皆さんお元気ですね。
オギノです。
さて
気の話3です。
今回はもう一つの呼吸法。「正心調息法」です。
提唱者は塩谷信男医学博士。1902年生。東大医学部卒。
去年はまだ生きておられたはずです。その後確認はしてい
ませんが生きておられれば今年98歳のはずです。
確か去年この先生のセミナーがあると知人が言っていまし
た。これが最後のセミナーかも知れないと・・・。
彼は基本的に酸素の重要性を改めて説いておられます。
若い頃病弱だった彼が自らの体験や自分の患者の病気
治しのために考え出したのがこの「正心調息法」です。
詳しくは「大健康力」(ゴルフダイジェスト社刊)をご覧下さ
い。
何故「ゴルフ・・・社」かと言いますと彼はエイジシューター を何度も達成しているからです。この説明は省きますが ともかくすごいことです。ゴルフをする方はご存じですね。
この呼吸法はともかく出来るだけ酸素を効率的に体内に 取り込んで60兆個ある細胞の隅々にまで供給すること がポイントです。でもその手法は意外にも念の力を使う部 分があり科学者がある極みにまで到達すると一種独特の 「神秘」の世界まで感じるものかも知れません。「気」的 世界に非常に接近しているのには驚きました。
では説明します。この呼吸法は「正心」と「調息」からの2段 構えです。この二つが表裏一体となって健康と長寿そして 幸福実現をもたらすということです。「科学的にどうなんだ?」 という批判を随分浴びておられますが90歳を超えて尚ゴル フをしてエイジシューターを狙っている人に「何をか言わんや」 です。
正心は・・・読んで字のごとく正しい心の使い方をするという ことです。呼吸法を行うときはもちろん生活全般特に注意せ よと言っています。3つの心とは
1.ものごとをすべて前向きに捉えること
2.感謝を忘れないこと
3.愚痴をこぼさないこと
です。
極めて精神主義的に聞こえます。でも長命という事実ほど恐ろ
しく説得力のあるものはありません。塩谷氏は科学者であり
「気」などと言っていませんからこのギャプに僕は最初驚きま
した。そう思いませんか。
そして、調息。これは腹式呼吸法です。
日本古来からある様々な呼吸法を研究した結果考案したもの
と彼は言っています。
1.姿勢
・背筋を伸ばして座る。どんな座り方でも良いが背もたれにもたれ
ず、肘もかけない。
・手は「鈴の印」。身体の前で指をからませるように手を握る。利き
手親指が上になるように。両親指が上に来る。優しく包むように。
・身体の疲れやすい人は仰向けに寝ても良い。手は体側に伸ばす。
2.息法
・吸息 鼻から静かに息を吸い込む。胸いっぱいに肺底まで吸う。
・充息 吸い込んだ息を下腹(丹田−恥骨あたり)に押し込む。
息を止めたまま丹田に力を込め数秒こらえる。(もちろん押し込む
つもり)
・吐息 鼻から静かに息を吐き出す。腹の力を静かに抜いてへこ
ませる。
・小息 小さな呼吸を一つする。
これで1クール。これを1日25回する。分けてしても良い。 そして多くしてもかまいません。
終わりには静かにゆっくり10回呼吸をする。
そして・・・
呼吸の間にするのが「想念」を使うことです。
1.吸息と充息の間は次のように想いを込める。
「丹田に宇宙の無限力が納められた。全身に満ち渡り
全身がまったく健康になった。**病が治った。」
2.吐息の間は次のように
「全身がきれいになった。全身の細胞が蘇った。」
ここで言う「想念」とはイメージのことです。
1.でも2.でも生き生きとした自分の姿を映像化する
ことです。
如何でしょうか?一応本を見ながら書きましたが、僕は 必ずしもこの通りしなくて良いと思っています。大切なの は「想念」を呼吸法に取り入れてすることでしょう。それが 彼のオリジナルだからです。一種の瞑想法とも言えます。
前回ご紹介した「気の呼吸法」とどちらが良いんだ?と思 われるかも知れません。それはご自分で一度やってみて 「気」の合う方に決めるのが正解だと思います。
ご健闘を祈ります。
ではまた お元気で!
