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『ダン対セブンの対決』

―にせウルトラマン&にせウルトラセブン―(ウルトラマン&ウルトラセブン)


 古来より、ヒーローものには欠かせないエピソードのひとつに、「にせ○○」というモチーフがあります。
 ヒーロー有るところに、かたり有り、ってなもんです。そりゃ、名前を出すだけで皆がちやほやしてくれるなら、ちょっとお名前失敬して...なんて悪気は単純なだけに魅力的なのでしょう。
 また、ヒーローを見ている僕達にとっても「もし、このヒーローが突然僕に襲いかかって来たら...」と考えるのは、大変恐ろしい想像です。
 子供にとってもっとも恐ろしいのは、自分を愛してくれる親が自分を害そうとする、という悪夢です。ギリシャ神話のサルトゥヌスが、自分の地位を脅かすかもしれない我が子達を喰い殺すという話がありますが、古今東西にあまねく広がる強烈な恐怖のモチーフと言っていいでしょう。
 僕は随分祖母に可愛がられ、おばあちゃん子を自ら認めているのですが、少年時代繰り返し見た悪夢が、その祖母の両腕がカマリキの如く尖った爪となり、僕を殺そうと襲いかかって来るというモノでした。あれから20年以上経った今でも思い出す、僕の3大悪夢のうちの一つです。

(著作権:円谷プロ)

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