人間関係はめんどくさい?




 

好き・嫌いの人間関係

 
 様々なことが次々と便利になる世の中ですが、いつまで経っても便利にならないのが、身近な人間関係です。そのために、私たちはいつまでも、人間関係に悩み、考えをめぐらすことになります。
 人間関係には、役割に基づくフォーマルな関係と、感情に基づくインフォーマルな関係と、2種類があります。私たちがたびたび体験するのは、好き・嫌いの感情に基づく関係がうまく行かずに、役割に基づく関係に支障をきたしてしまうことです。
 人を好きになったり嫌いになったりするのは、いったい、どのような理由からなのでしょうか。これまでの研究を整理すると、おおよそ、次のような4つの要因があげられます。

@外見上の要因
A近接性の要因
B類似性の要因
C相補性の要因


相性を確かめよう (相性テスト)

 
 これら4つの要因のうち、特に問題となるのが、類似性の要因でしょう。何か共通点があって仲良くなったり、逆に価値観やライフスタイルが違って嫌いになったりすることが、暮らしの中で頻繁に生じるのです。
 互いの価値観がどれぐらい類似しているのかを、調べることができます。次の表を使って、各自が7つの項目について、自分が大切だと思う順に1〜7の数字をつけます。そのうえで、他の人の名前と優先順位を書き写して、順位のズレの合計を計算するのです。
 下の例では、自分と太郎とのズレの合計は8であり、自分と花子とのズレの合計は18です。つまり、自分は花子よりも太郎と、類似性の要因でうまく行く可能性があるのです。

表:記入表と記入例


対決と受容

 
 価値観がズレている相手とは、どのようにかかわるのがよいのでしょうか。価値観が異なる場合の対処法として、対決と受容という二通りの方法があります。
 一方の対決では、価値観が同じになることを目指して、徹底的に話し合うことになります。そして、話し合っても同じにならなければ、相手を排除することになるのです。
 他方の受容では、同じになることを目指しません。一人一人の顔が違うように、価値観が違うのも当然のことと考えます。そして、自分と異なる価値観の相手と、共存しようとするのです。
 同質性の高い社会の中で暮らしてきた日本人は、自分と異なる相手との共存が苦手なようです。しかし、価値観がますます多様化する時代に、相手が自分と同じであることを、いつまでも求めるわけにはいかないでしょう。

※詳しくは次の本で

・諏訪茂樹『援助者のためのコミュニケーションと人間関係 第2版』建帛社
・諏訪茂樹『対人援助とコミュニケーション -主体的に学び、感性を磨く-』中央法規出版

























フォーマルな関係についてはこちら(Flash:1.22MB)












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たまに会う程度の関係であれば、価値観が大きくズレていても、トラブルは少ないでしょう。毎日のように顔を合わせる関係では、些細な価値観のズレも、トラブルに発展しかねないのです。


相性テストに取り組むためのワークシートはこちら(Word file


ご自身の責任で、知人に価値観を問い合わせたい人はこちら


































多様な人種や民族が同居する社会では、共存の道を探らざるを得えません。
国際化とは、異文化間のコミュニケーションが可能になるだけではなく、さらに異文化との共存が可能になることだと言えるでしょう。

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