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第87話「三段合体鉄獣パトギラー」

【脚本・久保田圭司  演出・案納正美  原動画・二宮常雄、塩山紀生、鈴木紀子】
敵メカ
パトギラー(パトカーが二列縦隊になって合体したイモムシ型メカ。頭部先端から煙幕用の爆弾を、触角からビームを放つ)
ゲスト →詳細
マリア(声:岡本茉莉) ロバーツ氏(声:不明) 署長(声:川野耕司)

あらすじ

 甚平はG4号機でパトロール中、山中の別荘にいた少女に一目惚れした。帰宅後テレビのニュースを見て、その少女が、誘拐された大富豪の娘マリアだと知る。甚平は単身乗り込み、マリアを助け出した。

 地元の警察署長は、大の男6人を相手にし名も告げずに立ち去った甚平に、忍者隊ではないかと疑いを抱く。署長はギャラクターと通じており、これをカッツェに報告、署員を動員して調査を始める。

 すっかりマリアに夢中の甚平に、マリアからデートの誘いの手紙が届く。いそいそと遊園地へ向かう甚平。しかし遊園地にはマリア以外誰もおらず、マリアもまた甚平からの誘いで来たのだと言う。すぐに罠だと気付いた甚平を、カッツェが展望タワーから見ていた。カッツェは署長と部下達に、甚平を追い詰めて正体を暴くよう指令する。

 そのころ他の忍者隊はゴッドフェニックスで、突如現われたザリガニメカを追っていた。だがジュンの話から罠だと察した健は、ゴッドフェニックスを遊園地へ急行させる。

 パトギラーに追い詰められてピンチの甚平のもとへ、ゴッドフェニックスが到着。甚平の人形を使い、敵の目をごまかす忍者隊。救出に飛び込んだと見せかけてその人形を甚平のもとへ投げ込む。うまく人形とすり変わり、変身した甚平は、気絶したマリアを抱えてゴッドフェニックスに乗り込んだ。

 超バードミサイルにより破壊されるパトギラー。カッツェは一人そそくさと逃げる。我々と接触した者は皆、巻き添えを食うんだと健に論され、甚平はうなだれる。
 後日甚平は、病院にマリアを見舞い、また来るよと笑顔で別れる。だが、忍者隊である限りそれは許されぬ事と、廊下で一人涙を流すのだった。

ミニ・ガイド

★初恋の甘さと、忍者隊ゆえにそれが叶わぬ辛さを知って、ちょっぴり大人になった甚平くん。竜「あいつ、いつの間にか大人ンなったのぉ。そう言や、声変わりも終わったようだワ、うん」。この話はこの何気ない竜の一言に尽きるでしょう。まるっきり子供声だった塩屋翼ちゃんが、シリーズ中に変声期を迎え、だんだん大人の声になっていく。そしてこの話でそれを実に上手く甚平のエピソードとして活かしているのです。こんなキャスティング、狙ってやろうったってそう上手くはいかないよ。偶然の産物、またとない幸運、それを見逃さなかったスタッフ…。とにかく、お見事!

★カムフラージュ用の忍者隊人形は、他の回でも何体か使われましたが、今回の甚平人形が一番可愛くできてます。ちょっと忍者ハットリ君に似てます。

★今回のマリアちゃん、第79話のルミちゃんに負けないくらい超カワイイ! 作画はどちらも二宮常雄さん。さすがです。そう考えると、第70話のマヤも、もーちょっと美人に描いてほしかったよね。作画に恵まれず、ジョー可哀想