突然の腰痛 (1994年6月)
 高専5年生のころ、確か学校のない土曜日のこと。朝目覚めて起きようとすると、腰に激痛が走った。とにかく動くとものすごく痛く、痛みをこらえて、ベットから降りた。そして、とても歩くことは不可能で、四つんばでないと動けない。前日まで、なんともなく、何が原因か全くわからない状態だった。痛くてたまらないので、母親に即救急病院に連れて行ってもらった。その日は専門の先生が居なかったため、とりあえず、痛み止めの注射を2本おしりに刺して帰宅。

 後日、整形外科の先生がいる時に再び病院へ行き、レントゲンを撮ったけれども骨には異常無し。そして「MRI(磁気共鳴画像)をとってみるか?」ということになった。かかっていた門真の病院ではMRIの装置がないため、脳外科専門の四条畷市内の病院にMRIを撮りに行くこととなった。今となってはよく覚えてないが、痛みの方は毎日毎日少しずつはよくなっていたように思う。当時、自分はマウンテンバイクで5km(20分)の道のりを自転車通学してたが、腰をかがめるマウンテンバイクにはとても乗れず、しばらくはバス、電車を乗り継いで1時間かけて学校に通った。

 それで、MRI撮影は最初の診察から2週間後くらいだった。まだ痛かったけど、約2km先の四条畷市内の病院まで注意深くママチャリで行った。MRIは撮影に40分くらいかかるとのこと、その間全く身動きしてはいけないとのことで、身動きできないことがとてもつらかったことを覚えている。

 この病院は、僕が1年半前まで通っていたスイミングスクールの近くにあり、撮影が終わった後に、外でスクールのチーフのA先生に偶然出会った。腰痛の話をしたら、「それは運動不足からやな」って言われた。確かに、高専編入学とほぼ同時に、競泳(スイミング)を引退し、運動は、マウンテンバイク通学と体育以外皆無だった。このとき、原因はこれだと思った。

腰椎椎間板ヘルニア (1994年7月)
 後日、MRIフィルムを病院に持参し、診察を受けた。ここで医者から「腰椎椎間板ヘルニア」の宣告を受けた。ヘルニアという言葉は聞いたことはあったが、そうと言われてもあまりピンとこなかった。そして、続いて次のことを問われた「仕事は何をしていますか?」 学生である旨を話すと、「あなたはもう一生運動の類はやってはいけません。仕事も机に座ってやる仕事に就くべきでしょう」・・・というとっても酷い宣告をされた。当時19歳だった私にはまだまだ長い人生が残されいたわけで、もう唖然とするしかなかった。当時土木工学を専攻しており、いづれはバリバリ現場で身体を動かし働きたいと思っていただけに、とてもショックだった。 医者にはとにかく安静にするようにだけ言われ、その後の処置や薬の投与などもなにもなく、診察はこれっきりでおしまいだった。「医者に見離されたんだ」と思い、ひどく落ち込んだ。

 当時、8月末に本命の大学の編入学試験が控えており、落ち込んでいる暇はなかった。とにかく勉強のことだけを考えるようにし、8月は夏休みだったが、毎日学校に通って、研究室で受験勉強を続けた。腰の痛みは、そうやって気にしない間になくなっており、いつしかマウンテンバイク通学も復活していた。

腹筋・背筋・ランニング? (1994年9月〜1995年1月)
 大学受験が終わった9月になってから、前にスイミングのA先生が言っていた事を思い出し、身体を鍛えようと思い立った。色々考えたり調べたりした末、腰痛になったのは、競泳をぱったりやめて、腹筋背筋が全くなくなったのが原因なのではと思うようになった。そこで、腹筋、背筋を毎日やることに決めた。腹筋、背筋だけでは面白くないので、腕立て伏せや懸垂、それからランニングもすることにした。 毎日夜10時から、自宅から1.5km走って公園へ行き、その公園で腹筋・背筋を含む補強とストレッチを行った。

 ランニングしようと思ったのは、翌年1月に校内マラソン大会(7km)が予定されていたので、これにあわせたトレーニングにもなるかなと思ったからだった。高専4年生のときは、全く運動してなかったので、散々な成績だった(29分台後半?)し、とにかく苦しいだけだった。そんなこともあって、少しは準備しておかないとまずいなという気持ちが前々からあったのだ。最初は、腹筋・背筋を鍛えて、腰痛を克服するのが目的だったのが、いつしかこの運動の目的がマラソン大会のためのトレーニングにすり変わってしまった。幸い腰痛はまったく出なくなっており、調子にのって、公園までの往復1.5km×2と、公園内の700mの周回コース2〜3周を毎日タイムトライアルのように全力で走っていた(練習方法をしらなかった・・・)。

 ちなみに、1月の校内マラソン大会は淀川の河川敷で強風の中行われ、7km27分38秒の記録で校内7番に入賞してしまった(今考えたら、そんなに速くない・・・)。