『 贋 作 師(がんさくし) 

篠田節子( sinoda setuko ) 著     

講談社文庫  ISBN4-06-263144-X          

生き過ぎた―――この言葉を残して日本洋画界
の大御所は自殺した。遺作の修復を依頼された
成美は、彼の弟子となるため彼女のもとを去っ
た美大時代の恋人の死に疑問を抱くようになる。
危険をかえりみず、真相を究明する成美。彼女
の心の中にあるものは、美術界のタブーへの挑
戦なのか、昔の恋人への愛なのか!?

(文庫本背表紙より)



画家の絵画に対する想いは、自分の子供に対す
るそれのようなものがある。
それは、よく言われることかもしれない。
しかし、これほどまでとは、まさに実感させら
れた。
絵画に対する崇高な思い、血を吐くような絵画
に対する向上心、それにつながる人間への純愛、
さらに、もと恋人への想い、そして、凡人の物
欲が絡み合いミステリーサスペンスへと進んで
いく。




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