皆さんお元気ですね。
こんにちは
オギノです。
気の話4「野口整体における愉気について」
野口氏については以前少し触れた記憶がありますが 日本の気的治療の大御所的な存在です。
彼の人間の捉え方は将に「人は気の存在」と定義して いるくらい「もの」として捉えることの間違いを指摘し 「人は純粋に精神的存在である。」としています。
彼の施術(治療)の基本はまさに潜在意識を活用する ことで心身に内在する力を引き出し、それをどう引き 出すかが「整体の治療技術だ」としています。
人の身体を健康に保つには外部のものではなく本来 内在している生きる力を使えと繰り返し述べていま す。そういう状態が「整体」と定義し、普通にイメ ージされる「ぽきぽき」するものは彼の言う整体で はありません。それはカイロであり柔整骨です。
整体とは悪いものを食べたら吐き、身体に悪いもの は下痢して排出し、消化の悪いものを食べたら胃が 痛いと感じる身体です。そして時に風邪を引き熱を 出して汗をかいて治って行く。そういう敏感な身体 こそ本来あるべき健康体=整体としています。
僕はこのことを知って驚きました。何せ僕は脳卒中で 倒れる前の2年くらいは体調は良いと自覚していたか らです。「鈍っていただけなんだ」と始めて気づきました。,
こういう身体になるためのコツはあるのです。つまり 整体における日常の運動は内発的な「活元運動」で あり、「愉気」という「手当て法」の有効性を言って います。(活元運動の説明は省きます。)
「手当て法」についてはご存知のとおり痛いところに 手を当てると何となく安心したり痛みが軽くなること で皆さんご経験済みかと思いますがあれは気のせいで はありません。「何らかの効果」があるのです。
私の不思議な経験をご紹介します。
以前何度も不調で寝込んだことがあるのですが、その 時眠る前に家内に「愉気(手当て法)」をしてもらっ ていました。頭の手術部分に手を当ててもらうだけで す。10分くらいでしょうか。
一眠りした起き掛けに不思議なことが起きました。鼻 から蒸気のような「冷気」がシューと出るのです。結構 な勢いです。音が聞こえるくらいです。「シュー」と。 1度ならず2度ならず3度の経験があります。3度目は 何と「しゅー・・パン!」とはじけたのです。こちらが びっくりするくらいのものです。
皆さんは信じられないと思うでしょう。最初は自分でも
寝ぼけているに違いないと思ったものです。1度なら私も
そう思ったかもしれません。でも3度もあるとさすがに
認めざるを得ませんでした。第一私は寝覚めは悪くない
のです。そんな錯覚を何度もすることはない自信があり
ます。
そしてそういう現象のたびに次第に身体は楽になったの
です。
もう一例ご紹介します。
半年ほど前に家内が油で火傷をしました。すぐに冷やし ましたが左手の親指とひとさし指の間に手の大きさと同 じ位の大きな水ぶくれができるほどひどいものでした。 医者には行かずひたすら「愉気」をしました。
3ヶ月後にはほとんど分からない状態まで回復。今は良 く見ないとまったく分かりません。痕もほとんど残って いません。家内は子供の頃足に火傷をしたことがありそ の痕はいまだに残っていますが、中年になって火傷のレ ベルは数段ひどかったものの方が良く回復しています。
足のほうはお湯だったそうですから100度までのはずです。 油の方は恐らく200度は超えていたでしょう。
手から出ているのは「気」です。その力は即効性はない かも知れませんがじっくり続けていると大きな効果を もたらすようです。
野口氏は戦時中疎開先で似たような2人の小児麻痺児の 回復について書いています。一人の方はお母さんが毎日 のように後頭部に「愉気」を続けていた。もう一人は効 くはずがないと何もしなかった。この2人の子供が何年 かしてであったときにそのあまりに大きな違いは誰の目 にも明らかだったと。
「愉気」の方法は「愉気法」という本にあります。する 方は何も考えず、ただ手を置くことだけです。「治そう とか自分から気を出そう」と気張ったりしないことです。 ただゆったりとした気持ちでゆっくり呼吸をしましょう。 何も考えない何もしようとしないときに気は一番出るよ うです。
簡単でしょう。自分でしても構いません。自分の傷跡や 手術した場所に手を当てる時間を持ちましょう。
あなたも鼻から「シュー」と出るかも知れません。
ではまた お元気で!
