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『愛と勇気だけが友達さ』

―あんパンマン―(あんパンマン)


 またもやヒーローです。
最近、ヒーローづいてるのかな>オレ。

 あんパンマンに出会ったのは、僕の兄が幼稚園に通っていたとき、そこから借りてきた絵本でしたから、彼はかなり息の長いヒーローです。アトムやドラえもんに匹敵する隠れたヒーローですな。この絵本は、幼稚園でも大人気作でした。
 困っている人達に、少しづつ、自分の身を喰わせてゆくヒーローへ、ちょっとした恐怖心を抱いたことを覚えています。世の為他人の為って、凄いことなんだなぁと素直に感動したものです。「一杯のかけそば」には「ふ〜ん」としか思わなかった僕も、こういう話には弱い。

 あんパンマンは、外見的には単純過ぎて特徴と言った特徴が見当たりませんが、絵に描いてみると、とても描きやすい。ドラえもんより描きやすいのです。これより描きやすいヒーローと言ったら、ウルトラマンくらいでしょうか。子供達に人気があるのは、こんな所にも理由があるのでしょう。
 また、あんパンマンが、幼児にも人気があるのは、その発音しやすいネーミングにあると言われて、なるほどと思いました。「あん パン マン」、全てに撥音が挟まり、舌が短い子供にも言いやすい「ぱ行」と「ま行」の音(パパ・ママと一緒)。確かに、僕の甥も、TV番組の中で一番最初に覚えたのが「あんパンマン」でした。(ちなみに、彼の第一声は「でんき(電気)」)

 作者のやなせたかしさんは、自分の戦時中の体験から、「正義」や「大義」をかざした「争い」に対して「こんな事は、もういやだ!」という思いを込めて、この作品を世に出したと言います。かなり深い話です。しかし、そのエッセンスは、確実に子供達に届いているといえるでしょう。実践してくれているかどうかは、疑問ですが...

なにが君の しあわせ
なにをして よろこぶ
わからないまま おわる
そんなのは いやだ!
忘れないで 夢を
こぼさないで 涙
だから 君は とぶんだ
どこまでも
そうだ おそれないで
みんなのために
愛と 勇気だけが ともだちさ
ああ アンパンマン
やさしい 君は
いけ! みんなの夢 まもるため

(「アンパンマンマーチ」作詞:やなせたかし作曲:三木たかし編曲:大谷和夫)

(著作権:やなせたかし)

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