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「これも、あれも」必要だという議論から、やがて新しいリーダーシップ論が生まれてきました。それは、リーダーに必要な特性を重要なものに限定して、どういう時に「これ」が必要で、どういう時に「あれ」が必要かを検討する状況対応論です。今日のリーダーシップ論における一つの到達点が、この状況対応論だと言えます。
状況対応論にも様々なモデルがありますが、ここでその一つを紹介しましょう。それは、フォロワー(スタッフなど)に対する接し方を、フォロワーの自立度に応じて、しなやかに変えていくというものです。
直面している問題に対して、全く自己解決できない依存状態のフォロワーには、「こうしましょう」「ああしましょう」と、指示を出さざるを得ません。また、少しは自己解決できる半依存状態のフォロワーには、本人の主体性や自律性をもう少し尊重しながら、「こうしたらどうですか」「ああしたらどうですか」と助言します。さらに、おおよそ自己解決できる半自立状態のフォロワーには、主体性や自律性をもっと尊重しながら、本人の考えをうまく引き出して、「そうしましょう」と支持するのです。
いつまでも指導者として君臨するリーダーは、フォロワーの自立を妨げます。フォロワーを支配・統制するのではなく、自立に向けてフォロワーを育てていくリーダーが求められているのであり、そのためには指示と助言と支持を、適切に使い分ける必要があるのです。
・やったことがない。
・自信がない。
・全く自己解決できない。
・どうすればよいのか指示が欲しい。
「どうするつもりですか?」
「じゃあ、そうしましょう」
(コーチング)

「〜しましょう」「〜して下さい」
(ティーチング1)
「〜してはどうですか?」「〜するのもいいですよ」
(ティーチング2)
口出しせずに任せる。
(本人がセルフコーチング)
・やったことはある。
・あまり自信がない。
・少しは自己解決できる。
・自分のやり方について助言して欲しい。
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