| 礼文島の自然を楽しむ人のために レブンクル自然情報 NO.55 1999/9/1 レブンクル自然館 tel01638-6-1089 宮本 |
■草原には虫たちの演奏が聞かれます。 あの暑かった夏がお盆を過ぎてから涼しくなり、季節が一気に秋になった気がします。 草原の花々も最盛期を過ぎ、茶色くなり赤くなりして実を結んだものが目立ちます。背 を高くして白い花を無数に咲かせ、たくさんの虫を集めていたオオハナウドやエゾニュウ が雨風に叩かれてすっかり枯れ姿になってしまいました。そんな草原にも今を盛りと咲く 花々が見られます。また蝶や蜻蛉は最後の力を振り絞り、飛び回り子孫を残している様子 が見られます。また姿は見えなくても、草花の陰で色々な演奏を聞かせてくれる虫たちの 存在があるのです。草原の中にしばしたたずみ虫たちの演奏に耳を傾けてみたらいかがで しょうか?次の虫たちの演奏が聞き分けられますか? コエゾゼミ、エゾチッチゼミ、ハネナガキリギリス、イブキヒメギス、エゾツユムシ、 ヒメクサキリ、ヒナバッタ |
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鳥18 アマツバメ・雨燕 アマツバメ科アマツバメ類 L=20cm,W=43cm 夏の間、礼文島の西海岸の断崖で繁殖 していて、普通のツバメよりも大きく て、夏の間、島で見かけるツバメはほ とんどこの鳥。 |
■秋の渡りの季節です。渡り鳥の様子に注意しましょう。シロカモメ、ワシカモメ、 シノリガモが帰ってきます。 |
■これから見頃の花 |
今月の礼文の花 |
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| アキノノゲシ・黄 | コガネギク・黄 |
| アサギリソウ・白緑 | サラシナショウマ・白 |
| イブキジャコウソウ・桃 | シコタンヨモギ・黄緑 |
| イワヨモギ・黄緑 | シラネニンジン・白 |
| ウンラン・黄 | ススキ・紫 |
| エゾゴマナ・白 | チシマリンドウ・赤紫 |
| エゾシロネ・白 | ツルリンドウ |
| エゾトリカブト・青 | ナギナタコウジュ・桃 |
| エゾノコギリソウ・白 | ハチジョウナ・黄 |
| エゾノコンギク・紫 | ハナイカリ・黄緑 |
| エゾヤマハギ・赤紫 | ハンゴンソウ・黄 |
| エゾリンドウ・紫 | ヒロハウラジロヨモギ・白緑 |
| オオイタドリ・黄緑 | ホソバノツルリンドウ・薄紫 |
| オオヨモギ・黄緑 | ヤナギタンポポ・黄 |
| オオバセンキュウ・白 | ヤマハハコ・白 |
| オカヒジキ・黄 | ヤマニガナ・黄 |
| オトコヨモギ・黄緑 | ヨツバヒヨドリ・桃 |
| キタノコギリソウ・桃 | リシリブシ・青 |
| コウゾリナ・黄 | レブントウヒレン・赤紫 |
■8月の礼文島 前半は、天気が続き、気温も高く海峡祭の日は日中30℃近くまで気温が上がり、ビー ルの売り上げは近年最高を記録したようだ。祭りのあと気温は20℃前後まで下がり、 20日の大雨の後、22日に降った大雨は礼文島の土壌の浸透力を大きく上回り、各地に 土砂崩れ災害を及ぼした。民家周辺の土砂崩れだけではなく、礼文林道や桃岩展望台など でも一時通行不能になった。現在はほとんど復旧したが、27日、30日、31日と大雨 警報が出るような日が続きまだ不安な状態だ。 |
■夜のスライド上映会9月 1日、8日、16日、22日 場所:緑ヶ丘公園管理棟 問い合わせ:レブンクル ■「礼文島のキノコ観察会」 10月3日(日)10時〜15時 集合:緑ヶ丘公園管理棟 講師:佐藤清吉氏 問い合わせ:役場企画観光課 |
■レブンクル今年の絵葉書二種「花の島7」「サロベツの風」お土産屋さんで 好評発売中。 |
