セクスカリバー 第31章 戦士の影 (大人向き)


第1〜7話 第8〜14話





勇者トロスの血を引くロマンチーノの王子シャムと
旅をともにするラヴリーな仲間たち。
ロールプレイングタッチで綴る愛と冒険と官能のロマン。

バックナンバー第1〜26章は別館に、第27〜30章は連載小説に掲載しています。
(掲載スタート 2001年9月27日)

カリバーリンク(この小説にゆかりのある人達のHP)は一番下にあります。



 第1〜7話

<メンバーの現在の体力・魔力>

シャム(18才)♂ 勇者 HP 580/580 MP 0/0
イヴ (22才)♀ 神官 HP 490/490 MP 500/500
キュー(19才)♀ ワルキューレ HP540/540 MP280/280
エリカ(24才)♀ ウンディーネ女王 HP460/460 MP 560/560
チルチル(15才)♀ 街少女 HP360/360 MP0/0
アリサ(18才)♀ 猫耳 HP 520/520 MP 0/0
ウチャギーナ(17才)♀ 風魔導師 HP 400/400 MP 480/480
マリア(23才)♀ 聖女 HP 400/400 MP 580/580
エンポリオ(18才)エルフアーチャー HP 530/530 MP 0/0
ユマ(18才)女剣士 HP 500/500 MP 0/0





第1話

(チチチ〜チチチ〜チチチ〜)

ウチャギーナ「・・・・・・」

(チチチ〜チチチ〜チチチ〜)

ウチャギーナ「・・・・・・?」

(チチチ〜チチチ〜チチチ〜)

外では鳥がせわしくさえずっている。

ウチャギーナ「・・・・・・!」
男「目覚めたか?」
ウチャギーナ「えっ・・・?ここはどこ?あなたは・・・?」
男「ここは私の棲家(すみか)だ。棲家と言ってもご覧のとおり何もないあばら家だが」
ウチャギーナ「私、どうしてここにいるの?」

深い眠りから覚めたウチャギーナが最初に見たものは、古びた家の壁とひとりの男であった。
男は髭を顎全体と鼻の下にたくわえており、そのうえ彫りが深く実に精悍な顔立ちをしていた。

男「昨日、君は空から降ってきたんだ」
ウチャギーナ「え!?」
男「いや、それは冗談だが、私が塔の下を馬車で通り掛かった時、君はあの塔の上から落ちてきたんだ。馬車の荷台にはたっぷりと藁があったので君はケガだけで済んだ。万が良かったとしか言いようがないよ。でも本当に良かった」
ウチャギーナ「そうだったのですか・・・何とお礼をいえばいいのやら」
男「ははははは〜。礼なんていらないよ。偶然なんだから」
ウチャギーナ「いいえ、偶然とはいえ、あなたは命の恩人。本当にありがとうございます」

ウチャギーナは深々と感謝を伝えた。

男「ああ、そうそう。私はリョマ・ジーグフリードだ」
ウチャギーナ「リョマさん?私はウチャギーナ」

その時、背中に痛みが走ったウチャギーナは顔をしかめた。

リョマ「あ、まだ無理をしちゃいけないよ。もう少し寝てなくては」
ウチャギーナ「私背中を打ったのかな?」
リョマ「うん、落ちた時背中からだったので、打撲が残っているようだね。でもよく効く薬草を練ってつけたから、数日で治ると思うよ」
ウチャギーナ「そうだったんです・・・すみません、何から何まで・・・」
リョマ「じゃあ、私は仕事に出掛けるのでゆっくりと寝てるんだよ」
ウチャギーナ「仕事?何をされてるんですか?」
リョマ「一応農家なんだけど、今年は作物があまり取れないので木こりもやってるんだよ。力だけは自信があるのでね。はははははは〜」
ウチャギーナ「そうなんですか。印象からして軍人さんかと・・・」
リョマ「えっ・・・!?ははははは〜、まさかあ。ははははは〜〜〜!では行ってくるね」
ウチャギーナ「行ってらっしゃい・・・」