皆さんお元気ですね。
オギノテツヤです。
久しぶりに投稿致します。
「気の話1」
「気」についてのお話をこれから何度かに分けて投稿しようと 考えています。
動機は僕自身「気」の治療のおかげで改善してきたという実感 があるからです。「気功」の専門家ではありませんから何分 自己流のことも申し上げるかも知れません。よく聞いていただき 怪しいところは指摘頂くなり、注意して頂ければありがたく思い ます。
僕はいわゆる「気功」というものは1度しか経験がありません。
気功師が少し離れたところから「気」を送りそれに身体が反応
するようなものです。実はこれを受けたのはこの3月が初めて
でした。確かに暖かな感じがしてその方の動きに合わせて僕
の身体は動いたようです。自分では目をつぶっていましたか
ら彼はそうした動きをさせようと働きかけをしたのだと思います。
何を感じたかといえば「風」です。その風に乗るように身体を 楽にしていたらその方の思い通りに動いたようです。
彼に言わせればこんなに良く反応するのは初めてだと言われ ました。「へえ、そんなもんですか。」という感じしかありません でした。もちろんこれで麻痺が随分と改善したわけではありま せん。でもそれ以来今に至るまで身体の血行がとても良くなっ たような気はします。そして「自発動」という手足が自然に微動 する現象が良く起きるようになりました。
リハビリのような「身体的」なアプローチとは違う内面的なエネ ルギーの発揚を感じます。僕はいずれにしても「気」について は何らかの影響が身体に及ぼされると考えています。
東洋医学では人の身体は「気・血・水」の3要素の流れから出 来ていると捉えています。「病」とはこれらのうちどれかの流れ に滞り「つまりドブ化する」ことであると言います。治療はその ドブの原因を取り除き「本来の流れ」を取り戻していくことと 位置付けています。
気功にせよその他の「気」にせよ自分自身の「気」の流れを 良くするような働きかけを常にしてあげるところから「本来の 自分」を取り戻すベースになるのではないかと考えます。
今回は「スワイショウ」というものをご紹介します。これは 「身体の気の流れを良くする効果的な体操」です。太極拳 からきたものだと聞いた記憶があります。
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「スワイショウ」
1,まず、足を肩幅に開き立ちます。足はできることなら 床を掴むような気持ちで平行に立ちます。これは理想で すからできる範囲で始めて次第にこの目標に近づいて 下さい。
2,次に、身体の力を出来るだけ抜きゆったり立ちます。 特に首・肩・背中など上体の力を抜くように心がけて下 さい。足下だけはふらつかないように重心をしっかり落 としましょう。麻痺側はどうしても弱いですからグラグラ するかも知れません。多少のことは構いません。
3,背骨を軸にして腰を捻転します。左右に交互に捻転 します。扇風機の首振りみたいにひねって自然に止ま ったら元に戻します。身体が堅いとすぐ止まってしまい ます。でもやっている内に捻りは大きくなってきます。
4,同時に肩肘などは腰の動きについて自然に身体に 巻き付くように回転します。肩・肘に力を入れて振らな いように注意しましょう。顔も自然に背中を見るように なってくればかなり良い線までいっています。
5,15分は続けましょう。でも無理は禁物です。そして
回転が途中で止まったら無理せず止めましょう。頑張
ると緊張がでてきます。それはいけません。また時間
を開けてしたら良いのです。最低一日一回。朝昼晩の
3回しても計一時間にもなりません。
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出来るだけリラックスして行うことです。これは身体の
気の流れを良くする基本的な鍛錬法ですが結果とし
て麻痺改善に効果的と思われます。
つまり・・・
1.麻痺すると知覚しにくい「伸筋」のトレーニングにな
ります。
2.肩胛骨・肩・肘・股関節の拘縮改善にも効果的です。
3.身体の中心軸を作ることになります。
軸が出来て始めて一番効率的な運動が実現するのです。
つまり最低限の力で足を動かしたり手を上げたりする土
台になるのです。それはオリンピックの体操選手を見ても
分かりますよね。
僕は毎日続けています。もう3年くらいしています。これを すると自分の身体の硬さや状態が良くわかります。こりや すい肩や背中の緊張緩和にも良いと感じています。手足 の血行が麻痺しているとは思えないくらい暖かいとよく言 われるのはこのせいかも知れません。
