ペットロス
その悲しみは消せないけれど。

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 はじめに

まず最初に、どうして「ペットロス」なのか、という話を少々。

私、ペットの写真屋さんの他に物書きの仕事もしていまして、「ペットロス」についてもいろいろ書いてきました。今から6〜7年くらい前には「ペットロス」という言葉自体、日本ではまだあまり知られてなく、それを「書きたい」と言っても「それ何?」と聞き返されたり。

そんな中、自分の興味にまかせて専門家に取材したり、自分なりに調べていくうちに、いつしか「これはもっと多くの人に知ってもらわなくちゃいけないことなんじゃない?」と強く感じるようになっていきました。

「ペットロス」について正しい知識を持っていないために必要以上に悲しみを深めている人を一人でも救いたい、「ペットロス」に苦しむ人をなぐさめようとして逆効果になることをしてしまっている人に教えてあげたい、と思ったのです。

そして、ネットで、テレビで、新聞で、ラジオで、「ペットロス」について語ってきました。

ここ数年、メディアがこぞってペットについて取り上げるようになったこともあり、今では「ペットロス」も多くの人に知られる言葉となりました。ペットを失って嘆き悲しむ人を変人扱いする人も数年前と比べて格段に減ったのではないでしょうか。嬉しいことです。

私は思いました。もう十分に私にできることはし尽くした、と。でも本当にそうでしょうか? 今年、自分が最愛のペットを失ってみて、また新たな別れが迫りつつある状況の中で、「まだ自分にできることがある」という気持ちが止めようも無く大きくなっていることに気付きました。

「ペットロス」という「言葉」はだれもが知るところとなりました。でも、現実はどうなのか。ペットはいつどのようにして死を迎え、飼い主はその時どうなるのか。どうしたらいいのか。

自分がその経験をして初めて語ることを許されたことがある気がするのです。ここで改めて、「死ぬこと」「生きること」「命」「他者とのかかわり」などについて考え、語ってみたいと思います。

タイトルを「ペットロス」としましたが、もしかしたらもっと大きな話になるかもしれません。私の身勝手なおしゃべりではありますが、共感していただける方がいらしたら幸いです。




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