すべて



心だけならいらない


肉体だけならいらない


俺が欲しいのは お前のすべてだ











白々と夜は明けて


小鳥のさえずりと共に
苦々しい朝が 訪れた
無意味な夜
徒労の夜

けだるさが 辺りを支配する
清々しいはずの朝など
朝霧に霞んでしまって
どこにも見えない
重ったるい空気だけが
淀んでいる

無機質にコーヒーを 一口飲んで
煙草を燻らしては ため息をつく
夜が白々と明けて
来なくても良い一日が始まる













オアシス


やさしくなった
視点の先に
何を見つめているの

表現されるものは
嘘偽りのない気持
デフォルメされても
文章に表れるものなんだよ

直感は信じていいんだよね

きみがつぶやく

愛を語るには疲れすぎた
そう言いながらも
さまよう
孤独な放浪者

愛は幻想でしかないにしても
否、幻想であるなら尚更
求めずにはいられない
焦燥感

砂漠にオアシスを求めるように
ぼくはきみのなかに
救いを求めているのかもしれない













感触


つかめばこぼれる

水のような

儚い夢

感触が残ることが

唯一の救い

それで

いいと思う

















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