
| 怖かったっす、「妖怪人間ベム」。あのOPだけでブルっちゃって、子供の時は一度もまともに見れませんでした。これが再放送していると、その時は絶対TVの前を通らないようにしたし、必要なときも、目をつむってチャンネルを回した(うわっ、今、チャンネルを「回す」って、死語だよな)ものです。 まー、僕はこのように小心者のボウズでしたが、この作品をこよなく愛するのが、SSPのKEN氏。彼は全話のエピソードをソラで暗じる程、この作品が大好きです。(だから今回は滅多なことが書けない。知ったかぶりすると、きっと怒涛のような突っ込みが入る(^^;) しかし、不思議なものです。 一般に考えられる「ヒーロー」は、スーパーマンのように完成された肉体と容姿と精神を具現化した存在です。なのに人々は、そうではない者―――並外れて醜い者、並外れて恐ろしい者、並外れて愚かしい者―――彼らも同様に「超人」と見做すのです。 「マクベス」で魔女三姉妹が言う台詞、「綺麗は汚ない 汚ないのは綺麗」、そのままです。 僕らは、完璧に整った結晶のような存在を愛するのと同じように、きっと、欠損している自分―――醜い自分、汚れた自分、愚かしい自分―――も、愛しているのです。 そして、「はやく人間になりたい」という叫びは、僕らの「理想の人間になりたい!」という望みと同じです。そして、その望みに向かって努力する姿は、滑稽で、憐れで、そして、ひじょうに人間臭っくて、それが愛しいのです。 |
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