
うう、毎週火曜日更新とか言いながら、何時の間にやら3週間ほっぽりだしてしまった。いかん、このままでは、地獄でエンマ様に舌を引っこ抜かれてしまう(※注:舌を抜くのは極卒です)。 という訳で、そのエンマ様です。 中学生の頃、僕は「地獄絵」というものについて奇妙に興味を持って、いろいろ文献を調べたりしました。(で、やっぱり水木しげる先生の絵が一番解かりやすいことを知って、偉大さを再認識したり...) 中学校に、森部先生というかなり爺さんの社会科教師が居たのですが、この人がバリバリに戦前派。自分が戦場でひでえ目にあったもんだから、戦争に反対する声にも、薄い理念じゃなく、骨太な体験がにじみ出ていて、迫力ありました。僕が師と仰ぐ方の一人でもあります。 で、その森部先生にも地獄絵図について聞きまくったわけですが、その時教えてもらったのが、源信の「往生要集」。ですが、その時は岩波文庫で絶版になってたんで読めませんでした。森部先生は「まあ、あれよりも、スケールで言ったら遥かにダンテの「神曲」の方が上だがな」と、そっちを勧めてくれたのですが、読まずに済ませちゃいました。今考えると、素直に読んでおきゃよかった。今となっては、あんなに長い退屈なものを読もうという気力はなかなか起こりません。 少年時代の多感な時期に読むべき本、ってのは、確かに在るわけです。 |
|
(著作権:海洋堂)