第56話へサブ・タイトル一覧へ第58話へ

第57話「魔の白い海」

【脚本・松浦健郎、曽田博久  演出・鳥海永行  原動画・杉井興治、菊地晃夫、加藤茂】

敵メカ

戦車(冷凍光線銃を搭載したミニ戦車。地上走行の他、両サイドから翼を出し機体下部からジェット噴射して飛行、両サイドからフロートを出して水上走行、前部の突起をドリルにして地中を掘り進む事も可能)

冷凍光線銃(特殊な弾丸を使用した銃。この光線を浴びると一瞬のうちに凍り付き欠片となって散る。レーザー光線よりはるかに強力な熱を発するため、連続使用は5発が限界。弾丸の核を抜き取ると威力が半減し、人を殺すことはできない)

ゲスト】 →詳細

マイク・ミラー(声:及川広夫) 司令隊長(声:神山卓三)

あらすじ

 35年ぶりに刑務所を出所したマイク・ミラー。カッツェは彼の射撃の腕を見込んで、冷凍光線銃を搭載した小型戦車を与え、忍者隊抹殺を命じた。

 南極上空での観測衛星狙撃事件が続いた。ギャラクターの仕業とにらみ南極へ向かった忍者隊をカッツェが待ち受ける。逃げるカッツェを追おうとするが、カッツェの残した小型戦車が気になる忍者隊。様子を探りにG2号機で飛び出したジョーが、戦車の放った冷凍光線でメカごと氷漬けにされてしまった。続いてG4、G5号機も氷漬けになる。

 だが、ジュンを狙ったミラーに一瞬迷いが生じ、冷凍光線の弾は外れてしまう。連続使用に耐えられない銃はついに火を吹き、戦車はG1号機にあおられて転倒し、炎上する。

 負傷したミラーに歩み寄る健とジュン。なぜ武器を取って戦わないのかと問うミラーに、健は、自分達のメカに武器は搭載されていないのだと答える。ミラーはひそかに抜き取ってあった弾の核を見せ、仲間は死んではいないことを明かした。ジュンを撃ち損ねたのは、35年前に別れたままの娘の姿が重なったためだと言い残し、ミラーは息絶える。

 帰途に就く忍者隊は強い敗北感をかみしめていた。ミラーが変わり者でなかったら、彼らは死んでいたのだから。戦いは遊びではない、一機ずつに分かれた時でも戦える武器が必要だと、健は言うのだった。

ミニ・ガイド

ジョー「よし、健、あの戦車は俺が引き受けた。お前はカッツェを追え。じゃ、行ってくらあ」。こうして一番に飛び出していって、さっさと氷漬けになった慌て者のジョー。以後出る幕なし、可哀相すぎ! それにしても「行ってくらぁ」だなんて、ジョーってば江戸っ子

隊長「よお、じいさんよ。早くゴッドフェニックスに撃ち込んじまえよ。そのほうが手っ取り早いぜ」。ミラー「やかましい。お前は殺しのエチケットを知らなさすぎる」(中略)「わしの悪い癖じゃ。仕事を忘れてゲームを楽しんでしまう。昔、それで失敗してな、ムショ入りさ」。粋なじいさんです。そしてこのお陰で忍者隊は命拾いしたのです。