これだけでは麻痺は改善しませんが心身の状態を 整える準備運動には間違いなくなります。「気」の流 れは確かに良くなっているようです。
ではまた
皆さんお元気ですね。
こんにちは
オギノテツヤです。
「気の話2」
気の流れを良くする方法の一番基本の鍛錬は「呼吸 法」です。人にとってほとんどの身体の運用は脳の一 部(視庄下部付近)を元に自律神経系が支配してい ますから心臓の拍動を早めたり胃腸・肝臓などの働 きを調整することは普通は不可能です。
「呼吸」だけは唯一随意的に関わり合うことが出きる 部分です。自発的に身体をコントロールして行けるこ とが昔から「健康法」として注目されてきた理由なの かも知れません。
確かこれは以前にもご紹介しましたね。でもあまりに 前のせいかどこで書いたか見つかりません。僕の理 解も深まりましたのでもう一度申しあげます。ご存知 のかたは読み飛ばして下さい。
呼吸法は身体的な運動の面よりイメージ療法というか 瞑想的な要素も大きいと思います。 呼吸法をしながら身体を駆けめぐる気の流れを感じる ことが大切です。これもいろんな流派?があります。 僕の知っているのは「気の呼吸法」と「正心調息法」です。 今回はとりあえず前者のご紹介をしておきます。
<気の呼吸法>
1)まず姿勢は椅子座り又は正座又はあぐら又は寝ても 良い。何でも良いというのが嬉しいですね。ただ意識と しては「身体の重み」が下にあることを感じることが 前提です。椅子ならお尻の下か下腹部の丹田(恥骨あ たりのようです。)に重心を感じて下さい。「重みは下」と 言ってみましょう。
寝た場合は背中が床に接している部分全体に「重みは 下」と口に出して言うとより明確になります。言うことで 意識はそこに定まります。この定めることは入り口です が続けてみないと体得出来ません。
2)目を閉じます。
3)「呼」から先にします。
まず身体中の悪いものをすべて吐ききるつもりで「呼」 を行います。時間はゆっくりゆっくり口から少しずつ出しま す。自分の息がずっと先にあるところに届くイメージをしな がらするとゆっくり大きく吐き出せます。これであなたの身 体の悪いものは出きってしまいます。自分が「水かめ」だ とすれば「水かめ」の水が減っていく感じです。頭の先ま で満ちていたものが次第に減って足先から最後の水が出 きってゆきます。
4)出し切ったところで1.2秒息を止めます。
5)次に「吸」に入ります。ゆっくりゆっくり吸い込んでいきま す。空気を吸うというよりはこの身の回りにあるすべての エネルギーが体内に次第に満ちてくるイメージをして下さい。 「呼」と逆に足の方から「水」が溜まってゆくように感じて下 さい。最後脳に満ちてきます。エネルギーがいっぱい入り 切ったところで終了。
6)1.2秒息を止めます。
これで1クールです。
時間的には最初は朝晩5分ずつから始めては如何でしょ
うか。次第にこの時間を伸ばしましょう。身体の蘇りを体感
出きるようになると嬉しくて自然にしたくなります。最終目
標は自分で決めて下さい。朝晩30分ずつ出きるようにな
ればベストです。
−−−−−−−−−
ポイントはゆったりした気持ちですることです。そして出来
るだけゆっくりとしてみましょう。何秒かけてとかは個人差
がありますのでこだわらない方が良いでしょう。(以前は
何秒にこだわっていましたがあまり意味がないと判断して
います)長い息は「長生き」につながるとよく言われます。
これのみで末期ガンの方の余命が伸びた話をしばしば
耳にします。
僕がこれを始めた頃特に感じたのは寝るときに手足が暖 かくなることでした。すぐ眠れます。末梢にまでエネルギー が満ちあふれることで麻痺にもとても効果的と感じていま す。
これを続けながら朝目覚めた時起き上がる前にに自分の 身体を一度感じてみましょう。僕には寝起きが一番身体は ゆるみ気の流れが良いと実感しているからです。自分が 一番気の流れが悪い部分、良い部分が感じられますか?
もし悪いと感じる部分があるならそこをさすってあげたり、 そこに気持ちをこめてみて下さい。見るのも良いです。 人は誰でも気が出ていますが一番出ているのは「目」です。 「視線を感じる」というのは本当に「気のせい」なのです。 次が「手足の指先」です。手当法も馬鹿になりません。そ れもいずれお話します。
今日はこれまでとしておきましょう。
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e-医療ジャーナリスト オギノ テツヤ
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