ウチャギーナ




第2話

髭を生やしているので少し老けて見えるが、歳はまだ30を少し過ぎたくらいのようだ。
実直さとがっしりとした大きな身体が印象的だ。
ウチャギーナは枕元に置いてあった水差しからコップに水を注いだ。

(ゴクゴクゴク・・・)

ウチャギーナ「ぷはぁ〜、おいしい・・・」

水差しの横にはウチャギーナが装備していた武器や防具が整然と並べられていた。

(あの人が全部整えてくれたんだぁ。すごくきっちりとした人・・・。それに水まで用意してくれているし、おまけに果物まで置いてある・・・)

ウチャギーナはリョマの優しさに心打たる想いがした。

(見ず知らずの私に、こんなに尽くしてくれるとは・・・)

ウチャギーナは飲み干したコップを枕元に置いて、シャムたちを思い浮かべた。

(あれからどうなったんだろう・・・難敵を倒して無事にユマ姫を救い出しただろうか・・・気になるなあ・・・。1日も早く怪我を治して、シャム達を探しに行かなければ・・・)

窓から見える空は青く澄み切って、一点の雲もなく晴れ渡っている。 あの空の下のどこかにシャム達はきっと元気でいるはずだ。

**************

シャム「ウチャギーナ〜〜〜!!どこにいるんだ〜〜〜!?」
イヴ「ウチャギーナちゃん〜!」
アリサ「ウチャギーナちゃあああああん!☆★☆」

敵を倒し無事ユマ姫の救出に成功したシャム達は、塔の最上階から落下したウチャギーナを探していた。

エリカ「おかしいわね。この辺に落ちたはずなんだけど」

エンポリオは塔を仰ぎ見た。

エンポリオ「あの高さから落ちたのなら、ひとたまりも無いなあ」
チルチル「不吉なこと言っちゃダメ〜!」
エンポリオ「いやいや、死んだとは言ってないよ」
キュー「にゃっ、でもどこに消えちゃったんだろう?」
シャム「この周辺の村を訪ねてみるか」
イヴ「そうね。それがいいかも」
エリカ「確かここから北東に少し行くと村があったと思うわ」
シャム「よし、それじゃその村に行こう。ウチャギーナの情報が得られるかも知れないし」
アリサ「ウチャギーナちゃんのこと何か分かればいいねえええ☆★☆」
キュー「きっと何か分かるよ」
チルチル「それじゃ〜レッツゴーでピョン♪」

シャム達はクリトビスの塔から北東の位置にある村へ向かって歩き始めた。

イヴ「案外、ウチャギーナちゃんがいたりしてね」
エリカ「だといいんだけど」



第3話

シャム達は数時間歩き、やがて小さな村にまもなく辿り着いた。
村の入口には『ベガ村』と書いた看板が立っていた。
見たところ人通りも少なく、家々もまばらにしかないようだ。
しかし村にはほのぼのとした雰囲気が漂っていて、激戦を掻い潜って来たシャム達には、格好のやすらぎの場のように思われた。

イヴ「小さな村だけど、いい感じね」
マリア「でも、宿があるか心配ですね」
シャム「う〜ん、それは言えてる」

シャム達が村に入ると1人の中年女性が通りかかった。

シャム「オイラ達、旅の者なんだけど、この村に宿屋はあるの?」
女「あら、この村に旅人なんて珍しいわね。あるにはあるけど、すごく小さて質素な宿屋よ」
キュー「いいんです!泊まれたら!」
女「そうなの?じゃあ、この道を真っ直ぐ行けば右側に宿屋が見えてくるから」
エリカ「そうですか。どうもありがとうございます。ところで、18ぐらいの導師服を身にまとった女の子を見かけませんでしたか?」
女「導師服?見掛けないわねえ・・・。この村に来るのは木こりぐらいのものよ。この附近の山で伐採される木は材質が良くて、木こりはよく来るの。休憩にたまに宿屋とか酒場を利用しているみたいだわ」
エリカ「木こりですか・・・そうですか・・・どうもありがとうございました」
女「今日は泊まるのね?ゆっくりと休んでね」
イヴ「どうもありがとう〜」

