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村部 清巌(むらべ せいがん)
釈文
花
紫陽花の 花びらは 実はガク
だが花より 美しい
土の性質に 合わせて色を 変える様子は
古風な女性を 思わせるが
色も形も色々 あってきちんと 自己主張を している
このあたり 案外強い のかも知れない
(自作)解説
最近知人から、シュロの葉を細かく割いたものを
束ねて作った筆を戴いた。
自分でお作りになったのだろう。
葉を束ねた針金、吊り下げる紐。こんなので字が書けるのか、
と思いながらもそれを試してみたくてたまらなかった。
毛(葉)が荒くて墨がこぼれる。
手作りの筆に、自作の詩をあてて、普段着のような作品が出来た。作品は、全体のバランスを考えて、「花」を薄めの墨で書き、
下の文章を少し濃い墨で羊毛の小さい筆を使って書いた。作品寸法 120×120

釈文
龍
虎嘯谷風起 虎嘯けば谷風起こり
龍躍景雲浮 龍躍れば景雲浮かぶ
解説
地紙に字を書いてから、扇子に仕立てて
貰ったものです。
大きさは、7寸5分(標準的な大きさ)で、
お花の先生が竹に苦労して切込みを入れ
て下さったものに、陳列しました。