| 嫌われる帰化植物 イチビ アオイ科イチビ属 Abutilon avicennae |
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| 新聞で「外来雑草被害」という記事を目にするようになったのは、6,7年前頃からである。このイチビという植物も1990年ごろにはすでに報告されていたらしい。その後、みるみるうちに日本全土で確認されるようになった。 畑のそばで初めて見たときは、この可愛らしい花が一体何の植物か分からなかった。実も面白い形をしている。後にイチビというインド地方原産の帰化植物と知った。 イチビが牛の飼料になると思われるトウモロコシ畑で繁茂していた。近づくと、独特の臭いがする。牛はこの臭いを嫌い、イチビが混じったトウモロコシを食べないという。せっかくの飼料が無駄になってしまい、さらに猛烈な繁殖力でトウモロコシの成長も妨げる。農家にとって、頭の痛い、困った帰化植物なのだ。 何故この植物が、あっというまに日本全土に広がったのだろうか。イチビの種が輸入された牛の飼料の中に混じり、それを牛が食べ、牛フンが有機肥料として、畑に撒かれることにより、発芽・成長して拡大したようだ。牛フンも充分に発酵させれば、発芽することもないそうだが、設備に資金が必要でそれもままならないらしい。 何年も前から、毎年畑のそばでこの植物を見かけるということは、まだ防除策は講じられてないのだろう。輸入飼料に混じって外来の植物の種がかなり多種類に渡って入り込んでいるようだ。これからも異国の植物たちが、我が物顔で日本に居座るのだろうか。日本本来の植物が追いやられることのないようにと願う。 |
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| 2003年8月22日 富士見村にて イチビの花と実 |
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| 1999年8月12日 富士見村にて トウモロコシ畑で繁茂するイチビ |
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| 1998年8月24日富士見村にて 面白い形の実は花材にぴったり |
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