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第90話「装甲鉄獣マタンガー」

【脚本・陶山智  演出・鳥海永行  原動画・高橋資祐、本多哲、井口忠一】

敵メカ

マタンガー(ドクター・フィンガーの作ったカメ型の装甲鉄獣。胴体は厚さ200mmの鋼鉄に覆われ、超バードミサイルも歯が立たない。目からビームを放つ)

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ドクター・フィンガー(声:川久保潔)

あらすじ

 各メカの整備をする忍者隊。その中で、武器の整備にばかり熱心なジョーを健がとがめ、二人は言い争いになってしまう。各メカに武器をつけたのは正解だったのか、ギャラクターを倒しても、真の平和がくるのだろうか…。父の墓前にそんな迷いをぶつける健。

 そんな折、ギャラクターの鉄獣マタンガーがミクロン島の火山に陣取り、忍者隊5人の命を要求してきた。従わなければ、島の町を一つずつ攻撃すると言う。陣頭指揮を取るのは、この作戦の成功報酬としてカッツェの地位をもらう事を総裁に約束させたドクター・フィンガーだった。

 出動するゴッド・フェニックス。しかし健は、鉄獣の写真を撮っただけで三日月基地へ戻るよう指示する。納得できない忍者隊だったが、写真からはこの装甲鉄獣に、弱点はないように思われた。だが健は、拡大した写真に通気孔の僅かな隙間を見つけ、作戦を思いつく。

 急きょ作られた一発のみの特殊な弾丸。距離一千、横からの風という難条件の中、ジョーがコンドルマシーンでそれを鉄獣の通気孔に撃ち込んだ。鉄獣の内部でそれは、煙をふき炎を上げる。健の狙い通り火山から飛び上がった鉄獣だったが、ゴッド・フェニックスを抱き込んで、海へ突っ込んだ。窮する忍者隊。

 機体上部に密着している鉄獣の腹に、G3号機から取り外したジュンロケットを撃ち込むように指示する健。その腹が背中と同じ硬さの装甲なら、ゴッドフェニックスは粉々になってしまう。

 生死を分けた賭けに勝ち、忍者隊は危機を脱したのだった。

ミニ・ガイド

★武器の是非について健とジョーが言い争うシーンや、健がレッドインパルスの墓前で戦いの意味について悩むシーン。すごく美味しい場面のはずなのに、如何せん今回は絵がさぁ…。表情も動きもてんでヘタクソで、もうガッカリなんです。内容的に特筆することもないメカブッタの回に須田、二宮両氏が揃って参加してるのに、なんでこういう話で描いてくれないかなぁ。

★ただ一つ、ジョーがマタンガーに弾丸を撃ち込んだ後、ふっと緊張を解く横顔が、すっっっごくいいのよ。素敵なのよ。

★父の墓前にて。健「お父さん。俺は、お父さんの仇を討てないかも知れないぜ。俺はわからなくなったんだ。平和って何だろう。ギャラクターを倒せば平和は来るのかい。ベルクカッツェみたいな奴はこの世の中に何人もいると思うんだ。この世からギャラクターは消えても、また新しい悪の組織が生まれる。平和なんて、本当は来ないんじゃないのかな。そんな当てにならない物のために、見てくれよ父さん、俺の手は血で汚れているんだ」。

今回限りのレア・シーン:ジュンロケットをG3号機から取り外して使用。こんな使い方もできるんですね。