シャム達は女に礼をいい宿屋へと向かった。

宿屋の主人「うわ〜!沢山の人が〜!ようこそ、ようこそ〜!。今夜はお泊りで?」

宿屋の主は突如大人数で押しかけてきたので、えびす顔でシャム達を迎えた。

シャム「部屋は空いてるの?」
宿屋の主人「皆さん、お泊りで?」
シャム「泊まりだけど、人数多いよ〜」
宿屋の主人「だいじょうぶです!小さな宿屋ですが、十分に泊まれますとも。実は今日の泊り客は1組しか無いんですよ」
マリア「まあ、万が良かったですわ。ご主人よろしくお願いします」
宿屋の主人「うわ!すごい美人!っていうか、皆さん、きれいな人ばかりですねえ。(うっとり〜)ではお部屋を案内しますので(ウキウキ)」

シャム「その前にちょっと聞きたいんだけど」
宿屋の主人「はい、どのようなことで?」
シャム「導師服を着た若い女性を見掛けなかった?]
宿屋の主人「う〜ん・・・残念ですが、最近そのような若い女性の村への来訪はないですね。ここに泊まる客は厳(いか)つい男たちばかりでして」
シャム「そうか、分かった。じゃあ、部屋へ案内して」



リョマ「ただいま。今帰ったよ。どうだ?身体の調子は?少しはよくなったか?」
ウチャギーナ「はい、お陰でかなり良くなりました」

ウチャギーナは仕事から帰ってきたリョマに微笑を返した。

リョマ「ところで、ウチャギーナ。差し支えなかったら1つ教えてくれないか。ウチャギーナが塔から落ちてきた時のことだが、何故ウチャギーナは塔に登っていたのだ?」
ウチャギーナ「はい、経緯をお話します。あの塔には悪いやつが住んでいて、あるお姫様が捉えられていました。そのお姫様を助けるために1人の勇者が城を旅立ちました。旅の途中、多くの者達が勇者の仲間に加わり、私も縁あって勇者の仲間となったのです。そしてとうとうあの塔にお姫様が囚われていることが分かり、助けに向かったのですが、敵の策略に填まり私は塔の上から脚を滑らせてしまったのです。そして・・・」
リョマ「ふうむ、そして、落下してきたウチャギーナを偶然通り掛った私の荷馬車がたまたま拾ったというわけだね」
ウチャギーナ「そうなんです。本当に何とお礼を言えばいいのやら・・・」
リョマ「礼なんていらないよ。それより、早く仲間の元へ戻りたいのでは?」
ウチャギーナ「はい、1日も早く」
リョマ「そうだろうね。私としては君のような美しい女性にはいつまでもそばに居て欲しいけど、そうもいかないからね。ははははは〜」
ウチャギーナ「美しいだなんて・・・」

ウチャギーナは頬をポッと赤らめた。



第4話

リョマ「ウチャギーナ、君は私が今まで見た中で最も美しい女性だ」
ウチャギーナ「そ、そんなぁ・・・。褒め過ぎです。でも嬉しいなぁ〜、そう言ってもらって」
リョマ「褒め過ぎではないよ。本当のことなんだから」
ウチャギーナ「ありがとう・・・。でも私の仲間ってきれいな子ばかりなんですよ〜。イヴさんとか、エリカさんとか、マリアさんとか、アリサちゃんとか、キューちゃんとか、チルチルちゃんとか、ん?それだけだったかなあ。みんな粒揃いって言うか」
リョマ「そうなんだ。仲間が沢山いるんだね」
ウチャギーナ「はい、勇者シャムを中心にチャーミングな子がいっぱいいるんです」
リョマ「そのシャムって人、幸せ者だね。ははははは〜」
ウチャギーナ「リョマさんもやっぱりそう思いますか。私も以前からそう思っていました。あはは〜」
リョマ「ところで、今から山へ木を切りに行くんだけどいっしょに行かないか?」
ウチャギーナ「まあ、行きたい!でも私、木こりはできないですけど、足手まといにならないかなあ」
リョマ「ははは〜。まさか、ウチャギーナに木こりを手伝ってもらおう何て思ってないよ。君はのんびりと山の澄んだ空気を一杯吸うだけでいい。澄んだ空気は身体にいいから。でも、まだ体調がよくなければ無理をしてはいけないよ。ずっと寝たきりだったので退屈していないかなと思って」
ウチャギーナ「だいぶ元気になりました。正直退屈してたので、もし足手まといにならなければ、ぜひ連れてってください」
リョマ「よし、決まりだ。じゃあいっしょに行こう。さてと、支度しなくては」

