Flip4Mac使用レポート
最近仕事の事情で、Final Cut Proで編集したものを、WindowsMediaVideoに書き出す機会が多いんです。前から、編集の途中経過オフラインチェックなどをネット使ってやることもあり、結構FCPで編集→WMVという事はよくやってました。
これまでは、FCPで編集したら、DVコーデックのAVIに書き出して、ウインドウズマシンにもっていき、Windows Media エンコーダ(フリーウエア版)でエンコードしてたんですが、ちょっとめんどうくさい。

「Flip4Mac WMV Export」は、MACPOWER誌でもちょっと紹介されてましたが、QuickTimeそのものに、WMVでの書き出しをさせるコンポーネントです。
これまでは、MAC環境でWMVを書きだそうと思ったら、Cleanerといった高額なソフトが必要でしたから、なかなかいいとこついたソリューションだと思います。
お値段は「スタンダード版」が$99、「プロHD版」が$179です。
www.flip4mac.com

インストールすると、QTプレイヤーからも、もちろんFCPからも、WMVの書き出しが行えるようになります。
書き出せるのは、WMV9standardとWMV9Advanced(インターレースをサポート)の2種類です。事前にFlip4Macのサイトで見た情報には、WMVの7とか8とかでもエンコードできるような事が書いてあったんですが(MACPOWERにもそう書いてありました)、実際にはWMV9でしか書き出せません。

これがビデオの設定パネルです。
これはプロ版なので、エンコードは、固定ビットレート、可変ビットレートが選べ、それぞれ1パス、2パスでエンコードすることができます。スタンダード版じゃなくプロ版にした理由は、この2パスエンコードが欲しかったから。



<coding Method>
ここで、画質やビットレートを設定します。
WMエンコーダと比較すると、Qualityの効きが結構シビアな感じがしますす。これは画像のシャープさに関する設定ですが、これをあげていくと、ちょっとした動きでもかくつくようになります。このスライダーの「ころあい」をみつけるのが少々時間がかかります。

<input Frame>
素材のフィールドに関す設定。プログレッシブなのか、奇数優先か、偶数優先かを選択します。

<output Frame>
これは仕上がりのムービーに関する設定。サイズやフレームレートの他、インターレースをどうするのか、を設定できます。

他にオーディオのビットレートなどを設定するパネルやコピーライトなどの情報を記述するパネルがあります。

エンコードの品質は上々で、WMEで結構シビアなビットレートでエンコードすると白っちゃけた感じになりやすいんですがそんな事もなく、きれいに仕上がります。
エンコードのスピードは、17秒の素材を、G51.8Dual(1.2Gメモリ)で作業して2分ぐらい...思ったよりかかりますね。もちろん素材によって処理スピードは変わるわけですが...。

同じ素材をほぼ同じような設定で、「WindowsMediaエンコーダ」と、「Flip4Mac WMV Export」で書き出してみました。
素材はDVで、時間圧縮にあまり向かない手持ちの、しかも、木の葉の素材。
サイズは320*180でフレームレートは15/秒。エンコードは2パス、CBR。長さは17秒ほどです。
印象としては、WMEのほうは動き重視、Flip4Macの方は、画質重視という感じですが、これもエンコードの追い込み方しだいでしょう。
WMEの方はやっぱり黒が浮いてきますね。

WME(zip圧縮ファイル896KB)
Flip4Mac(zip圧縮ファイル768KB)

ご参考までに...。
なお、Flip4Macシリーズでは、WMVをインポートするためのコンポーネントも準備中、という事です。そっちは使い道がないので買いませんが...。
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