その3.知識編 実際にやって行く上での問題点
子どもに関する問題
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子ども |
子どもがいて離婚する場合、こどもの親権や監護権を決めなければいけません。 親権とは、その子どもの住まいや名前の変更、養子縁組を決めることなど、法律に関わることの代理決定が出来る親の権利です。 監護権は日常生活を共にし、面倒を見ることが出来る権利。 親権がとれなくても、監護権があればいっしょに暮らすことは出来ます。親権は父親に、監護権は母親にというケースもたくさんあるようです。また、第1子の親権は父親に、第2子は母親にと、子どもを分けるケースもあります。 昔は「跡取」という考え方で、子どもの親権はほとんどが父親にありましたが、現在では子どもの生活を第1に考え、やはり細細とした日常の生活の面倒を見るのは、母親に向いていることや、核家族化が進み、父親のもとにいても面倒を見てくれる人がいない、ということからも、小さい子どもの親権は70%以上が母親のほうにあるようです。 しかし、ある程度大きくなった子どもに関しては、学校の転校の問題や、経済的な理由で父親側に親権があることも少なくありません。もちろん15才以上の子どもに関しては、当人の意思が最重要視されます。 親権がとれず、いっしょに暮らせない親には面接交渉権があります。自分の子どもに会うことは、誰にも制限することが出来ない親としての権利です。しかし、子どもの精神状態や新しい土地での生活の安定などを考慮して、離婚してしばらくは面会を制限する調停や裁判判決もあります。 また、会いたい一心で、引き取った側の心情や生活を理解しない振るまいは、今後の面接を上手くやって行く上での支障となります。 お互い、子どものことを十分配慮して、相手を思いやりその時間を気持ち良く過ごせるようにしたいものです。ただ、そこまで配慮できるようだったら、離婚などしていないかもしれないんですが。 別れた相手への憎しみから、子どもにも相手のことを悪く言い聞かせ「子どもは会いたくないといっているから」と面会を断ったり子どもに断らせたりするケースがたまに見られますが、私個人としては賛成できません。無理にとは言いませんが、暴力や借金問題など相手に会わせることが生命や今後の生活に非常に支障をきたす可能性がある場合以外は、会いたいというのであれば自由に面会出来てもかまわないんじゃあないかと思っています。 会うと別れるときが辛いから、と会わない人もいますが、慣れればそうでもないようです。子どもは口には出さなくても別れた親のこともたいそう気にかけ慕っています。子どもの精神や生活の安定を第1に考え、状態を見ながら行き来していけばいいのではないかと思います。 母親に親権がある場合、子どもの名前をどうするか、も大きな問題でしょう。物心つく以前であれば、さっさと母親の旧姓に戻せば良いのでしょうが、学校に行き始めていたり、思春期の子どもの場合配慮が必要です。 子どもの姓を変えるのは、家庭裁判所に「氏の変更申し立て」を申請すれば比較的すぐに審判がおりるものです。親権が母親にあればいつでも変更できますので、あせらず時期をみて変更すれば良いのではないでしょうか。卒業式前あたり、学校でも、ちらほら名前の変わる子どもがいます。子どもともよく相談して負担にならないように変更したいものです。 私の場合、子どもの姓を変えたくなかったので、私は「離婚の際に称していた氏を称する届け」を離婚届と共に提出し、旧姓に戻していません。ただし、私の戸籍に子ども達も移すときには、家庭裁判所に「氏の変更申し立て」をしました。子どもの名前はそのままで戸籍だけを母親の戸籍に変更することは可能です。別にお父さんの戸籍にそのまま残っていても問題はありませんが、お父さんが他の誰かと再婚した場合などを考えると移しておいたほうが問題が少なくていいかも知れません。 子どもに離婚をどう話すか、は今後離婚をする人が1番頭を悩ませることではないでしょうか。 この問題に関しては、それぞれのケースで事情が異なり、こうすればいいとか、こうしたほうがいい、なんて答えはないようです。 子どもが小さければ「お父さんは死んじゃったのよ」などとうそをつくこともあるようですし、離婚後も離れた親との行き来がある場合などは、子どもの方から「どうして離婚したの?」と聞いてくることも考えられます。行き来がなくても「どうして僕にはお父さんがいないの?」と聞くことは十分考えられます。そのときに答えられる範囲で、対応するだけで子どもは十分満足するようです。例えば「お母さん、まだ答えたくないのよ」だけでも。 子どもは「自分のせいで」お父さんとお母さんが離婚した、と思いこむことが1番辛い。だから「あなたのことはお母さんもお父さんも大好きなんだけど、お父さんとお母さんの問題で離婚することになった」ことさえはっきりしてやり、子どもへの愛情は変わらないことだけを伝えて行けば、子どもは自分で考え処理し成長していくものだと考えます。 泣いたり、苦しんだり、頑張ったり、苦労したり、笑ったり、喜んだり。その時々の親の姿を見て、子どもは成長していきます。離婚に至るまでの親の葛藤、最中の涙、離婚後の生活で頑張る後姿。隠したり、うそついたり、恥ずかしがったりすることはないのではないでしょうか。 |