リョマは昼食用のパンを用意した。

ウチャギーナ「あ、私、水を用意します」
リョマ「この水筒に水をいっぱい入れてくれるかな」
ウチャギーナ「はい〜」
リョマ「もしも熊が出来てきた時の用意に一応武器も用意しなくては」
ウチャギーナ「こんな杖じゃダメですか?」
リョマ「ん?君は魔法を使えるんだね。うらやましいなあ」
ウチャギーナ「でもまだまだ駆け出しです」

リョマとウチャギーナは小屋を出て裏山へ登って行った。



その頃、シャム達はウチャギーナの行方を追って村人に聞き込みを始めていた。

男「いやあ、残念だけどそんな子は見かけたことないなあ」
男2「俺も知らないよ」
女「この村に旅人が来るのはあなた達が久々になるかしら。狩人とか木こりは時々来るけど、女の子の姿は見たこと無いわ」

あちこちの家や道行く人に尋ねてはみたが、シャム達はこれと言って手掛かりとなるような情報を得ることはできなかった。

そんな折、この村に1人の占い師がいると聞き、早速訪問することにした。
もしかしたら占いでウチャギーナの居場所が分かるかも知れない。

占い師の家は村の外れにポツンとたたずんでいる。
シャム達は早速訪問することにした。

シャム「こんにちわ〜。おじゃまします〜」

(シーン・・・)

エリカ「占い師さん〜。ん〜・・・留守かしら?」



第5話

物音ひとつしない。

イヴ「買い物にでも出掛けてるのかしら」
シャム「ちょっと気になるので、中に入ってみるか」
マリア「はい。入りましょう」


シャム達は占い師の玄関扉を開いた。

シャム「ああっ!」
ユマ「まあ!!」

驚いたことに家の中は、まるで盗賊が入って何かを物色したかのように荒れていた。
タンスの引き出しは開けっ放しで、衣服は床に散乱し、暖炉では湯がブクブクと沸騰していた。

シャム「こりゃ何か起こったな・・・」
キュー「にゃっ、ちょっと異常な感じだね」
アリサ「あれ?円卓の上に何か紙切れが置いてあるううう☆★☆」
シャム「何?紙切れ?」

シャムは円卓に置いてある1通の紙切れを手に取った。

『竜騎士リョマへ
妹は預かった。妹を助けたければ、ボヘミアンの洞窟まで来い。
                    バリキンソン』
シャム「何ぃ〜〜〜!!バリキンソンだと!?」
イヴ「私達が旅立った頃、悪事を働いていたあの馬面の男ね!?」
アリサ「アリサも覚えているううう!!すごくエロイヤツだったよおおお〜!☆★☆」
ユマ「ええ?そんなにエッチなの?シャムよりも?」
アリサ「同じくらいかなあああ〜☆★☆」
シャム「あの馬面野郎といっしょにするな〜!(プンプン)」
アリサ「あたたた、ごめんねえええ☆★☆」
エリカ「占い師はさらわれたみたいね」
エンポリオ「竜騎士リョマか・・・?う〜ん、聞いたことないなあ」
キュー「バリキンソンは占い師に用があるのではなくて、その竜騎士リョマって人に用があるようね」
イヴ「これは竜騎士リョマという人をおびき寄せるための罠だわ・・・シャム、どうする?」
チルチル「でも今はウチャギーナちゃんを一刻も早く探さなくてはいけないし」
シャム「よし、占い師を助けに行こう!」
エリカ「そうね。放っておけないものね」
アリサ「ボヘミアンの洞窟ってどこおおお?☆★☆」
ユマ「確かこの村の北にあったような気がするわ」
シャム「よし、じゃあ早速出発だ〜!」

