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第92話「三日月基地の最後」 |
| 【脚本・鳥海永行、陶山智 演出・鳥海永行 原動画・二宮常雄、山田政紀、坂本英明】 |
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【敵メカ】 エイ型潜水艦 ※第91話と同じ |
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【ゲスト】 特になし |
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【あらすじ】 魚雷が次々と命中し、破壊されていく三日月基地。健とジュンは、科学者や技師達を説得し潜航艇に乗せて、海底に沈んでいく基地から脱出させる。一方南部は重要書類を処分しに行くが、倒れてきた大型コンピュータの下敷きになり、動けなくなる。 爆発音に気付き、三日月基地へ戻るゴッド・フェニックス。それを見たギャラクターはさらなる魚雷を発射、三日月基地は爆発と閃光に包まれる。大喜びするカッツェ達。 基地は海溝の途中の岩に引っ掛かって横倒しになり、ゴッドフェニックスは格納庫から出られなくなってしまう。発電室がやられ全てが麻痺した基地内では、南部を助けようにも部屋の扉が開かない。なす術もなく暗闇の中に座り込み、初めてお互いの生い立ちを語りあう健とジュンだった。 やがて岩が崩れ再び沈み始める基地。ゴッドフェニックスはすかさず格納庫を飛びだし反転して、基地内へ続くシャッターをぶち破る。健の指示で南部の救出に向かうジョーと甚平。甚平が水圧により気を失うが、忍者隊は南部を救出、ゴッドフェニックスに乗り込む。 海溝の底へと沈んでいく基地を後にする忍者隊に、戻ってバードミサイルを撃ち込めと命ずる南部。ギャラクターへのデータ漏洩を防ぐためには、感傷に溺れてはならないという南部の言葉に、健はミサイルのボタンを押す。 科学忍者隊の活動拠点、三日月基地の最期であった。 |
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【ミニ・ガイド】 ★こりゃもう、見事としか言い様のない名作スペクタクル。冒頭からがんがん魚雷攻撃、破壊され浸水する基地、息をもつかせぬ展開です。ポセイドンアドベンチャーかタイタニックか、って感じの映画的な持って行き方は、鳥海永行総監督の得意技。いやさすがです、まいりました。 ★今回限りのレア装備=ジュン「ゴッドフェニックスを呼び戻して、ロケット砲で切り放しましょう」。えっ、ゴッドフェニックスってロケット砲も装備してたの? それとも、超バードミサイルのことなんでしょうか? ★南部「全ての技師に告ぐ。直ちに全員、この基地から撤退せよ」。三日月基地にはかなり大勢の人が働いています。マントル計画の研究やデータの保存、各国代表者達の会議なんかもします。科学忍者隊のための秘密基地と言うわけではないようです。 ★甚平「とにかくゴッドフェニックスを動かそうよ」。着席しようとしてコケる。「ああ?」。見上げるとシートは天井に…というか、機体が引っ繰り返っているわけね。竜「ありゃりゃ、逆さまですよ。どうする、おい?」。甚平のアクションと竜のトボけた言い方、とっても好きなの。 ★背中合わせに座っている健とジュン。「健…」「ああ」「今、何を考えてる?」「親父とお袋の事さ」。顔を上げるが、ちょっと残念そうに再びうつむくジュン。健のどんな言葉を期待していたか、実際の答をどう思ったか、この一連の表情だけで彼女の心情を実に上手く描いています。演出家と作画家双方の才能の合わせ技。まいった! それにしても報われないジュンの思い。可哀想。 ★またここでは、二人の過去の片鱗にも触れます。「健のお母さんってどんな人だった?」「優しかったなぁ。ただ体が弱くてね、親父が行方知れずになってから特に寝込むことが多くなって…、とうとう死んじまった。俺が11の時だったよ」(中略)「ジュンの両親は?」「覚えてないわ。だってあたし、孤児院で育ったんだもの」。忍者隊としてともに戦ってきた仲間同士だけど、お互いの過去については全く知らなかった事に、このとき初めて気づくのでした。 |