仮想人体美術館






ここはX市にある人体美術館。
人間のパーツの大きさや重さを手で確かめてもらおうと展示を行っている。
ただし本物じゃなくて、本物そっくりの特殊ゴムで出来ているけど、感触や重さは本物そっくり。
えっ、キモイって? 
そう思うあなたは、良識人の大人の感覚。
子供達はヘビでもカエルでも平気で触るのが本来の姿。
ブヨブヨした内臓モデルの心臓・小腸など各パーツを恐る恐る触りながらも結構楽しそう。
そのうち、キャ〜キャ〜言いながら押さえてみたりして実感を味わう。
未来の外科医がここから登場しそうな予感。
3体あるので独占してもしばらくは大丈夫。
人間の神秘をじっくり味わってください。

内臓の展示をいつまでたっても遠巻きに見ているのは大人ばかり。
でも、大人の男性達・女性達に好評は別のところにある。
若い奥様が男性モデルのペニスの重さを手で測定。
ご主人に目で何か合図。
旦那様も手にとるとニヤニヤ。
どこの夫婦も耳元で何か2人だけの秘密の会話。

2つのブヨブヨの感触が特にリアル。
人目を気にしながら女子高生が感触をお楽しみ。

「男って普段は柔らかいって分かりました?」
(元気なモデルは当局の指導でお蔵入り)

これも3体あるので、若い女性の方はごゆっくりお楽しみくださいね。

男性の一番人気は、女性の下半身のモデル。
触って良いと言われていても、人前では触りにくいのが本音?
  誰もが澄ました顔で近づいては上目遣いでしっかり覗き込む。
すっと手を伸ばす。
下腹部の柔らかさと溝を手で確かめる。
思わず鼻血を出すは男子中学生。
机上のティッシュをお使いくださいとのこと。
高校生の男女もみんなで覗き込んで触っては内輪でお話し。
あるいはなぜか沈黙。
大陰唇・小陰唇・膣ともにしっかり実現。
指だけ童貞を捨てるにはもってこい。
彼女と一線を越える前にここで一緒にお勉強が正しい手順という説も・・・。

仲秋のひととき視覚・触覚をフルに利用して人体をお勉強ください。


『仮想人体美術館館長 シャイロック』



京都市美術館へは時々訪れます
(本文と関係ありません)




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