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藤園 恵花(ふじその けいか)

釈文
お花がちって 実がうれて
その実が落ちて 葉が落ちて
そこから芽が出て 花が咲く
そうして何べんまわったら
この木はご用がすむかしら
金子みすず「木」
作品寸法 35×68
解説
春には芽を吹き、夏には茂り、秋には紅葉して、冬には枯れ木となる。
毎年毎年、木はそれを繰り返している。
ここまでやったから「これでご用はすんだ」ということはない。
命の尽きるまでの繰り返し、つまり人間も同じでこれでいいということはない。
命あるものみなご苦労様という、作者のやさしい気持ちを表している。