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今、関戸が最もはまっているTV番組が、NHKの「プロジェクトX」と「仮面ライダークウガ」です。 どちらも、「復権」を狙ってるところが好きです。「プロジェクトX」はてらいの無い仕事の喜びを、「クウガ」は、てらいの無い物語の喜びを。 昔、中世ヨーロッパでは、世界観の根底が宗教でした。その宗教の力が疲弊したとき、人々は新しい世界観を求め、その基礎を作り始めました。しかし、その新しい基礎を、全くのゼロから出発させたわけではありません。更に昔のギリシャ文化をお手本に、新しいモノの見方・世界観を作りだしていったのです。それが「ルネッサンス」と称される一連の運動です。 今の日本でも、「復古もの」が流行りはじめてから、もう結構な時間が経ちました。初めのうちは、ただの懐かしモノ趣味だと思っていましたし、作品の質も、その程度のモノでしかありませんでした。 しかし、ここに来て、過去の作品をテキストにして、新しい世界を作りだそうとする作品が登場するようになりました。それが「ウルトラマンティガ」「ジャイアントロボ」やこの「クウガ」です。 どうやらこれは只の流行りや思い付きではなく、もっと大きな流れの一部なのでは?と僕は思い始めています。この動きは、小さなルネッサンスと言えるのではないでしょうか? そして、「クウガ」「ティガ」「ジャイアントロボ」等のTV作品は、その先鞭と言われるようになるのではないでしょうか? 「経済」が世界観の基礎であった時代は、過ぎようとしています(と言っても、経済の重要性はなんら変わりません。中心ではなくなる、というだけです)。しばらくは、世界は揺れるのでしょうね。しかし、それは活気に満ちた揺れであることも間違いありません。 |
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(著作権:東映・石ノ森章太郎)