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集団に加わる勇気と一人になる勇気 |
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コミュニケーションを繰り返せば、やがて人間関係が生まれます。そして、複数の人間関係によって、集団が形づくられるのです。私たちは家族や地域といった集団をホームとしながら、学校、職場、サークルなど、いくつもの集団に出入りすることになります。
ところで、集団に加わることに、消極的な人がいます。人づきあいが苦手だったり、過去にイジメなどを体験したりして、集団から距離をおこうとする人がいるのです。
確かに、集団が個人を呑み込んでしまい、個人を窒息させてしまうことが、たびたびあります。例えば、事実に反することを大勢が言うと、一人では事実を言いづらくなります。集団圧力と呼ばれるこの現象は、実験によっても確かめられています。
しかし、それとは逆に、人に生命を与え、個人を生き返らせる集団があることも事実です。また、何人かが集まり、集団を形成すれば、一人ではできないことも、できるようになったりします。
集団は個人にとって、まさに諸刃のつるぎだと言えます。大切なのは、集団に加わることを恐れない勇気と、集団を抜けて一人になることを恐れない勇気とを、どちらも持ち合わせておくことでしょう。
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逆さまのピラミッド |
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集団に所属するメンバーの全員が、それぞれに同じことをしていては、非効率的です。そこで、特定のメンバーが固定したスタッフとなり、役割を分担することで、集団は効率性の高い組織へと発展していくのです。
これまでの組織によく見られたのが、トップの管理職から末端のスタッフに至る末広がりのピラミッド構造です。ピラミッド組織の特徴は、管理職が方針を決めて、その指示に基づいて各スタッフが動くことです。管理職がいわば頭となり、その手足がスタッフなのです。そうすると、管理職が判断を誤れば、組織全体が間違った方向に進むことになります。また、思考を停止したスタッフには、無責任が蔓延する危険性もあります。
今日、注目されている組織論の一つに、逆さまのピラミッドがあります。それは、スタッフの一人一人がリーダーとなり、目標の設定、計画、実行、評価を自ら主体的に行い、それを管理職がサポーターとなって支えるというモデルです。
誰かから指示された行動に、責任を感じる人は少ないでしょう。それに対して、自己決定した主体的な行為には、やりがいと責任を伴い、質の高い結果へと結びつくことが期待されます。
逆さまのピラミッドでは、指示待ちのスタッフは不要となります。スタッフの一人一人に、リーダーシップが求められるのです。

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※詳しくは次の本で
・諏訪茂樹『援助者のためのコミュニケーションと人間関係 第2版』建帛社
・諏訪茂樹『看護にいかすリーダーシップ -状況対応とコーチングの体験学習-』医学書院
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アッシュの実験 1959
例えば禁煙マラソンや断酒会など
軍隊から始まったピラミッド組織は、大量規格生産の製造業を中心に広く取り入れられました。しかし、スタッフ一人一人の判断が重要となるサービス業には馴染まず、やがて組織改革が求められることになったのです。
カール・アルブレヒト 1988
自己決定と自己解決をサポートするためのコーチングはこちら
ポスト逆さまのピラミッド(ネットワーク・グループ)も含めた理解はこちら(Flash:1.60MB)
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逆さまのピラミッドは日本の職場にも広まっています。例えば、女子大生の就職希望先として常に上位ランクのJTBを検索し、会社案内の組織図をご覧下さい。
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