皆に追いつくからね〜!皆元気でねえ〜!」 ユマとエンポリオの乗った船が小さくなると、シャムたちも乗船を始めた。 港から北の大陸までは半日掛かるので、きっと日が暮れてしまうだろう。 シャムたちはデッキに上がった。 冷たい潮風がシャムたちの頬を撫でた。 (第32章完〜第33章へつづく)
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