柿右衛門をはじめ伊万里焼・有田焼・鍋島焼等
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 陶磁器 酒仙洞 東京都渋谷区神宮前2-19-11-102
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メールで頂いたご質問&回答
 
  
酒仙洞HP宛に寄せられた色々なご質問に、それぞれにメールでお答えしてきました。
中には興味深いご質問があり、お調べするうちに私共も知らなかった事も出てきて
勉強になることがあります。
 今まで頂いたメールの中で、焼き物を知る上で参考になるご質問と
こちらからの回答をまとめてみました。興味のある方読んでみて下さい。
 
Subject: 唐草模様について
Date: Sun, 12 Nov 2000
From: R.N様
 私は今、中国の文様について勉強しているのですが、よろしければご協力いただきたいと思います。
 まず、唐草文様のことなのですが、この模様は雷文が起源と聞いておりますが、どういった変遷過程なのか教えてください。次に、日本ではなぜこの唐草文様が取り入れられたのか(または、伝来したのか)教えてください。
突然、このような質問をお願いして申し訳ございませんが、どうかよろしくお願いします。
 唐草模様についてのお返事遅くなり申し訳ございません。 私も唐草については一般的な知識しかありませんでしたので、 詳しい方に尋ねご回答頂いたものを以下纏めてみました。
ご存知の内容でしたら、ご容赦くださいませ。
●唐草・唐草文について(arabesque)
 つる草のつるや葉が絡み合って延びている様子を図案化した模様。
●唐草模様の由来
 古くはエジプトやメソポタミアから中国を経て日本に伝わってきた。「唐」はあて字で「絡草」(からみ草)の略。 ・古代エジプトのロータス・ロゼット、メソポタミアのバルメット弧線や渦巻き線でつないだ最も古い唐草が集まって形式化されていったギリシャ の唐草。これにアカンサス(acantthus葉薊-はあざみ)の要素が取り入れ られローマに受け継がれて行きました。
 これら西方系の唐草がシルクロードを通って中国(六朝時代,222〜589)に入ります。
更に朝鮮半島を経て日本に渡来したものです。 それは古墳時代(3世紀〜7世紀頃)の末期の事で、その後主として 仏教美術の装飾模様として広く愛用されました。
●植物の種類によって唐草模様を分類しますと、
1.忍冬(にんどう)唐草
 扇状に拡がった忍冬ににていることから付けられたものです。 古墳時代から飛鳥時代(592〜710)に大陸から入ってきました。
2.宝相葉唐草
 中国では唐・宋時代(618〜1126)に、日本では奈良朝時代から平安時代 (710〜1192)にかけて流行しました。
3.葡萄唐草
 葡萄の実や、葉・蔓を唐草の中心的図柄に取り入れたもので、紀元前9世紀のアッシリアのものが最も古く、ギリシャ(紀元前4世紀頃)に伝わり、ヨーロッパではローマ時代以後に広く用いられました。中国には後漢(58〜 213)末から六朝時代に伝えられ、日本には飛鳥奈良時代に流行しました。
4.蓮唐草
 蓮の花・葉・蕾・実など唐草形式にまとめた模様で、仏教美術と共に 西域、中国を経て飛鳥時代に日本に渡来しました。
5.牡丹唐草
 日本では鎌倉時代(1192〜1333)の頃に多くこの模様が見られます。中国では蓮唐草と同じように陶磁器にも多く使用されました。
6.蛸唐草
 絡まった唐草が蛸の足の様な模様になっています。陶磁器では染付だけの 絵付けに古くから見られ、牡丹唐草同様、現在でも陶磁器の一文様として 残っています。 以上です。お役に立てれば良いのですが....。
Subject: 陶器市について
Date: Fri, 27 Oct 2000
From: I.I様
 毎年開催されていると思うんですか゛時期はいつ頃開催されているんでしょうか?
 有田陶器市についてお答えします。
4月29日〜5月5日まで、
前日が日曜日だと1日早く、終日の次の日が日曜日だと1日遅くまで開催されます。
(要するにゴールデンウィーク期間ですね)
Subject: 教えてください
Date: Fri, 27 Oct 2000 13:44:10 +0900
From: H.N様