| ■森の中にいるようなトイレ 杣田美野里 宇遠内にバイオトイレができました。あんなトイレが家に欲しいと思うようなトイレで した。お盆が過ぎて人がめっきり少なくなった山路を宇遠内へたどりました。エゾオヤマ ノリンドウが青紫の花を重そうに流れの淵にゆらしています。チシマリンドウも赤紫の小 さな花をつけて、クリーム色のハナイカリ、ピンクのイブキジャコウソウと共に道の両脇 に初秋の色をさしていました。 宇遠内の浜に着くと新しいトイレは売店の隣にありました。ログハウス風の建物です。 うわさの通りにまったく匂いません。今年の夏の暑さで我が家のトイレは不快の極み、ト イレに行きたくない気分でした。バイオトイレは排泄物をおがくずと混ぜて微生物で分解 するものです。電気で時々ゆっくりローラーを回転させて酸素を送り、微生物の活動を助 けて効率よく分解するのだそうです。できた堆肥は肥料として利用できます。水を使わず 、汚水も出ず、人間の排泄物を自然に返すという良い点はたくさんあります。でも私は何 よりその使用感が気に入りました。他のトイレにはない安堵感があるのです。それは「森 の中にたたずむ感じ」と言ったらいいでしょうか。ログハウスとオガ屑と微生物が作り出 す、しっとりとした空気なのです。このバイオトイレで寒冷地の冬も閉まらない公衆トイ |
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レができないでしょうか。水洗トイレは凍るのでほ とんどの公衆トイレは半年間閉鎖され、結構困った 経験を持つ人は多いのではないでしょうか。そして このトイレは自動車の通わない自然豊かな宇遠内だ からこそ、より素敵に感じるのかもしれません。ひ と汗かいて 峠を越えて体験してみて下さい。峠路 を飾る秋の花たちと同じ様にさわやかです。 |
■利尻山にいつまでも快適に登り続けるために 宮本誠一郎 7月28日曇、何日も雨が続き「今日こそは晴れてくれ」と沓形コースから三眺山まで 登り強風のため、ここで引き返しました。途中見晴し台の避難小屋付近には排泄後のティ ッシュが見られました。 8月13日曇、山頂を眺めながら沓形コースを登りました三眺山付近から霧が出てきて 下界は見えませんでしたが、道筋にはミソガワソウ、ウラジロタデ、オニシモツケなどの 群落が広がり、山頂付近の花畑ではリシリトウウチソウ、ヤマハハコ、ハイオトギリなど が満開でした。残念なことには花畑にはいく筋もの踏み跡が目立ち、岩陰にもティッシュ が見られました。 8月15日晴れ、7歳の娘を連れて鴛泊コースを登りました。昨年沓形コースを三眺山 まで登った娘は足が痛いと言いながらも登り6時間半、下り5時間半かけて踏破しました 。天気が良かったせいもありますが、6合目、7合目の看板付近は汚物の匂いで不快感が ありました。私は登山中に排泄しないことが癖になっていますが、無理な場合もあります 。ですから登山者は携帯用のトイレの利用を心がけるべきでしょう。この日は娘にも使わ せてみました。娘はうまく使いこなせないようで、出なくなったり、袋の外にこぼれてし まったりしました。でもこれは検尿の時と同じで慣れれば使いこなせるものと思いました 。8月28日曇、鴛泊コースの夜間登頂を試みました。満月の下はライトを付けなくとも 歩ける程でしたが、七合目から上は雲の中になり、ときおり雨も降りました。満天の星空 と御来光を期待したのですが、朝4時の山頂はねれた体にはとても寒く、1時間程休憩し て下山しました。途中、長官山の避難小屋には4名程の宿泊者がいましたが、宿泊すれば 排泄は必ずします。ゴミだけではなく汚物も持ち帰ることが、これからの登山者には必要 なことだと考えます。下山してから晴れてきて山頂が見えました。露天風呂から青空に立 つ利尻山を眺めながら、今年は晴天には恵まれませんでしたが、この利尻山にいつまでも 快適に登りつづけたいと願いました。 |
各地の山で環境が問題化しています。自分たちの登る山を登る人が気遣う時代と思います。
■レブンクル自然情報は「ブック愛ランド礼文」に置いてあります。 ・・・レブンクル自然館 рO1638−6−1089 宮本誠一郎 |
■自然情報コーナー(BOOK愛ランド礼文)にあります。 花ガイド・旅ガイド・自然関連の本がたくさんあります。 レブンクル自然情報を始め道内外の自然情報を閲覧できます。 ・レブンクル自然情報・利尻島自然情報・リシリイ利尻町立博物館だより・サロベツファンクラブ・礼文風土記 ・クッチャロ湖通信・温根内通信・北海道ウォチングガイド・・・・・・・など |
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