竜騎士リョマが妹の家を訪れることも予測できたので、手紙はそのまま残しておくことにした。
ただし手紙の端にシャム達は一言付け足した。

『妹さんは私達が助けに行きますので、あなたはここで待っててください。

                    ○月×日
                    勇者シャム』

シャム達が薬草を買い足すなどの準備をして村を出たのは昼過ぎだった。

占い師はどんな女性なのだろうか。
竜騎士リョマにどんな秘密が隠されているのだろうか。
バリキンソンは決して手強い敵ではないが、実にずる賢い男だ。
どんな罠が待受けているか分からない。
油断せず気持ちを引き締めて掛からなければならない。

一行はシャムを先頭に、意気盛んにボヘミアンの洞窟へと向かっていった。



第6話

ウチャギーナは切り株に座って、黙々と木こりに励むリョマの姿を眺めていた。
何か手伝わせて欲しいと頼んだが、リョマは全く聞き入れようとしなかった。

「木を切るのは男の仕事だから、ウチャギーナは手伝わなくていいよ。ここに座ってゆっくりと本でも読んでなさい」

そういって渡されたのが一冊の詩集であった。
ウチャギーナはリョマのそういった気配りが嬉しかったが、本は読まず、リョマの働く姿をじっと眺めていた。

男が汗を流して働く姿は美しい。
大きな斧を何度も振り上げ、木を切り倒していく。
筋肉の躍動感がひしひしと伝わってくる。
ウチャギーナはそんな光景を見ているうちに、リョマの“男”としての逞しさに惹かれていったのだった。

1日の仕事が終わったのは夕暮れ時であった。
ふたりは小川に寄って帰ることになった。
汗をかいた後、小川で汗を流すのがリョマの習慣になっていたからだ。
リョマは上半身裸になり濡れたタオルで汗を拭った。
その鍛え抜かれた肉体はまるでブロンズ像のように美しい。
若い娘にとってはとても眩しい光景だった。
だがリョマはまったく意に介していない。

「ウチャギーナ、すまないが少し背中を拭いてくれないか?」
「はっ・・・!?はい!」

ウチャギーナはリョマの頼みに対して、反射的に返事をしてしまったが・・・

(ああ・・・恥ずかしいなあ・・・)

ウチャギーナはリョマの後ろに行き、絞ったタオルで背中の汗を拭った。

「ありがとう。助かるよ」
「いいえ、お手伝いできるのはこれぐらいですから」

そばに行くとリョマの背中が一段と大きく見えた。

(ドキドキ・・・)

ウチャギーナの胸は高鳴った。

ウチャギーナは慣れない手つきで、大きな背中を拭き始めた。
慣れてはいないが、ウチャギーナの場合、やればどんなことでも丁寧にする。
大きな背中をゆっくりと丹念に拭った。

「ウチャギーナって姉妹はいるの?」
「いいえ、一人っ子なんです。リョマさんは?」
「妹が1人いるんだ」
「そうなんですか。どこに住んでらっしゃるの?」
「ベガという小さな村で占い師をしているんだ」
「占い師を?へえ〜」
「長い間会っていないので近いうち様子を見に行こうと思ってるんだ。もしよかったらウチャギーナもいっしょに来るといいよ」
「はい、喜んで」
「兄の私が言うのも何だが、妹の占いはよく当たるんだ」
「そうなんですか。じゃあ、ぜひ診てもらおう〜」
「何を占いの?恋とか?」
「そんなんじゃありません!」
「ウチャギーナ、ずばり聞くけど恋人いるの?」
「いないです・・・」
「そうなんだ。じゃあ、私が君のことを好きになったとしても迷惑じゃないんだね?」
「迷惑だなんて・・・」
「迷惑じゃないんだね?」
「はい、嬉しいです」
「そうなんだ。実は僕は君を初めて見た時、君を好きになった」
「ええ?そうなんですか?」
「何て魅力的な娘だと。ウチャギーナが空から落ちてきた時、私は神様が私に与えてくれた贈り物だと思ったものだよ」
「そ、そんなぁ!」