 私は名古屋の近郊に住んでいます。
先日ある人から柿右衛門の銘碗を求めました。
その方はTといって、時代ははっきりわからないのですが、熱田神宮の近くに回船問屋がありそこの蔵から求めた物だそうです。
ところが、茶碗を洗ってみますと高台の中に秀清)という文字があります。そこのお宅には、私が求めたものの他にも柿右衛門の作品も多数ありますし、他にも目を見張るようなものが沢山ありますので、疑いたくはないのですが秀清が何者なのかわからないのでお茶会にもつかえません。煎茶の家元にもお聞きしましたら、これは間違いなく柿右衛門だと言ってはくださるのですが、説明ができない以上どうしていいのか困っています。
もしご存じのようでしたら、秀清についてお教えください。
 早速お問い合わせの件ですが、
まず、江戸時代の柿右衛門の銘には、
「角福」「二重角福」「柿」等のものがあります。
「秀清」の銘は存じ上げませんので、手元にあります資料を調べてみました。
「図譜・柿右衛門」(歴代柿右衛門顕彰会 昭和43年発行)によりますと
「文化文政の時代(1805〜1830年)に 『同族の「酒井田靖秀」の在銘の染付あり』 『このころ酒柿銘の染付磁器あり』」 とありますが、「秀清」については見当たりませんでした。
近代の柿右衛門については私どもは知識がありますが、 時代が遡りますと、色々な解釈もあり、 当店では充分なお役に立てず、申し訳ございません。 骨董店の方の方がより詳しいかもしれません。
Subject: はじめまして
Date: Sun, 24 Sep 2000
From: T様
 陶芸作家の事でお伺いしたいのでが、柿右衛門のながれの人で、仙右ェ門と言う名前の作家はいないでしょうか?
宜しければお教え願えないでしょうか?
私は素人でなにも分かりませんから、よろしく御指導の程お願い申し上げます。
 私は京都に住んでいる、Tと申します。ではよろしくお願いします。
 早速お問い合わせの件ですが、
結論から申しますと「仙右衛門」と名乗る作家で、 柿右衛門に関わりのある方は存じ上げません。
現在の柿右衛門関係者にも問い合わせをしました。
五代柿右衛門の弟「渋右ェ門」八代柿右衛門の弟「実右ェ門」 と名乗り、二人とも名工として知られています。(現在は十四代なので大変昔の話ですが...)
柿右衛門親族系では「〜右ェ門」と名乗った方はこの二人以外いないと思われます。
柿右衛門窯で修業をし独立したり、他の窯元へ移り活躍されている方もたくさんいらっしゃいますが(現在有名な方では人間国宝の井上萬二氏など)その中にも 「仙右衛門」と言う方はいないと思われます。 インターネットの検索サイトや陶芸関係のHPでも調べましたが見当たりませんでした。
以上がお調べしました内容です。申し訳ございませんがお役にたてませんでした。
Subject: 教えて下さい
Date: Thu, 06 Jul 2000
From: O.A様
 こんにちは
柿右衛門 のことで お伺いしたいんですが
「柿右衛門の作品集」といた本は ありますでしょうか?
あるようでしたら それは どのようにして手に入れることができるでしょうか?
 早速お問い合わせの「柿右衛門の作品集」についての書籍ですが
柿右衛門窯で制作販売しております 「十四代酒井田柿右衛門」¥5,000 があります。 これは商品カタログの類いではないのですが、 現在作陶している作品がかなり紹介してあり、 説明も同時に掲載されてます。
柿右衛門窯は大手陶磁器メーカーと違い、作品がデリケートな為か 商品管理をシステム化していませんので、現在作陶している全ての 作品を網羅しているカタログ類はございません。
また、この書籍は一般書店では取り扱いがありません。 有田の窯元か窯元直営店、酒仙洞でも取り扱いがありますのでご用命の際はご連絡下さい。
あと古いものですが
[人間国宝シリーズno.39]「柿右衛門(濁手)」1979年 講談社発行
「柿右衛門の世界」 1983年 朝日新聞 発行
などがありますが、現在出版されているか不明ですので各出版元にお問い合わせ下さい。 また、各地で開催される柿右衛門個展では出展作品の図録が会場で販売されております。 (ほとんど濁手作品になります)

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