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第51話「回転獣キャタローラー」

【脚本・鳥海尽三  演出・西牧秀雄  原動画・二宮常雄、野崎恒仲、平山則雄】

敵メカ

キャタローラー(タイヤ型のメカ。地面を転がってビルや車を押し潰したり、体側からアームやカッターを出して標的を破壊する。ジェット噴射による飛行も可能)

ゲスト】 →詳細

国防長官(声:水島 晋) 警察隊長(声:若本紀夫) 大統領(声:不明)

あらすじ

 南部の命令で、ホントワール国へレジャーに来た忍者隊。健だけは、この指令を不審に思っていた。そこへ男達に追われた白いスーツの紳士が現われ、健はその紳士に加勢して逃がす。だが追っていたのは警察で、警察隊長からあの紳士はギャラクターだと聞かされ、忍者隊は警戒体勢に入る。

 セスナでの偵察中、健はギャラクターの攻撃を受ける。それを助けたのは例の紳士の戦闘機だった。紳士の正体はレッドインパルスだったのだ。彼は健に、この国の国防長官の悪事を暴く手助けをしてくれと頼む。国防長官がギャラクターと手を組み、大統領を倒してこの国を奪おうとしていると言う。レッドインパルスはその証拠を掴むために妻子を捨て、十数年も探り続けている事を健に語った。

 二人は国防長官の屋敷に忍び込むが、奥の金庫への侵入に失敗、国防長官達に感付かれる。部屋の隠しカメラのフィルムを証拠の品として奪い、二人は分かれて逃げる。

 翌日、大統領にフィルムを渡すため、大統領の誕生パーティが行なわれている官邸へ出向く忍者隊。そこへキャタローラーが現われるが、忍者隊によって大統領と会場の人々は一足先に避難していた。大統領暗殺に失敗したカッツェはキャタローラーで退散する。

 健は南部から、この任務がすべて終わった時、父親にあえるだろうと聞かされる。父が生きていると知った健は、熱い涙を押さえることができなかった。

ミニ・ガイド

健「それで目的は?」。南部「うむ、その…レジャーだ。たまにはレジャーが必要だ、ゆっくりしてくるんだな」。(中略)4人「ラジャー」。甚平「レジャー!」。くだらないけど、これ好きなんです。

竜「おら、ゆっくり温泉に入って水虫治したかったワ」。あら〜、竜って水虫だったのね。

国防長官「国際科学技術庁の中には私の部下がおります。すべて筒抜けですからな、ははは」。おやまあ。南部博士ったら、レッドインパルスにスパイ活動させるのもいいけど、相手からもスパイされてんじゃないですか。自分の足下にも気を配らなきゃダメじゃん。

健の寝顔を見るレッドインパルス。幼い頃の健を回想する。R「健、立派に育ってくれたなあ…(涙)」。(中略) 健「ちぇ、せっかく久しぶりに親父の夢を見てたのに」。R「(背を向け)そ、それで…、どんな顔をしてたんだ」。健「ああ、なんかこう…、ぼんやりとしてわからなかったよ」。R「そうか、それは残念だったな」。(中略)健「でも、俺は親父を恨んじゃいない。(はっと顔を上げるR)あんたと同じように、俺を捨てる理由があったんだと思うよ。それでなきゃあ、子供を捨てるわけがないさ」。とーちゃんの心の動きが痛いほどわかる。辛いっす。

R「死ぬ時は一緒だぞ」。健「ああ」。なんと、このセリフは健の専売特許と思いきや、レッドインパルスまで使いました。さすが親子だぁねぇ。

★追手から逃げる二人。先に水に飛び込むR。R「健、早く来い!」。(それを見下ろす健。脳裏をかすめる過去の記憶。水の中で手招きする父とRの姿がダブる)健「まさか、レッドインパルスの隊長が…」。ここから先、健が水に飛び込み水面に顔を出すまでの動き、もう言葉に言い尽くせないほど絶品。二宮常雄さんって、神様だわ…と思うようなシーンです。