清巌代表作
日本書芸院展(2001年)

釈文 「客至」 杜甫
舎南舎北皆春水 舎南舎北皆春水
但見群鴎日々来 但だ見る群鴎の日々に来たるを
花径不曾縁客掃 花径曾て客に縁りて掃はず
蓬門今始為君開 蓬門今始めて君が為に開く
盤ソン市遠無兼味 盤ソン市遠くして兼味無く
樽酒家貧只旧バイ 樽酒家貧しく只だ旧バイのみ
肯與隣翁相対飲 肯へて隣翁と相対して飲まん
隔籬呼取盡餘杯 籬を隔てて呼び取りて餘杯を盡くさしめん(パソコンにない文字はカタカナで記しています)
作品サイズ 227cm×53cm
解説
紙は中国の本画仙を、筆は中国の羊毫の短峰を
使いました。筆は20年以上も使っているもので、
毛先が切れて禿筆(とくひつ)になっています。
少し動きのある作品を意識したのですが、2行目で
動きすぎたのか3行目がその反動で動きの少ない
ものになったようです。
もっと心のままに書いてみたいのですが、どうしても
会場で展示されたときを意識してしまうようで、体裁の
いいものへと無意識のうちにまとめているようです。