その2.心の準備編 離婚に際しての心の準備

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離婚は相手がいることだけにとても辛い作業です。子どもがいればなおさらでしょう。相手から突然言われた場合はもちろんのこと、自分から切り出した場合でもやはり目に見えない多くの傷を負います。

そんな時、ひとりで乗りきるよりも、誰かに話をしたり、意見を聞いたり、他の離婚のケースを知ったりすることが、思ったより大きな心の支えになるものです。ただし、話す場合には相手を選ばないと説教をされてかえって傷を深くしてしまうことも多いようです。できればすでに同じような経験を乗り越えてきたような人に話しを聞いてもらうことが、辛い時期には1番心の救いとなるようです。ただし、人からのアドバイスにはあまりこだわらないほうが良いでしょう。あれこれ先のことばかり考える必要はないし、言われたことをすべてこなそうと頑張ることが、かえってストレスになってしまうことも多いようです。

現在では離婚関係のサークルやサイト、仲間作りが盛んに行われていますので、それに参加することもいいでしょう。講演会やオフ会に参加すると、そこで多くの同じ立場の人と知り合うこともできます。もちろん話も聞くことができます。離婚経験談だけではなく制度や福祉などを経験を含めて聞くことができるのが魅力です。ただし、問題は離婚後の人々の集まりのほうが多いことでしょうか。しかし直面して悩んでいるときには掲示板形式の相談を利用するだけでも心が晴れることもあるかも知れませんね。ここでも無理をせず、あせらず良く見極めて、自分に合ったところを選んでほしいと思います。

周りを見まわせば、結構離婚の経験者は多いものです。経験者は自分からは切り出しませんが、こちらから相談などを持ちかければ、喜んで受け入れてくれる人達もまた多いものです。1対1で落ち着いてじっくり話をすることもいいかも知れません。

苦しんでいたり苦しんできたのが自分ひとりではなく、いろいろなケースがあることを知ることで気分が楽になることは多いでしょう。ただし、結論を出したり、行動を起こすのはすべて自分であって、責任は自分にあることを肝に銘じていないと「あの人がこうしなさいって言ったから」「話してもすっきりしない」「わかってくれない」など不満だけで終わってしまうことになるかもしれません。

カウンセリング

あれこれ言われて自分を見失ったり、人には話したくなかったり、方向性が全く見えなくなった場合などには、専門家を訪れてみることもひとつの方法です。その場合、できれば離婚専門のカウンセラーを利用してほしいと思います。経験者であればなおさらうれしい。

離婚には法律の問題や福祉の問題、お金や住まいなど、物質的なものが精神に与える影響が思ったよりも大きいものです。そんなときに少しでもそれらの事についての知識があったほうが話しがわかりやすいのです。が、もちろん専門のカウンセラーであれば十分にあなたの話を聞くことができるはずです。カウンセラーにも分野によって得て不得手はあるでしょうし、人間ですから合う合わないもあるでしょう。自分に合った人を選びたいものです。

ただ、カウンセラーは自分の考えをクライアントに押し付けたり、説教をしたり、すべてを否定したりはしないものです。もちろん何かを売りつけたり、営利目的のサークルなどを勧めたり宗教の勧誘や不当な金銭を請求したりはしない。このようなことがあってもなお、その人の話を聞き、すがることがあなたにとって心地よいものであれば仕方ありませんが、世の中には離婚に直面している人を対象にした商売もあることもまた事実です。

カウンセリングは1対1で行います。よく「夫婦2人でいっしょに」と頼む人がいますが、この場合カウンセリングではなく、喧嘩の仲裁になってしまいます。セックスレス問題などで2人一緒に行っている特定のカウンセリングのほかは、原則としてひとりずつ。しかも同じカウンセラーが夫婦2人に、例え時間が別々であっても、カウンセリングをすることもありません。自分の意見や希望を代弁してほしいのでしょう「夫(または妻)を連れてきます」と言う方が多いのですが、これでは調停になってしまいます。カウンセリングは良いとか悪いとかを決める場ではありません。あくまでも解決は自分自身でしなくてはならないのであって、カウンセラーはそのお手伝いをするだけです。裁判所ではないのですから、たとえ不倫していても、暴力があっても、お金を入れていなくても、それを責めて説教して裁判することはないのです。それが良くないことだと知っているから、でもそれをやってしまうのが人間だから、それが辛いから、人はカウンセラーを尋ねるのです。

現在のカウンセリング料は1時間5千円〜1万円が相場のようです。もちろん予約制。


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