東京国立博物館でまず常設展を少し見た後、「プライスコレクション 若冲と江戸絵画」展を観覧。
展示は「京の画家」「江戸の画家」「江戸琳派」などのセクションに分けられていた。三番目のセクション「エキセントリック」は、大半が伊藤若冲の作品。独特の「桝目描き」で描かれた「鳥獣花木図」の色彩の美しさに惹きつけられた。
最後の展示室では、屏風などがガラスケースを用いず露出展示されていた。暗い展示室の中で照明が刻々と変化し、作品の表情の移り変わりを味わうこともできる。「源氏物語図屏風」、「簗図屏風」、山口素絢「夏冬白鷺図屏風」など、どの作品も見ごたえがある。
一番最後の円山応挙「懸崖飛泉図屏風」は、左隻が八曲、右隻が四曲という異色の屏風。作者の意図どおり「く」の字に配置され、応挙ならではの空間表現に感銘を受けた。 |