My Viola
という、3つの出来事が重なっております。。。だから、一体何なんだ、というところですが。。。
私のビオラは、買った時はとりあえず「新品」でしたが、私という弾き手に出会い(というか、出会ってしまい・・・)、以来25年も私と連れ添ってくれて、今日まで来ました。「25年」ということは・・・ちょうど、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されて、24年が経ったわけで・・・私には「24年」とか「25年」という時間の長さというものが、実感として、ものすごく分かります。25年という長さは、まさに私が私のビオラと共に歩んできたウヨウ曲折の日々と同じぐらいの長い時間です・・・小泉首相が北朝鮮を訪問して横田めぐみさんの「死亡」の連絡が入って横田めぐみさんのご両親(とくにお父様の滋さん)の泣く姿をテレビで見たときは、横田さんとは何の面識もなく、単なるアカの他人のはずの私でしたが、思わず泣けてしまいました。「アカの他人の悲報」というものについて、泣けたのはこれが初めての経験でした・・・
私の、最愛の「25年来のパートナー」であるスズキのビオラ(1973年製)
ラベル・・・型番は「S-1」とのこと。ということは一番低いランクの楽器では(「S-1の、SはStudentのSのはず。つまり学校教育用というか、そんな感じのランクの楽器。。)
なお、ラベルにはSTRADIVARIUS COPY と記載されています・・・このラベルは比較的少ないとか)
最近気が付いたのですが、25年も連れ立っていると、私のビオラも、結構、年季がいってきました。
音色的には、さすがに30年ものになりますと、音色に占める「カサカサ音」の割合が少し増えてきた感じがします。何か、楽器全体が自然に、乾燥してきたのかな、という感じでしょうか。そして、そういう「カサカサ音」の増えたビオラに、最近はじめてドミナントの弦を張りました。するとなんと相性バッチリで、ドミナントの弦に張り替えただけで、楽器全体が鳴って鳴って仕方がない、というぐらい、余韻たっぷりに、広がりをもった響きで鳴ってくれるようになりました。
表板には、初心者時代に中バウツのカーブを、アップボウ(あげ弓)の際に弓の毛箱で打ってしまいできたキズが数箇所あります。
また最近、携帯電話を落としてしまった(事故)際にできた傷があります(ごめんね!我がビオラ!君が作られた頃には携帯電話なんて、この世に無かったのに・・・)。
さらには、表板のエンドピンに近い縁(へり)には、長年弾いてきた跡として、若干、汚れが堆積している部分があります(こういう汚れは、気持ち的に落とせないですね。。。「象の耳垢(=象の年齢を示す垢の塊)」みたいで。)
駒は25年で2回変えました(現在の駒は、3代目)。きちんとした楽器店に調整に出すと、駒の足が薄くけずられて帰ってくる、ということを、25年のうちに知りました(いい加減な大手の楽器店に出すと、駒の足が高いまま帰ってくるようです)。
指板は、換えたことがなく、私の初心者時代からの汗が沁み込んでいます。
裏板には 私が高校2年生のとき、中国からの政府一行が岡山市に来たときにジュニア・オーケストラが中国国歌等を演奏したとき、楽器を運搬していた際についた傷が裏板のワキにあります。 それから、大学時代に一度、都内の某有名大手楽器店に調整・修理に出した際に極めて乱暴なニスの上塗り作業を受けた後遺症としてのニス跡が残っています(そこに調整・修理に出してしまったことを、楽器に対して、今なお申し訳なく想っております)。その後、大学院生時代に、一度都内の某個人経営楽器店に調整・修理に出し、そこでかなり良いケアをしてもらいました。いまだに感謝しています。
さらには、最近、私の息子が楽器を、楽器ケースから引きずり出した際に、楽器ケースの金具が楽器の裏板をこすったらしく、その際にヒッカキ傷がついてしまいました。あと、裏板には、息子が米粒かなにかの付いた手で触った(と言うよりも、思いっきりなすくった)らしく、米粒か糊が付着してそのまま乾燥したような汚れが(ニスの上から)付いています・・・こういう汚れは、落とそうと思えば落とせるのでしょうが、心情的に落としにくいですね(笑)
あと、最近、裏板の真ん中の「継ぎ目」部分に、一部、「はがれ」と思しき亀裂が入ってきました・・・何か、ちょっとヤバいんじゃないのかな、という気がしないでもありません(汗)
2004年大晦日の復活(?)