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ローズとジャック 久しぶりだね 君と飲むのは 相変わらず きれいだね 髪を短く切ったんだね ここは 表通りから 1本入ったところ 素敵な 僕の隠れ家 髭のバーテンは 僕の友達さ とても無口な男なんだけど いい奴さ 君が注文したバーボン それは‘フォア ローゼス’の水割りダブル 僕が注文したバーボン それは‘ジャック ダニエル’のロック ・・・・・・・ ジャックとローズ・・・ 偶然の符合 まるでタイタニックみたいだね あの映画は見たかい? 壮大な物語に何を感じた? ふたつのバーボンを カクテルにして 飲み干せば 涙の味がするのだろうか・・・ それとも 不滅の愛を感じるのだろうか・・・ 今夜は君と“愛”について語りたくなった 朝が 来るまで・・・ By Shy |

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帯解の栞(おびとけのしほり) 時は二月 結城紬に塩瀬の帯の女 肌は降り積もる雪のように色白 柳腰が艶めかしく揺れる 風呂敷き包を小脇に抱え 細雪が積もった路地を 歩いていく 女がまもなく 繰り広げるものは その気高き姿からは想像できないほどの 痴態の限り・・・ まるで絵巻物のような物語 帯を解く音 シュルルル・・・ 肌襦袢が音を立てず 畳に落ちる 女の身体に残るものは 麗しき桃色の湯文字「見返り美人」 そして白き足袋・・・ 男の腕にすべてを委ね 女は眼を閉じて 大きく息をする 「見返り美人」を静かに左右に開くとき 甘く切ない香りがほのかに漂う 男は 男であることの歓びを 感じずにはいられない 時は二月 火鉢の炭火が 赤々と燃えている 髪を解いた女の 揺れる影 歓喜の宵は更けていく 細雪が深々と降り積もる・・・ ![]() |