
幼いころ、我が家では夏休みに、祖母、叔母一家と合わせて10人くらいの総出で岐阜の山に避暑に出掛けるのが恒例になってました。その避暑地は、火事で消失しましたが。 ともかく、超自然の存在を、人は、おそらく穴居人の頃から、常に恐れ続けて来ました。そして、彼らを退治する方法は、古今東西共通しています。その方法とは、「そのアヤカシの、本当の名前を言い当てる」こと。これは、とても暗示的な話です。 未知を既知にすることによって、人間は一つづつ怖れを払拭してきました。雷は、昔は神の怒りでしたが、今は大気の摩擦による放電現象です。お化けだと思ってよく見りゃパンだったりタニシだったりペットボトルだったり... 物に名を付けること、それこそが呪いであり縛りであり、魔力を失わせる総てです。 いにしえの人は、自分の本名は決して他人に漏らさず、通り名だけを使ったそうです。有名な「ナカノオオエノオウジ」や「ウマヤドノミコ」や「ソガノイルカ」は通り名で、彼らの本名は分かっていません。多分、本人と、名付けた人以外は... |
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