リョマの奇想天外な発想には驚くばかりであったが、彼のウチャギーナへの熱い想いを告白されて、ウチャギーナはとても嬉しかった。
ウチャギーナ自身も日を追うごとにリョマのことが好きになっていった。



第7話

リョマの背中を拭っていると、突然、リョマが振り返りウチャギーナの腕を握ってきた。
驚いたのはウチャギーナであった。
握る力が実に強力で腕がピクリとも動かない。
ウチャギーナはリョマの思いがけない行動に言葉を失い、リョマの目をじっと見つめた。
リョマは燃えるようなまなざしでウチャギーナを見つめている。

まもなくリョマが静かに囁いた。

「ウチャギーナ、私は君のことが大好きだ」
「嬉しい・・・」
「ウチャギーナ・・・」

リョマはウチャギーナの背中に手を廻し、そっと抱きしめた。 がっしりとした大きな身体に支えられたウチャギーナは、まるで子供のように見えた。
リョマの熱い息を肌に感じた。
唇が重なった。

(チュッ・・・)

リョマの髭が肌に触れ、少しくすぐったい。

「あのぅ・・・」
「ん?なに?」
「あのぅ、髭がくすぐったいんですけど」
「ははは〜、そういうことか。すまんすまん。じゃあ、キスはやめようか」
「ううん・・・」
「え?いいのか?」
「うん」
「じゃあ」

(チュッ・・・)

何でもない些細な会話が、ふたりの気持ちを和ませ、ふたりをより大胆にさせた。
キスは先ほどよりも濃厚になった。
ふたりはもつれ合ったまま一番近くの大木にもたれた。
ウチャギーナの身体にリョマが覆いかぶさる格好になった。
ふたりは抱き合ったまま何度もキスを重ねた。
とろけるような甘さが染み渡り、身体が少しづつ覚醒していく。

ウチャギーナの着ていた胴衣がはだけて胸元があらわになった。
白くふくよかな乳房が胴衣からこぼれ、リョマの大きな手がそれを掴んだ。

「あ・・・」

「美しい肌をしているね」
「あぁ・・・」

ふくよかな乳房が大きな手に揉みしだかられる。
胴衣の胸元がさらに開かれ、リョマが唇を寄せた。

(チュッ・・・)

「ああっ・・・」

乳首を吸うリョマ。
時折、髭が乳房に触れるが、ウチャギーナはもう気にならなくなっていた。
神経が乳首に集中しているからかも知れない。
リョマのゆっくりとした愛撫に反応し、ウチャギーナは切ない声を漏らした。

「あぁ・・・リョ・・・リョマぁ・・・」

(プチャプチャプチャ・・・プチャプチャプチャ・・・)

「はぁ〜・・・あぁ〜・・・あああぁ〜・・・」

リョマはウチャギーナの胴衣の紐を解きはじめた。
ウチャギーナの肌が次第に露出していく。
紐が地面に落ちて、下穿きが丸見えになってしまった。

リョマは休むまもなく下穿きをずらしに掛かった。

「あぁ・・・」

白い下腹部が覗いた。
嵩は少ないが黒い繁みが大事な部分を隠している。
下穿きは地面に落ちないで、ウチャギーナの膝に引っ掛かっている。
リョマはひざまずいて、ウチャギーナの脚を少し開かせて、腹部に顔を近づけた。



第8話へつづく)





















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